こんにちは。インテリアコーディネーターのアダチツヨシです。
いよいよ本格的な夏がやってきましたね。連日の暑さに「せめて家の中だけでも涼しく快適に過ごしたい…」と感じている方も多いのではないでしょうか。

エアコンで室温を下げるのはもちろん必要ですが、インテリアの工夫で「視覚」や「気配」から涼を取り入れるのも、この季節ならではの暮らしの楽しみ方です。
そこで今回は、「昼のガラス」と「夜のランプ」を使って、お家で今日からすぐ試せる、夏を涼やかに楽しむちょっとした模様替えのヒントをお届けします。

1. 昼のひととき:光を透かす「ガラス」で軽やかさと透明感を
夏の日差しは時に強く感じられますが、それを逆手にとって「光の美しさ」に変えてくれるのがガラス素材です。インテリアに透明感を取り入れることで、空間に「軽やかさ」と「涼」が生まれます。
フラワーベースや器を「ガラス」に模様替え
陶器のフラワーベースをガラス製に変えるだけで、窓辺やテーブルの上が一気にみずみずしい印象になります。中に生ける植物も、色鮮やかな花だけでなく、ドウダンツツジなどの「枝もの」や、1輪のグリーンを選ぶと、水際の清涼感が引き立ちます。

窓辺に吊るす・置くガラスのアート
気泡の入ったガラス瓶や光を複雑に反射するカットガラスなどを、窓辺に置いたり、吊るしたりしてみてください。外からの強い日差しがキラキラとした繊細な反射光に変わり、お部屋の中に目に見える「涼」を届けてくれます。

2. 夜のひととき:あかりを落とし、「ランプの陰影」で涼を呼ぶ
日が落ちてからの時間は、昼間とは一転して「お部屋のあかり」を主役にします。夏の夜を涼しく過ごす秘訣は、「部屋全体を明るくしすぎないこと」です。
メインの照明を消して、間接照明やランプのあかりへ
天井の大きな照明(シーリングライトなど)を消して、テーブルランプやフロアライト、キャンドルなどの低い位置のあかりだけで過ごしてみましょう。部屋の中に適度な「影(暗がり)」ができることで、不思議と体感温度が下がったような、静かで落ち着いた涼しさを感じることができます。

夏におすすめの「電球色」とガラスシェード
「夏に暖色系のあかりは暑苦しいのでは?」と思われるかもしれませんが、少し暗めに調光された温かみのある光は、夏の疲れをそっと癒してくれます。ここでもガラスシェードのランプなどを選ぶと、壁に映る光や影がゆらゆらと優しく広がって、眺めているだけでどこかホッとする、心地よい空間になりますよ。

3. 【さらに贅沢な楽しみ方】夕暮れのひととき:少しずつあかりをバトンタッチしていく時間
昼のガラスと夜のランプ。この2つの楽しみ方に慣れてきたら、ぜひ試していただきたい「一番贅沢な時間」があります。それが、外が暗くなり始める夕暮れ時です。
夕方、帰宅したときに部屋の電気を一気につけるのではなく、少しずつランプのあかりをポッと灯していく。だんだんと薄暗くなっていく自然のグラデーションに合わせるように、お部屋のあかりをバトンタッチしていくのです。

昼間の爽やかな自然光(白色)の「ON」の状態から、夜の柔らかいあかり(暖色)の「OFF」の状態へ。あえて時間をかけてあかりを移ろわせていくことで、日中の暑さでなんとなくシャキッとしなかった心と体が、心地よくリフレッシュされていきます。
日が長い今の時期だからこそ味わえる、とっておきの時間の過ごし方です。

4. 「引き算」を意識して、お部屋にすっきりした余白を
ガラスやランプを飾る際は、あれもこれもと並べずに、まわりのスペースを少しあけて「余白」を作ってあげるのがコツです。
モノを少し減らしてすっきりさせるだけで、目に見えない“風の通り道”ができたような、視覚的な涼しさが生まれます。

お気に入りのガラスに反射する昼の光と、静かに更けていく夜を彩るランプの灯火。
ほんの少しインテリアの視点を変えるだけで、暑い夏の日々も、心地よく愛おしい時間に変わっていきます。ぜひ皆さんの暮らしにも、「光と影の涼」を取り入れてみてください。

日常の暮らしに関するインテリアのお悩み事など、些細なことでもインテリアコーディネーターへお気軽にご相談を。
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