【夏の企画展】『マンガを拓く 谷口ジロー』が鳥取県立美術館で開催|鳥取県倉吉市 

目次

世界が認めた”鳥取出身の漫画家”の魅力を体感。今だからこそ訪れたい特別展

現在、鳥取県立美術館では夏の企画展「マンガを拓く 谷口ジロー」が開催されています。

鳥取で生まれ育ち、緻密な描線やストーリーテリングで世界中の読者を魅了してきた谷口ジロー。
静かな情景や何気ない日常を描きながら、日本のマンガ表現の幅を広げた存在として、今も国内外で語り継がれています。

デビューから約50年にわたる創作の歩みを、貴重な原画や資料とともに振り返るこの企画展。
漫画好きはもちろん、「普段あまり漫画展には行かない」という人にもぜひ足を運んでほしい内容でした!
その一部をご紹介します♪

圧巻!約50年にわたる名シーンが巨大壁面


膨大な作品群から象徴的なシーンを厳選し、巨大壁面に!!
約50年の壮大な軌跡を一望し、開拓者としての情熱に触れることができます。

目の前にして感じるのが、圧倒的画力・・・!
漫画展というと、作品紹介や名シーンの展示をイメージする人も多いかもしれません。
しかし本展の魅力は、原画そのものの美しさ
細かなペンの線やスクリーントーン、修正の跡まで間近で見ることができ、「この一枚を描くためにどれだけの時間がかかったのだろう」と思わず見入ってしまいます。
印刷された単行本では気づけない作家の息遣いを感じられるのは、原画展ならではです。

『孤独のグルメ』だけじゃない!谷口ジロー作品の幅広さ

「谷口ジロー」と聞いて真っ先に『孤独のグルメ』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
展示を見終えた頃には、そのイメージはきっと変わっているはずです。

山岳もの、歴史、動物、家族、そして人生。作品ごとに異なる表情を圧倒的画力で描いています。

「孤独のグルメ」の飲食シーンの独特のテンポ感、リアリティ、臨場感は唯一無二です。
読んでいると思わず喉が「ゴクリ」と鳴ってしまいそうになり

エベレスト初登頂の記録の謎に迫る登山家とカメラマンを描く「神々の山嶺」では、臨場感あふれる山岳描写で読者を魅了しています。スケールの大きい山に対峙する人間の緊張感が伝わってきます・・・!

鳥取県倉吉市が舞台となっている「遥かな町へ」は、48歳の主人公が故郷で14歳の中学生時代にタイムスリップし、家族や自身の人生と向き合うヒューマンドラマ。
登場人物の内面が伝わる、表情の描き分けに思わず唸ります。
谷口ジローのテーマの幅広さを体感し、あなたの推し作品、推しの一コマをぜひ見つけてみて下さい。


一枚の原画から漂う「空気感」・圧倒的緻密さで物語る背景

原画の前に立つと、まず目を奪われるのは一本一本の線。
手書きであることが信じられないほど、精巧で緻密な作画。木々のざわめきや動物の息遣いが聞こえてくるようです。

ページ全体を埋め尽くすような細密な描写!
原画で見るそれらは、単行本で読む印象とは全く異なります。紙の上に残されたペンの勢いまで伝わってくるかのよう!「漫画を読む」のではなく「絵を見る」感覚に近い時間を味わえます。

鳥取の原風景が生んだ漫画家

谷口ジローが描く作品には、都会だけではない日本の原風景や、人と人との距離感が数多く描かれています。

鳥取駅前の商店街や久松山、仁風閣など、鳥取市民には見覚えのある景色が描かれた原画も。

県外から訪れる人には「鳥取を知るきっかけ」に、県内の人には「地元の魅力を再発見するきっかけ」になる企画展になると思います。

「観る」から「読む」へ


エピローグには読書コーナーもあるんです!
展示で心に残った原画をきっかけに、気になった谷口ジローの作品とゆっくり向き合う、贅沢な時間を過ごすことができます。

いかがでしたか?
漫画を読む人も、普段あまり漫画に触れない人も、一人の漫画家の歩みと共に日本漫画の表現の可能性を改めて感じられる展覧会です。
世界に愛された漫画家が生まれた土地で、その作品世界に触れる。
そんな特別な体験ができるこの夏、ぜひ鳥取県立美術館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

企画展〖マンガを拓く 谷口ジロー〗

会期:2026年7月11日(土)~8月30日(日)

会場:3F 企画展示室

開館時間:9:00 ~ 17:00(入館は閉館30分前まで)
※8月8日(土)、9日(日)、22日(土)は20時まで開館

休館日:月曜日(7月20日、8月10日は開館)、7月21日(火)

観覧料(団体・前売)

一般 1,500円(1,200円)
学生 950円(750円)
高校生 500円(400円)
小中学生 300円(240円)
※未就学児、障がいのある方・難病患者の方・要介護者等及びその介護者は無料
※企画展チケットで当日コレクション展もあわせてご覧いただけます

〖ギャラリートークも開催!〗
企画担当者が本展の見どころをお伝えします。

2026年7月11日(土)、25日(土)、
8月1日(土)、15日(土)、29日(土) 
各日14時〜(30分程度)

会場:3F 企画展示室内(事前申込不要、要観覧券)

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