こんにちは!最近ワインの美味しさが分かり始めた社会人1年生のりんです!
今回は、美味しいワインがどのように作られているのか気になり、ワイナリー見学に行ってきました♪
訪れたワイナリーは、鳥取県国府町にある「兎ッ兎ワイナリー」です。
兎ッ兎ワイナリー
兎ッ兎ワイナリー
住所:鳥取県鳥取市国府町麻生178−11
営業時間:10:00~17:00
店休日:木曜日
電話番号: 0857-30-0003
支払い方法:現金・クレジット
駐車場:店頭及びお店裏にあり
<Instagram>
ワイナリー見学
兎ッ兎ワイナリーは、2017年からワインを醸造している鳥取市唯一のワイナリー。
醸造所の目の前に広がる畑でブドウを栽培し、ワイン造りを行っています。
ワイナリー見学は、以下の流れで行われます!
①兎ッ兎ワイナリーについての説明
②ぶどう畑見学
③醸造所見学
④ワイン試飲(赤・白 2種)
料金はひとり1500円。
時間は1時間程度ですが、お客様に合わせて時間は調整できるとのことでした。
ワイナリー見学は予約必須で<兎ッ兎ワイナリーHP>で前日までに予約します。
兎ッ兎ワイナリーについて
まず、兎ッ兎ワイナリーについての説明をスライドでしていただきました!
教えていただいた内容を簡単にご紹介します。
土壌と気候について
兎ッ兎ワイナリーのある鳥取市国府町は水はけの良い土壌が特徴で、70年もの間ぶどう栽培が行われてきた地域です。
風通しも良く、ワインの醸造が盛んな山梨県と比べても遜色のない気候とのことでした。
ぶどうについて
日本の高温多湿な気候に合うよう、日本のぶどう品種である「山ぶどう」とヨーロッパ系の品種を交配させたぶどう品種をメインに栽培されています。
こちらは「ヤマブラン」という品種で、山ブドウとピノノワールという品種を交配して誕生しました。
理念について
「ぶどう栽培とワイン造りを通して人がつながり夢と未来を創造する」という理念に基づき、持続可能なワイン造りを目指されています。なぜ「持続可能」が重要かというと、ブドウの樹齢やワインの熟成、知識や経験の蓄積などには多くの時間を要します。そのため、美味しいワイン造りには「持続可能」という視点が非常に重要になるそうです。
また、持続可能なワイン造りのために、土壌に優しい肥料の使用や、山陰のワイナリーが集う勉強会の開催、電力の再生可能エネルギーへのシフトなど、その他にも様々な取り組みをされています。
ぶどう畑
日本品種を主として、20品種ほど栽培されています。
また、農地の保全のため、耕作放棄地をぶどう畑として利用しており、現在は2ヘクタール(サッカー場3面分)もの広さだそうです!
収穫済みの木も多かったですが、今週末収穫予定のぶどうもありました!
食べられるよと教えてもらい、一粒いただいてみると…
甘い!!!
ワイン用のため、酸っぱいのかと思ったら、とっても甘いんです。
この甘さが発酵してアルコールになるそうです。
こちらは「はなロゼ」と呼ばれているぶどうです。
前岡さんが名付け親で、ロゼ専用品種として栽培されています。
10月ごろになると実が熟し、いちごのような香りが漂うそうなんです!
想像しただけでおいしそう…!
さらに、このビニールハウスは、収穫後でしたが、食用のぶどうが栽培されていました!
今から来年のぶどうの予約でいっぱいだそうです!
こちらがその大人気のぶどうです!
丸まるとして美味しそう!!気になります…!
話は少し変わりますが、
こちらは何の木かわかりますか??
なんと桃の木です!
なぜワイナリーで桃の木!? そう思いますよね(笑)
私もそう思いました(笑)
理由を聞くと…
「ワインの香りはよくフルーツに例えられますが、
本物の香りを知らないのに偉そうに例えられない!」
ということから、栽培されているそうなんです。
その他にもいちじくや洋ナシなども栽培されていました!
醸造所
ワインの販売所の奧に醸造所があります。
こちらは、除梗機です。
まずこの機械で茎を取り除きます。
こちらは圧搾機です。果実を搾り果汁を取り出します。
こちらは、発酵させるタンクです。
かなり低温で発酵させるため、ぶどうをそのまま頬張ったようなフレッシュな味わいになります。
何やら理科の実験のような機械も…!
この機器でアルコールを分析するそうです!
こちらはセーラーです。
中はひんやり。たくさんのワインが眠っていました。
試飲
試飲は赤と白の2種類できます。
銘柄はその日によって変わるそうです。
今回は車の運転があり、試飲できなかったため、次回はバスで行こうと思います!
(ちなみに、最寄りのバス停「上麻生」からは徒歩3分程度!鳥取駅からは20分程度で着きます♪)
兎ッ兎ワイナリーのワイン
兎ッ兎ワイナリーではすべてフルボトルで販売されています。
お店に並んでいたワインを、いくつかご紹介します!
甲斐ノワール2022
カシスやブルーベリーを感じる凝縮した果実味と唐辛子や豆板醤のようなスパイシー感そしてしっかりとした酸味が印象的なワインです。
シャルドネ2022
兎ッ兎ワイナリーお客様人気ナンバー2の白ワインだそうです! 花の香りにハーブ系ミントのアクセント、口あたりは滑らかで喉ごしに余韻が残る印象的な味わいのワインとなっています。
はなロゼ2022
3種類目は「はなロゼ2022」
鳥取の晩秋に収穫するロゼ専用希少品種「はなロゼ」でつくられています。 淡いルビーの色合いとイチゴの香りが印象的なドライな味わいのワインです。
兎ッ兎ワイナリーさんのワインは、鳥取砂丘コナン空港でも取り扱いがあるそうなので、鳥取でしか味わえないワインをお土産にしてもいいかもしれません♪(空港での扱いはハーフボトルです)
兎ッ兎ワイナリー 代表 前岡美華子さん
兎ッ兎ワイナリー代表の前岡美華子さんは兵庫県出身で、大学時代は鳥取で暮らしていました。
大学卒業後は様々な土地で暮らし、2005年に鳥取に戻り、子育てをするたら鳥取は最高だと感じたそうです。
鳥取に戻った2年後、農業から販売まで自社で行う6次産業を目指し、ぶどう栽培を開始。
2017年からワイン醸造を始めました。
ワインを造るために、まずはこの地で10年間ブドウ栽培を続けたそう。その情熱に驚きです…!
また、鳥取に対する思いをお聞きすることもでき、ワイン造りの場所としてここを選んでくださったことが、鳥取出身の私としてはとても嬉しく感じました!
前岡さんの熱い、そして温かい思いが詰まったワインをぜひ味わってみてください♪