移住して身近になった「温泉」の存在。世代を越えてくつろげる、居心地の良さ抜群の温泉施設【鳥取田舎暮らし】

こんにちは。大山に一目惚れして大阪から鳥取に移住したMAIです。

まだまだ朝晩の冷え込みが激しい季節。
鳥取で暮らし始めて7回目の冬になりますが、お天気の良い日に見る大山の雪景色には、何年経っても惚れ惚れします。

奥に見えるのが雪化粧した大山

でも、古いお家に住んでいる我が家は、冬になると床冷えや隙間風とも毎年のお付き合いで、いろいろと試行錯誤を積み重ねながら暮らす季節でもあります。断熱とは程遠く、お風呂場はキンキン、プロパンガスはガス代も高いので冬は少し頭を抱えることも。

そんな我が家の冬に欠かせないのが「温泉」
鳥取で暮らし始めてからとても身近になり、今では通年を通してなくてはならない存在になりました。今回は、我が家がよく利用する温泉施設のひとつ、南部町法勝寺のJOCA南部が運営する施設「法勝寺温泉」の魅力をご紹介します。

目次

鳥取暮らしで身近になった温泉の存在

寒い冬に温かい温泉に入るとポカポカして気持ち良いですよね。温泉大国日本には、すべての都道府県に温泉があるというのをご存知でしたか?その数は3,000箇所以上とも言われているそうです。
(参考:日本温泉総合研究所 )

大阪に住んでいた頃は「温泉=旅行」で、銭湯は家の近くにあっても温泉は身近な存在ではなく、特別な場所でした。でも、鳥取で暮らし始めてからというもの温泉はすっかり暮らしの一部になったんです

私が住んでいる鳥取の西部には山陰地方では有名な「皆生温泉」、島根の方には「玉造温泉」など、よく知られている温泉地ももちろんあるのですが、我が家から車で30分以内に行ける温泉が結構たくさんあるんです。

日帰り温泉だと入浴料のみで利用できるので、鳥取で暮らし始めてからは車に温泉セットは必需品。月に2〜3回くらいは、休みの日に出先から温泉に寄って帰ってくることもあります。

子連れ世帯には嬉しい法勝寺温泉の魅力!「家族風呂」と「お食事処」

そんな我が家が週末に頻繁に利用する温泉のひとつを今回は紹介します。
鳥取県南部町に2022年6月にオープンした「法勝寺温泉」。利用頻度高めな理由は「家族風呂」と「食事処」があること。

温泉施設

子連れにはとても助かる家族風呂の利用はたっぷり60分。完全予約制なので事前に連絡が必要ですが、現在は、家族風呂料金の設定はなく、一般浴場に入る料金と同額設定になっているのがありがたいポイントです。
(※料金設定は今後、変更になる可能性があります。)

家族風呂の中の様子

広々とした脱衣所と露天風呂付きのお風呂も魅力的!家族風呂の風呂釜は檜でできていて、優しい木の香と少しとろみのある温泉のお湯がとても気持ち良いですよ。

山の湯 内風呂

一般浴場にも男湯・女湯ともに露天風呂があります。一般浴場は、山の湯(岩風呂)と桜の湯(御影石のお風呂)がありこちらのの雰囲気もまた素敵なんです。

併設の食事処「やぶ勝」

くつろぎスペースのおもちゃや漫画

お風呂上がりには、のんびりと過ごせる憩いのスペースも充実しています。併設の食事処「やぶ勝」の店内には、漫画やおもちゃが所狭しと並び、飲食や温泉を利用しなくても誰でも気軽に集える場所として開かれているそうです。

我が家の子どもたちは、温泉前か後におもちゃで遊ぶのがお決まり。子どもたちが遊べるスペースがあるのはとても助かっています。

ブータンで栽培された蕎麦の実を使った蕎麦

こちらは、「やぶ勝」で提供されている、ブータンで栽培された蕎麦の実を使ったお蕎麦。

やぶ勝の豊富なメニュー

他にも、秘伝のレシピで作られた「かえし」というタレにこだわった天丼など豊富なメニューがあります。クラフトビールや日本酒も提供しているので、「お風呂上がりに一杯!」もできますよ。

世代や環境を越えて集える「ごちゃまぜ」がコンセプト

行くと大体長居してしまう居心地の良さが魅力の「法勝寺温泉」。その秘訣はコンセプトにあるのではないかと思います。

JOCA南部が運営するこの施設は「ごちゃまぜ」と言って、年齢や国籍の違い、障がいのあるなしに関わらず、誰もが自然に関わり合える場所を目指しているそうです。
日中に伺うと、障がいのある方が施設内で過ごしていたり、隣のグループホームの入居者の方がお風呂に入ったりしています。

法勝寺温泉別館(子ども第三の居場所)の店内の様子

放課後に子どもが来ることもあるそうで、2024年4月にはナンやケバブ、カレーが食べられる食事処やゲストハウスを併設した「法勝寺温泉別館(子ども第三の居場所)」が法勝寺温泉隣接地に新しくオープンしました。

こうした、多様な人が集いやすい場所として開かれている施設だからこそ、幅広い世代のニーズや居心地の良さを持ち、地域に根差す工夫やサービスがされているんですね。

レジ横のお惣菜コーナー

レジの横には、その日のお惣菜が販売されていることも多く、ご飯の一品にも助かります。お隣の大豆加工室で作られた手作りのお豆腐や厚揚げも販売されていたり、地元の方の野菜も販売されていたりして、ちょっとしたスーパー代わりになることも。

駄菓子コーナーで、温泉ついでに駄菓子を選ぶ子どもたちの姿は、なんだか懐かしい光景です。

露天風呂書の壁に書かれた昔の法勝寺高校の校歌

昔、法勝寺高校があった場所に建てられたという経緯から、温泉の壁には当時の校歌が書かれていて、地域を想う気持ちも感じとれます。

温泉に入るだけでなく、子どもも大人も、障がいや疾病のあるなしに関わらず誰もが居心地の良さを感じられ、くつろげる空間ってあるようでなかなか無いもの。

法勝寺温泉を含む、JOCA南部の施設は、「ごちゃまぜのまちづくり」に向けてまだまだ新たな展開があるようなので、今後の変化もとても楽しみですね。機会があればぜひ足を運んで、のんびりくつろいでみてはいかがでしょうか。

法勝寺温泉詳細

住所:鳥取県西伯郡南部町法勝寺516
電話:0859-21-0772
休み:第2・第4水曜日
時間:11:00〜21:00(最終受付20:30)
入浴料:大人(中学生以上) 450円/中人(小学生) 150円/小人 80円
<Instagram>

※この記事の内容は2025年1月時点の情報です。料金設定や開館時間等は変更になる場合もありますので、訪れる際は事前にご確認ください。

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この記事を書いた人

大阪市出身。10代の頃から田舎暮らしに憧れ、20代の海外生活を経て、30代で大山に惚れ込み鳥取移住!現在は2人のやんちゃ娘を追いかける日々。
大山の見える小さな民家での里山暮らしや、おうちのDIY、趣味のコトモノなど暮らしのあれこれを発信していきます♪
2歳以下の親子対象に、自然の中でゆったり過ごすサークル“うたたね”をのんびり主催しています!

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