世界各国で腕を磨いた料理人が営む、予約困難な創作料理店!食材の栽培から魚の養殖まで自ら手がけるこだわりぶり|鳥取県三朝町

こんにちは!りんです♪
今回は、鳥取県三朝町の温泉街で見つけた、お食事処をご紹介します!

なんとこちらのお店、料理に使う野菜やキノコを育てたり、魚を養殖したり、さらにはジビエの捕獲まで店主自ら行っているんです!

食材へのこだわりが想像以上で、お話を聞けば聞くほど驚きの連続。
月の半分ほどしか営業しておらず、なかなか予約が取れないというお店で、豪華なランチをいただいてきました♪

目次

三朝温泉街にある
創作料理店「味賞 三朝屋」

訪れたのは、三朝温泉街にある「味賞 三朝屋(あじしょう みささや)」。
2016年にオープンした、地元食材を生かした創作料理が楽しめるお店です。

カウンター席と座敷があり、アットホームな空間。

お店を営むのは、料理人の玉川泰之(たまがわひろゆき)さん。
実は玉川さん、東京を中心に日本で約8年、世界各国で約15年間、料理の腕を磨いてきたというすごい経歴の持ち主なんです!

そんな玉川さんが、三朝の食材を使って作るお料理とは……?

さっそくご紹介します!

予約限定!
地物お任せ膳 5,500円(税込)

今回は事前予約限定の地物お任せ膳を予約しました。
お刺身にお肉、焼き魚、煮物、茶碗蒸しなど、色とりどりのお料理がずらり!
来店される方の多くがこちらのメニューを予約されるんだそう。
(そのほかのランチメニューは2,750円~で、お造りがついていなかったりと少しボリュームが減ります)

しかも、料理に使われている食材の多くは、玉川さんが自ら育てたり、採ったりしたものなんだとか。
一品ずつにどんなこだわりが隠されているのか、お話を聞きながらいただきました!

新鮮なお造りに、初めて食べるミョウガの花も!

どれも鳥取で獲れたお魚です

この日のお造りは、ヒラメ、キンメダイ、アジの3種類。
淡泊ながら上品なうま味が楽しめるヒラメに、脂の甘みが魅力のキンメダイ、しっかりとした魚のうま味を感じられるアジ。

それぞれ違った味わいを楽しめるのがうれしいですね♪

さらに、添えられていたのは、この日摘んできたばかりという「ミョウガの花」!
ミョウガの花を食べるのは初めてだったのですが、口に入れると、ミョウガの柔らかな香りがふわっと広がります。
普段食べているミョウガよりも香りが優しく、なんとも上品な味わいでした♪

アカヒラの漬け焼きに、大山鶏のももステーキ!

魚料理には、アカヒラの漬け焼き。
じっくり漬け込まれた魚は、香ばしい焼き目と、身に染み込んだ味付けが食欲をそそります。

そして、お肉料理には鳥取県のブランド鶏「大山鶏」のももステーキ。

こんがり焼かれた表面と、ジューシーなもも肉の組み合わせがたまりません♪
噛むたびにお肉のうま味がじゅわっと広がる、食べ応えのある一品です。

お魚もお肉も両方楽しめるなんて、なんとも贅沢ですよね!

自家製ドレッシングが絶品!地元野菜のお料理も

季節によって使用される果物は変わるそうです。

サラダに使われていたのは、三朝産のリンゴを使った自家製ドレッシング。

リンゴならではのフルーティーな甘みと、ほどよい酸味が野菜のおいしさを引き立てます。
さっぱりとしていて、いくらでも野菜が食べられそう!

実はこちらのドレッシング、お客さんから「売ってほしい!」と言われることもあるほど人気なんだとか。
その気持ちもわかる気がします♪

さらに、畑で採れたオクラと、鳥取県特産の長芋「ねばりっこ」を合わせたとろろも。
オクラとねばりっこのネバネバ食感が楽しく、つるっと食べられる一品です。

秋ナスの味噌煮込みは、やわらかなナスに味噌のコクが合わさった、ほっとするような味わい。
じんわり染み込んだ味付けに、思わずご飯が欲しくなります。

そして、キュウリや小さな大根のお漬物に、3か月かけて漬け込んだラッキョウまで!

一つひとつのお料理に手間暇がかけられていて、少しずついろいろな味を楽しめるのがうれしいです♪


実は、煮物の原木シイタケも、玉川さんが自ら育てたんだそう!
原木栽培ならではの肉厚な食感と、噛むほどに広がるシイタケのうま味が魅力です。

栽培されているシイタケ

ちなみに、原木に菌を植え付ける「植菌」から、収穫できるようになるまで約2年もかかるそう!
一皿の料理が完成するまでに、そんな長い時間がかかっているなんて。

普段何気なく食べているキノコも、なんだか特別に感じられます。

茶碗蒸しにも驚きのこだわり

茶碗蒸しにはムカゴやツルムラサキなど、ちょっと珍しい食材が!
ムカゴのほくっとした食感と、ツルムラサキの独特な風味がアクセントになっています。

さらに驚いたのが、茶碗蒸しに使われている卵。
なんと、玉川さんが自ら飼育している鶏の、平飼いの有精卵を使っているそう!

以前は野生の鹿も飼っていたそう…!

玉川さんが飼育しているのは、鶏5羽、アヒル8羽、ウズラ10羽。
現在は自宅の前で飼育しているそうですが、取材時には新しい鶏舎も建設中とのこと。

料理を作るだけでなく、鶏たちの住まいまで自分で作ってしまうなんて!
食材づくりへの情熱がすごすぎます。

ちなみに、ウズラの卵は卵かけごはんにしていただきました!

食材の一つひとつにエピソードがあり、お話を聞くたびに驚きの連続。
玉川さんの食材への愛情がとても伝わってきました。

※料理の内容は季節や食材の仕入れ状況によって変わります。

世界各国で料理の腕を磨いた店主。その経歴がすごい!

一品一品に工夫が詰まった、三朝屋のお料理。
実は、こうしたジャンルにとらわれない料理が生まれる背景には、店主・玉川さんのユニークな経歴があるんです。

東京出身の玉川さんは、料理人を志して調理学校に通い、東京を中心に約8年経験を積んだ後、25才ごろから海外へ。
約15年間にわたってヨーロッパやアジアなど、さまざまな国で料理の腕を磨いてきました。
マレーシアのホテルでは和食部門の副料理長を務め、インド洋に浮かぶ島国・モーリシャスではホテルの料理長も経験。

店内には、玉川さんが修業で訪れた国にシールを貼った世界地図が飾られています。
そのシールの数にびっくり!

そんな玉川さんが大切にしているのが、「料理に国境はない」という考え方。
和食や洋食といったジャンルにとらわれず、世界各国で学んだ技術やアイデアを自由に組み合わせているそう。

例えば、盛り付けはフレンチ風に、味付けには和食の技法を取り入れるなど、料理のスタイルもさまざま。
先ほどいただいた、彩り豊かでバラエティーに富んだランチにも、世界で培った経験が生かされているんですね!

そして、そんな玉川さんが料理と同じくらい力を注いでいるのが、食材を自分の手で育てること。

そのこだわりは、想像以上でした……!

三徳山の御神水で育てる「幻の魚」も!

さらに驚いたのが、魚の養殖まで手がけていること。
三徳山の御神水を使い、自ら養殖しているというのが「神倉サーモン」。

三朝屋だけで扱っているという、まさに幻の魚です。

以前、友人と訪れた際にいただいたお料理にも、神倉サーモンが使われていました。
写真左上の焼き魚が、その神倉サーモンです。

脂がしっかりとのっていながら、身はしっとりやわらか。
とってもおいしくて、今でも印象に残っています!

魚を仕入れるだけでなく、育てるための水や環境にまでこだわっているとは、本当に驚きです。
取材時には、新たな養殖用の水槽づくりも進めているとのことでした!

ジビエ料理も!捕獲から解体、調理まで自ら行う

三朝の自然の恵みを生かしたジビエ料理も楽しめます。
しかも玉川さんは、野生動物の捕獲から解体、調理まで自ら行っているそう!

取材では、大きな鹿の毛皮も見せていただきました。
「これを着て森に入って捕獲してみたい」と楽しそうに話す玉川さん。

また、三朝で自ら捕まえたスッポンや鮎も料理に使うことがあるそうです。
野菜、キノコ、卵、魚、ジビエ、スッポンまで。

一体どこまで自分でやってしまうのでしょうか……!

東京出身の店主が、三朝町に移住した理由とは?

世界各国で料理の経験を積んできた玉川さん。
なぜ三朝町でお店を開くことになったのでしょうか?
そのきっかけを伺うと、少し不思議なエピソードを教えてくださいました。

カルガモの羽でつくったほうきと
猪の肩甲骨のしゃもじ

海外で交通事故に遭い、その後、呼吸に違和感を抱えていたという玉川さん。
東京にいたころの恩師に相談したところ、「鳥取がいいんじゃないか」と勧められたそうです。
特に明確な理由があったわけではなかったそうですが、実際に鳥取へ足を運ぶことに。
移住先を探して、なんと100件近くの空き家を見て回ったといいます。

そんななか、三朝町に入った瞬間、呼吸が楽になったように感じたそう。

「ここだ!」

そう思い、三朝への移住を決めたのだとか。
そして2016年、三朝温泉街に「味賞 三朝屋」をオープンしました。

月の半分はお休み。でも、休んでいるわけではない!?

「味賞 三朝屋」は、月の半分ほどがお休み。
そのため、なかなか予約が取れないお店としても知られています。

でも、お休みの日は何をしているのでしょうか?
お話を聞いてみると、鶏舎を建てたり、養殖用の水槽を作ったり、野菜やキノコを育てたり……。

食材づくりや設備の整備など、やることが山積み!
いわゆる、ゆっくり休むための休日はほとんどないそうです。

さらに、見せていただいたのが玉川さんの「TO DOリスト」。

日ごと、週ごと、月ごとにやることが細かく整理されていて、紙には予定がびっしり!
あまりの量に驚いてしまいました。

そんな玉川さんのお話の中で、特に印象に残った言葉があります。

「慌ただしいと、いい作品(料理)は作れない」

だからこそ、むやみに予約を受けることはせず、一人ひとりのお客さんをしっかりおもてなしできるようにしているのだそう。

料理を「作品」と表現されていたのも、とても印象的でした。

食材を育てるところから、調理、そしてお客さんに届けるところまで。
すべての工程に納得して向き合いたいという思いが伝わってきます。

三朝でしか味わえない、特別な食体験を♪

世界各国で磨いた料理の技術と、三朝の豊かな自然の恵み。
その両方が詰まった「味賞 三朝屋」の料理。
三朝温泉を訪れた際には、ぜひ味わってほしいお店です!

営業日は限られているため、事前予約をお忘れなく♪

お店の基本情報

味賞 三朝屋(あじしょう みささや)
住所:鳥取県東伯郡三朝町三朝924
電話番号:0858-43-0179
営業時間:ランチ12:00~14:00
定休日:不定休
営業日はこちらからご確認いただけます。
駐車場:なし
近くに有料パーキングあり(三朝温泉多目的駐車場)
※ディナーは完全予約制で、7~10日前までに予約が必要です。
ランチは、予約が入っている場合は営業。
そのため、お昼も夜も基本的には予約してからの来店がおすすめです!

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この記事を書いた人

鳥取市出身。na-naのライター兼SNS担当です!
地元大好き!
山陰の素敵なところをたくさんの人にお伝えできるようにがんばります!!


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