町の悩みを解決するカードゲーム「SEE THE SEA」とは?やってみると意外な発見が!|松江市

こんにちは、うがちゃんです。
島根県の松江市島根町に

地域の課題を解決するために
開発されたカードゲーム

があるということで取材をしてきました♪
一体どんなゲームなのか?楽しみです🌟

海辺の町、島根町へ!

 SEE THE SEA 

SEE THE SEA 

きいてカード』と『お宝カード』の
2種類のカードを使って地域の抱える課題の
解決策を楽しく考えるゲームです!

“きいて”カード

カードゲーム

松江市の海岸地域に住む人々が抱える
悩みや相談事が書かれたカード
(全部で60枚)

地域の人々に取材した実際の声がそのままカードに!
セリフの感じから気持ちが良く伝わってきます。

“お宝”カード

カードゲーム

松江市の海岸沿いの地域にあるモノやヒト、
スポットなどの資源となるもの
が書かれた
カード(全部で40枚)

地域の持つ魅力などがイラストと説明と共に書かれています。
地域特有の文化やお祭りなども知ることができて、1枚1枚読んでみるのも面白い。

🌟ルール🌟
①プレイヤーひとりにつき
 7枚ずつ『お宝』カードを配る。

②お題となる
 『きいて』カードを1枚選ぶ。


③『お宝』カードを最大3枚まで使い、
 きいてカードに書かれたお悩みや相談を
 解決するためのストーリを考えて発表

課題を解決するためのアイディアを、
参加者同士でも共有
できるのも
このカードゲームのいいところ!
地域課題を解決する、とお聞きして
難しそうだなと思っていましたが、
楽しんで参加することができました。

SEE THE SEA 制作の中心メンバー
    キシ タカユキ さん

岸さん
SEE THE SEA のデザインもすべて手掛けているそうです!

島根県松江市出身。
社会人になってからは地元を離れ
約20年ほど県外で勤務。
もともと【関係人口】というものに興味を
持っており、1か月まとめて地方で過ごし、
地域の方とのふれあいを楽しんだり、
関係人口を増やすための取り組みなども
行っていた
そうです。

※関係人口とは?
移住した「定住人口」でもなく、観光に来た
「交流人口」でもない、地域と多様に関わる
人々を指す言葉です。(総務省HPより

関係人口
耕作放棄地を案内していただきました。
耕作放棄地
人の手が入らなくなった耕作放棄地。
セイタカアワダチソウという生命力が強い外来種の草が
一面びっしり。この草、お茶や入浴剤としても応用できる
ポジティブな一面もあるんだとか!

約4年前に松江市に戻り、地域おこし協力隊
として、また『しまねLINK』のメンバーとして活躍中。

しまねLINK

しまねLINKは、
島根大学の学生・地域おこし協力隊・社会人のメンバーがタッグを組んで立ち上げた団体
です。
海岸のビーチクリーン活動地域の魅力・
課題を考える出前授業
などの活動を
行っています。

しまねLINK
しまねLINKの皆さんとこの地域の住人の方々と一緒に
「SEE THE SEA」を体験させていただきました。

子供から大人まで地域のことを考えるきっかけ
となればという思いを込めて、
松江市の海岸地域に住む人々を取材し
SEE THE SEA」の制作を
行ったそうです。

海ゴミ問題で世界とつながる

『海ゴミの問題』は世界共通の課題。
日本だけでなく世界中の人々と共に同じ
課題に挑もうとすることで様々な交流が
生まれるポジティブな一面も♪

実際に海外からの留学生との交流や
オンラインで意見交換なども行い、
一体感を持って課題に挑んでいるそうです。

海岸地域が抱える課題

島根県絶景海
小波海水浴場の砂浜は、
砂ではなく貝殻が堆積してできたビーチなんだそうです!

一見とても気綺麗な海ですが、
何処からか流れ着いたペットボトルや
漁で使用された網の一部、発泡スチロールの
欠片
などがビーチに打ちあがっていました。
中でも『マイクロプラスチック』問題が
深刻だそうで、海に流れたプラスチックごみが波で揉まれ小さなゴミとなって海の中を漂流。

小波海水浴場
よーく見ると貝殻の中に混ざる小さな白い球体。
これは発泡スチロールがバラバラになって
細かくなったゴミ。
海ゴミ

回収するのが難しい!また魚が食べてしまう
ことで環境へも影響したり、巡り巡って、
その魚を食べてしまったヒトへの悪影響
なんてことにも繋がります・・・!

現代の技術では、
便利なモノや安く大量生産できるモノ等が
次々と作られていますが、
『使わなくなった後のこと』までを
しっかり考えなくてはいけない

勉強になりました。

海岸地域にはお宝がいっぱい!
魅力に惹かれて集まる人もたくさん♪

漁師町移住
港に干してあったイカ!
天気が良かったこの日は青い空と海にイカが映える(笑)

“きいて”カードの声をもとにいくつか課題と
なっている現場を実際に見せていただきました
が、課題だけでなく豊かな海や地域の人の温かさなど【お宝】もたくさん“はっけん!”すること
ができました。

道中では、島根町に魅了され家族で移住した
【奥 広樹さん】に出会いました。

奥広樹さん

4年前までは横浜で会社員として勤務。
お子さんが生まれたことをきっかけに
移住を考え始めたそうです。
移住先として、太平洋~九州等各地を訪れ
実際に様々な地域を自身の目で見に行った
そうですが、島根町に一番魅力を感じ
移住を決意。現在は漁師町の中にある
家に住み、漁師としてこの地での暮らしを
楽しんでるそうです。

島根町
海沿いに作られた漁師町

なぜ島根町を選んだのか伺うと、
「仕事もあって、家もあって、独立できる!
 そして、好きなことができるから!
と笑顔で語ってくださいました。

奥広樹さん
この地の魅力などお話してくださいました♪

実際に島根町に訪れるとこの地域が
大好きになる気持ちとってもわかります♪

おわりに

10月26日(水)のニュースevery.日本海
移住CAの「はっけん!」のコーナーで
うがちゃんが島根町を取材させていただいた様子や実際に『SEE THE SEA』のカードゲームを
体験させていただいた様子などが放送される
予定です♪

取材やカードゲームを通して、環境問題や
地域が抱える課題について考えるきっかけと
なりました!
ぜひ記事と併せて放送もご覧ください♪

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この記事を書いた人

栃木県出身(海への憧れが人一倍強い)。趣味は温泉巡り。「日本一美しい星空を観察できる県」のキャッチフレーズに魅かれて、この春から鳥取県に移住。鳥取の海の透明度と人の優しさに感動中。CAとして全国を飛び回りながらna-na編集部の一員として鳥取と島根の魅力をゆるっと深堀していきます!

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