
伊藤裕介(38歳・鳥取県出身)
2013年、日本海テレビに入社。10年近く報道記者として鳥取・島根を取材。26年4月に制作部に異動。現在は情報番組「スパイス!!」でディレクターを担当。全国放送のバラエティ番組でディレクターを務めるのは「ガラパゴスグルメ」が初めて。
全国各地の離島に残る独自の食文化を追う『ガラパゴスグルメ』。
今回、隠岐ロケを担当したのは、報道記者として数々の現場を取材してきた伊藤ディレクターだ。
実は、お笑い芸人とのロケも、全国放送のバラエティ番組のディレクターも今回が初めて。緊張の連続だったという隠岐ロケの舞台裏を聞いた。
「ワクワクより緊張が勝っていたかもしれません」
―全国放送のディレクター、そして芸人さんとのロケも初挑戦だったそうですね。
伊藤:そうなんです。お笑い芸人さんと仕事をするのも初めてだったので、めちゃくちゃ緊張しました。もちろんワクワクもありましたけど、それ以上に緊張していましたね。でも実際にロケが始まると、井戸田さんが本当にすごくて。台本をしっかり読んでくださっていて、こちらが想定していた通り、いやそれ以上に動いてくださるんです。島の人とも積極的に話してくださって、本当に助けられました。

「あんた報道記者でしょう?」
― 伊藤さんといえば、今年3月まで報道記者でしたね
伊藤:事前に井戸田さんへ「報道出身で、バラエティは初めてなんです」とお話ししていたんです。ロケ中に知らないことが出てきて、「すみません、調べ切れてなくて……」と言ったら、「えっ、あんた報道記者でしょう?」って(笑)。ちょくちょく“報道いじり”をしてくださったんですけど、今思うと現場の空気を和ませようとしてくださっていたんだと思います。
― かなり緊張していた?
伊藤:してましたね(笑)。実はロケ前日と当日、2日続けてシャツを前後逆に着ていたんですよ。それくらいガチガチでした。
何度も訪れた隠岐で見つけた新しい魅力
― 報道記者時代から隠岐には何度も通われていますよね。
伊藤:これまで取材していたのは社会問題やニュースが中心でした。だから島の人の面白さとか、人柄の魅力を引き出すような取材はやったことがなかったんです。今回はこれまで見えてこなかった隠岐の魅力にたくさん出会えました。島の人たちって本当にフランクなんですよ。井戸田さんにもどんどん話しかけていましたし、井戸田さんもどんどん入っていく(笑)。その空気感がすごく良かったですね。
― 隠岐ロケで印象に残っていることは?
伊藤:井戸田さんの知名度ですね。本当にみなさん「ハンバーグ!」って声をかけるんです(笑)。これだけ浸透しているんだと驚きました。しかも、隠岐の人たちと井戸田さんの相性がすごく良くて。牧場の方からは「牛に向かって叫んでよ」と言われたり、旅館のご主人とは途中から「潤ちゃん」「ひろちゃん」って呼び合ったりして。放送ではカットになりましたけど(笑)。

奇跡の「プラム事件」
― 視聴者に注目してほしいシーンは?
伊藤:間違いなく「プラム事件」です。井戸田さんが声をかけた女性に案内されて市場へ行くんですけど、店員さんが商品の説明をしている裏で、その女性がある行動を取るんです。井戸田さんも見逃さずにツッコむんですけど、それが本当に面白くて。偶然が重なった、まさにロケの醍醐味みたいなシーンですね。
「隠岐にハンバーグはない」から始まった奇跡

― 伊藤さんが一番“ガラパゴス”だと思ったグルメは?
伊藤:番組に登場する、とある豪華な海苔巻きですね。島の人にとっては当たり前すぎて、リサーチしても逆に情報が出てこなかったんです。僕も隠岐に何度も行っていますが、見たことも聞いたこともありませんでした。
―ハンバーグ師匠ならではのエピソードもあったとか?
伊藤:せっかくだから隠岐のハンバーグを探したんですよ。でも、どれだけ調べても見つからない(笑)。ところが牧場へ行ったら、「実は今、ハンバーグを開発中なんです」って。「えっ!? そんなことある?」と思いました。まさに今この瞬間、新しいガラパゴスグルメが生まれようとしている現場に出会えたんですよ。あれは奇跡でしたね。
―最後に視聴者へメッセージをお願いします。
伊藤:まずは番組に出てくるハンバーグを食べてほしいですね。牛突きを見て、海産物を味わって、海を眺める。ガイドブックにはあまり載っていないような、ちょっとニッチな隠岐の楽しみ方を紹介できたと思っています。番組を参考に、ぜひ実際に隠岐を訪れてほしいです。

番組情報
日本海テレビ制作「離島で独自の進化を遂げた ガラパゴスグルメ」
8月15日(土)13:30~14:25 日本テレビ系28局で放送
*放送後、Tverでも配信予定。
























