地元の鹿革で作る一点ものの素敵な革製品。革小物づくり体験やリピーター続出の鹿革のスキンケアクロスも|鳥取県若桜町

こんにちは!りんです!
鳥取県若桜町にある革工房に行ってきました!
こちらのお店では、地元の鹿革を使った革製品の販売もされています♪

若桜革工房 DearDeer(ディアディア)

今回訪れたのは、道の駅若桜の目の前にある「DearDeer」さんです。
鹿や牛の革を使用した革製品を販売されていて、使用されている鹿革はすべて八頭町と若桜町でとれたもの。

大量に駆除されていた鹿をなんとか有効活用できないかという思いから、鹿革を使用した製品作りに取り組まれたそうです。

目次

フルオーダーもできる鹿革のバッグや小物

こじんまりとした木の温もりを感じる店内には、かわいらしい革製品が並んでいます。

また、店頭販売の他にもセミオーダーやフルオーダーでの受注もされています。

革の取り扱いなどについて直接お話ししたいという思いから、現在はネット販売を行っておらず、注文は対面のみで受け付けているそうです。

鹿革のがま口ポーチ

こちらは鹿革で作られたがま口ポーチ。
手に取ってみると、とっても軽くてびっくり!
鹿革は牛革と比べると、空気を多く含んだ繊維構造のため、柔らかくて軽いのが特徴なんだそうです。

こちらも鹿の革を使った製品です。
柔らかくてしっとりとした質感でした♪

スキンケアクロス「ピュリアス」

次にご紹介したいのが、人気商品の「ピュリアス」です。
これは鹿のなめし革で作られたスキンケアクロスで、洗顔後にこのクロスで肌をなでると、細かい鹿革の繊維が毛穴の汚れや産毛を絡め取ってくれるそうです。

手に吸い付くような柔らかさで、まさにお肌が喜ぶ触り心地でした。

しかも、このクロスには薬品を使わない「白なめし」という手法が使われており、赤ちゃんにも安心して使用できるとのこと。
以前はネット販売もしていたそうですが、あまりの人気に生産が追いつかず、現在は店頭販売のみだそうです。
リピーターが多い人気商品です♪

ちなみに「なめし」とは、「皮」から革製品に使える素材の「革」にするための一連の工程のこと。

なめす前の皮はきなり色をしていて、
タンニンなどでなめすと茶色くなるそうです!

これはなめしていない、「皮」です。
なめしていないため、時間が経つとパリッと硬くなっていました。

ワークショップ

こちらでは、ストラップやブレスレットの製作体験も予約すれば行うことができます。

ワークショップで作れるコインケースやブレスレット

今回は特別に刻印体験だけさせていただきました。

ちなみに、ワークショップで使用するのは牛革です。
鹿革は扱いが難しいため、基本的に牛革が使われているそうです。

まず革を少し水で湿らせて刻印しやすくしてから、好きなデザインの刻印器具を革に押し当て、上から木槌で叩きます。

オーナーの石井さんは簡単にされていましたが、実際にやってみると意外と難しく、一部の柄が薄くなったり革を貫通してしまったりと苦戦…

でも本番では上手にできたので、素敵なストラップに仕上げていただきました!
ありがとうございます♪

オーナー石井さん

今回お話を伺ったのオーナーの石井さんです。
以前は米子市で卸問屋を経営されていたそうですが、鳥取県の素材を使って何か新しいことができないかと考えたときに、当時若桜町や八頭町で大量に駆除されていた鹿に注目したとのことです。

まず最初に「ピュリアス」を開発し、その後本格的に革製品の製作に取り組むため、若桜町に移住。
2013年に「DearDeer」をオープンされました。

鹿革は非常に良質な素材ですが、野生の鹿の革には傷が多かったり個体差があったりと、扱いが難しかったそうです。
しかし、その一つ一つ異なる表情を持つ鹿革だからこそ、唯一無二のアイテムが生まれると石井さんは話してくださいました。

若桜町を訪れた際には、ぜひ「DearDeer」さんで一点物の素敵な革製品を探してみてくださいね♪

お店の情報

若桜革工房 DearDeer(ディアディア)
住所:鳥取県八頭郡若桜町若桜979-1
営業時間:9:00~18:00
定休日:月曜日
電話番号:0858-82-0875
駐車場:あり
<Instagram>
<HP>




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この記事を書いた人

社会人2年目!na-na編集部で奮闘中!
地元大好き!
山陰の素敵なところをたくさんの人にお伝えできるようにがんばります!!

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