【上代】廃校を活用し、どぶろくを造る酒蔵が開発した「朝専用甘酒」|鳥取県伯耆町

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上代(かみだい)

鳥取県伯耆町の廃校にある「上代」はどぶろくの醸造所です。
2013年には全国どぶろくコンテストで最優秀賞を受賞するなど、高い評価を受ける上代のどぶろくを味わってきました!

醸造所

上代の醸造所は、旧二部小学校のグラウンドにあります。
小さな建物の中には、お米を蒸す機械があり、これがどぶろくづくりの心臓部だそう。
酒米は、伯耆町産のものを使っていて、9月末に新米が出来てから新酒の仕込みが始まります。

源流どぶろく上代

今回は特別に、校舎内でどぶろくを飲ませていただきました!
どろっとした見た目ですが、味は意外にもすっきり

すっきりしているのは、酒米をたくさん削っているから。
酒米の外側50%を削ることで、雑味が少なくすっきりとした味わいになっています。
また、どぶろくは濾す作業がないため、糀がしっかりと入っています。お肌や腸にも嬉しいですね!

朝専用あまざけ AM7&AM10

地域で継承してきたどぶろくの他に、新しく、朝専用の甘酒の販売も行っています。

AM7(エーエムセブン)はさっと飲みやすいよう粒間をなくし、平日の忙しい朝用に。

AM10(エーエムテン)はお米の存在感を残し、休日にゆったりと飲んでほしいと作られた、時間や気分に合わせて飲むという新しい甘酒です。

上代をなくしたくない思いから社長就任!遠藤みさとさん

2009年にまちづくり会社として立ち上げた「上代」
しかし、地域の高齢化によってどぶろくづくり存続の危機が訪れました。
この話を聞いた遠藤さんは、鳥取県のいいものをなくしたくないという想いから、2022年8月に25歳の若さで社長に就任!
事業継承を行い、どぶろくづくりを始めたそうです。
(na-naでも以前遠藤さんの取材をさせていただきました!→記事リンク
そんな遠藤社長の今後のビジョンは、校舎に人が集まれる場所を作ったり、周りの農家さんと連携していくことで、山陰をもっと誇りに思える故郷にすることだそう。

地元で愛されてきた商品を守りたいという想いで挑戦し続ける上代のどぶろくや甘酒をぜひ飲んでみてください!

施設情報

住所:鳥取県伯耆町福岡2073-1
電話:0859-62-1711
定休日:不定休

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