ごきげんよう。しばちゃんです。
大量生産・大量消費の時代。“古くなったから”という理由だけで捨てていませんか?
しかし、使えば使うほどそして“古くなる”ほど美しさを増すものがあります。それが漆です。
デザインを工夫し、若い世代や女性からも支持されている漆器を作る工房にいってきました。お買い物もできます
漆工房 會州堂

鳥取県智頭(ちず)町にある漆工房 會州堂(かいしゅうどう)です。
智頭駅から車で5分程の場所にあり、1993年に立ち上げられました。
伝統的なデザイン

漆と言えばツヤッと光った黒や赤を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
なんと黒や赤の漆は縄文時代から使われています!2300年以上も前から使われているなんて、漆と人の絆はとても深いですね。
色にはそれぞれ意味が込められていて、諸説ありますが、赤は生命力を象徴する色、黒は神秘的な色とされています。

美しい漆が大昔からあったことに感動して伝統的なデザインを大切にしているそうで、商品の名前にもなっています。(「縄文漆器カップ」:38500円)

手にぴったりフィットします。温冷両対応かつ大容量のカップなので、暑い時期はビールを注いでいただくのも良さそうです♪

私(しばちゃん)が一番印象に残っている商品がこちら。コーヒーセットが2つ分程載るトレーは鹿の皮が使われているのです!!
「どこに皮・・・?」と戸惑っていたのですが、漆器をつくる工程は複雑で、内側に使われているそうです。外側は、やはりツヤツヤですね~。
漆は木に傷をつけて樹液を採っています。人間で例えると血を使っているようなものでしょうか。
木のイノチの一部をいただいているからこそ、より一層美しさを感じるのかもしれません。
国宝指定の文様を取り入れた新デザイン

なんだか宇宙に吸い込まれたような気分になる盃。
輝変天目(ようへんてんもく)は国宝に指定されている茶碗の一つで、それを漆器に応用したものがこちらの作品です。

お酒を注いだら、水面に反射する光でさらにキラキラ輝きそうですね。
1つ1つ模様が違うのでお気に入りの柄を見つけてみてください。
若い方にもっと漆の魅力が伝わるように、そして伝統を守りつつ新しいことへ挑戦するためにつくったそうです。
塗り師・橋谷田 岩男さん

鳥取県内で唯一の塗り師・橋谷田 岩男(はしやだ いわお)さん。実家が会津漆器製造業で小さい頃から身近に漆があり、奥様の実家である鳥取で本格的に始めたそうです。
かつて高級漆とされ、一度消滅してしまった鳥取の「佐治漆」を復活させる活動も行っています。
漆職人以外の様々な経験を積んできたことで、今の作品づくりに活かされていると話してくださいました。作品の完成までの期間は平均1か月で長ければ半年~1年かかります。

「思いを込めてつくっているので良さがわかる方に使っていただきたい。鳥取に留まらず、日本の漆を背負っているつもりでいる」と橋谷田さんは仰っていました。
店内ショップ

事前予約は不要なので、近くを通ったときにふらっと立ち寄れます。

これまでご紹介した商品はもちろん、日常生活に取り入れやすいお箸やアクセサリーを工房内のショップで購入可能。
大切なあの人へ、自分への贈り物に。
日々の生活に漆を取り入れてみてはいかがでしょうか。
時を経るごとに美しさを増す漆は、長い人生の生き方のお手本になってくれるかもしれません。
お店情報
漆工房 會州堂(かいしゅうどう)
住所:鳥取県八頭郡智頭町山根119
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜
HP:https://kaishudo.com/
























