【インテリアアドバイザー】部屋のイメージがガラッと変わる照明選びのポイントを伝授

こんにちは。
インテリアアドバイザーのアダチツヨシです。

先日、築100年以上が経過した古民家に新しい照明をコーディネートしました。
照明が変わっただけでイメージが一新された空間。実際の実例とともに、そのときにこだわった照明選びのポイントについてお話しします。

目次

ぶら下がっていたのは、懐かしさ感じる照明

今回照明をコーディネートしたのは3箇所。
もともとついていた照明は、どれも空間の印象を「懐かしさ」へ引っ張るものでした。

まずは備え付けられていた照明の様子です。

玄関入ってすぐ迎えてくれたこちらの照明。
オレンジ色が印象的なレトロ感が漂います。

続いて、和室によくある典型的なこちら2つ。

紐をガチャガチャと引っ張るタイプの照明は、築年数の古い和室には高確率で出現する気がします。
これらの照明が空間に馴染みすぎる余り、どうしても「懐かしさ」の呪縛から逃れるのが難しい状況をつくり出していました。

部屋のイメージをガラッと変えるための照明選びポイント

今回新しい照明をコーディネートするにあたって、こだわった点が2点あります。

1、「古民家に新しい命を吹き込む」照明であること。
2、「古民家を引き立たせる」照明であること。

脇役として周囲の魅力を引き出し、落ち着きある新たな空間を演出する照明選びがテーマでした。

玄関照明のビフォーアフター

まずは玄関照明から。玄関はお家の顔です。「温かい灯りが出迎えてくれる」そんな雰囲気を演出するために選んだのがこちらのペンダントランプです。

灯りがほんのり透過されて、柔らかな印象になります。形状的にお掃除の不安を感じそうですが、樹脂素材のシェードなのでお手入れも簡単なものを選びました。

すると、これだけイメージが変わりました。

before
after

和室も照明をチェンジ

続いて中の和室へ。
2間続きのこちらの空間にとって、照明は見た目にも大きな役割を果たしますが、明るさという実用性もしっかりと確保しなければなりません。

そこで新しく選んだのはこちらの2つの照明。

一つ目はアイアン素材を取り入れたもの。年季の入った建具などの木材と対照的な異素材は、和室空間にギャップをつくり出します。この“ギャップ”が古民家の魅力を引き立たせるための大事な味付けとなります。

もう1箇所は2灯吊りにしました。

こうすることで、視覚的なアクセントになるのと、実用的な明るさも確保することができました。
2間を全部同じ電球で揃え、形や素材の違う照明でも統一感を図りました。

さらにスタンドライトもプラスすることで出来上がった空間がこちら。

照明を点在させることは、空間に奥行きを生みます。

灯りが変わると、気持ちも変わる

以前もお話しましたが、照明って気持ちにも大きく影響を与えます。リラックスしたいとき、集中したいとき、照明が変わるだけでその時間の過ごし方が大きく変わる。「家具やインテリアを色々と変えてみたけど、何だか変わった気がしない・・・」や、「お部屋の雰囲気を変えたいけど、どこから手を付けたら良いかわからない・・・」そんなときには、まずは照明から変えてみると良いでしょう!

目の前に広がる光景、気持ちもガラリと変わります。

日常の暮らしに関するお悩み事など、些細なことでもインテリアコーディネーターへお気軽にご相談を。
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この記事を書いた人

米子市出身。fogliaインテリア事業ディレクター/築古賃貸物件オーナー/インテリアコーディネーター(インテリア産業協会公認)
北欧インテリアショップでの長年の店長経験をもとにインテリアアドバイザーとして活動中。
好奇心旺盛なインテリア愛好家。好きなものに囲まれて、暮らしを楽しく快適にするヒントを発信していきます!

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