島根の宝、世界に誇る名石「来待石」の博物館。石の柔らかさを感じる彫刻体験も!|島根県松江市

島根県松江市にある「モニュメント・ミュージアム 来待ストーン」
島根県が世界に誇る名石・来待石(きまちいし)について学んだり体験したりできる施設です。

目次

来待石の博物館「来待ストーン」

到着すると、巨大な絶壁がお出迎えしてくれました。
来待石のトンネルを歩いた先にあるのが来待ストーン来待石の石切り場跡に作られた博物館です!

ここは、まさに人々が仕事をしていた石切り場。
よく見ると、石には手掘りする際に入った斜めの筋が大量に刻まれており、その仕事の苦労を体感するような感覚になります。

どんな展示があるの?

博物館には、来待石に関するあらゆる情報が集まっています。
入館してまず目に入るのが、来待石で作られた石室
古墳の石室や石棺にも使われていたとのことで、人々の暮らしとの長いかかわりがわかります。

来待石は凝灰岩質の砂岩(砂に火山灰が混ざって固まった岩)で、宍道湖南岸に分布し、山陰の様々な場所で使われてきました。
加工しやすい性質から、江戸時代後期には全国的に使用されるようになったとのこと。
そんな知られざる特産品について、わかりやすく学ぶことができます!

灯籠を作る過程をオブジェにした展示もあり、いまいち想像しがたい石の加工について視覚的に理解できる丁寧な構成となっています。

来待石工房で彫刻体験!

「来待石の彫刻体験」 予約不要 ※10名以上は要予約
料金(ミュージアム入館料込み):一般 2,300円 小中学生 1,480円
所要時間:約1時間半
体験受付:9:00~12:00/13:00~16:00

ミュージアム敷地内には工房があり、ここでは来待石の彫刻を制作できます。
彫る模様を決めて、ノミや槌を使い、2時間ほどで出来上がりです。

来待石が加工しやすい性質だからこその体験であり、その性質をこの手で体感できる時間でした!

普段あまり意識することがない石という素材。
しかし、私たちの文化は、確かにその自然の恵みとかかわってきたのです。
石に目を向けてみることで、新たな世界が広がるかもしれません。

施設情報

「モニュメント・ミュージアム 来待ストーン」
住所:松江市宍道町東来待1574-1
電話番号:0852-66-9050
営業時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
定休日:火曜日(祝日の場合は営業、よく平日休館)および年末年始

あわせて読みたい記事

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

日本海テレビの土曜朝の情報番組「スパイス!!」
山陰のグルメ・おでかけ・耳より情報をお届け!
紹介したお店をna-naに掲載しています。
【毎週土曜あさ9時25分~10時30分放送】

目次