あなたは水やりを忘れちゃう派?やりすぎ派?観葉植物のプロに聞いた自分にあった植物の選び方。|島根県安来市

こんにちは。
インテリアアドバイザーのアダチツヨシです。

目次

安来にオープンした観葉植物のお店「Lazowa green(ラソワグリーン)」

前回の記事でご紹介した、安来市にオープンした観葉植物のお店、Lazowa green(ラソワグリーン)

今回は、その後編として、

⚫︎インテリアグリーンと楽しく暮らすコツ
⚫︎瀕死のグリーンを復活させる取り組み
⚫︎Lazowa green 小山さんが描くこれからの夢

などについて、お話します。

【前編】観葉植物のお店で聞いたおすすめ植物3選!

インテリアグリーンがある暮らし

皆さんの身の回り、例えば自宅や職場で観葉植物(インテリアグリーン)を育てていますか?
生きた植物に囲まれると、空気を循環させる効果があったり、自然の緑に癒されるなど、
何となくそのメリットは理解している方が多いはず。

Lazowa greenの店主・小山さんはグリーンのある暮らしについて、
「ふと毎日目がいく存在で、成長を感じることができるなど、ペットに近い感覚」と話します。
その分、手を掛けるとキレイに育ち、放っておくと枯れてしまう。そんな生活を映し出す存在ともいえます。
では、グリーンとどのように付き合っていくと良いのでしょう?

小山さんに聞く グリーンと楽しく暮らすコツ

グリーン選びのポイント

グリーンを探しておられるお客様に対して小山さんがまず聞くことがあるそうです。
それが、「置く環境についての気温・明るさ、そしてお客様自身の水やりの頻度」です。

大抵の植物は気温10度以下になると凍傷になってしまうなど、生育に悪影響が及びます。
特に築年数の古い、気密性の劣るお宅などは注意が必要です。もちろん適度な明るさも不可欠です。

一方で、「水やりの頻度」も重要なポイント。
そんなことわかってるよ!と言いたいところですが、人の性格によって、水やりをうっかり忘れてしまうタイプもいれば、水をやりすぎちゃうタイプの人もいます。
本来、水を吸うのが苦手な植物に水をあげすぎると、根が腐ったり、寒い時期などは土が水を含み続けることで根が冷えて弱ってしまうということもあるそうです。

ついつい水やりしたくなっちゃう方におすすめなのは、ズバリ“いっぱい水を吸う”植物。
例えば、「エバーフレッシュ」などはそんな方にぴったりだそうです。

エバーフレッシュ

逆に、下の「ドラセナ・コンパクタ」は、水を吸いにくい植物の代表格です。

ドラセナ・コンパクタ

グリーンを新たに迎える前に、自身の生活リズムなどもしっかりと理解した上でそれに合った植物を購入するというのも、長く育てるコツです。

グリーンをカッコよく魅せるポイント

次に、「どうやったらオシャレに飾ることができるんだろう?」という疑問について、グリーンのプロに伺ってみました。

①高低差をつけて並べる
これは、インテリアコーディネート(スタイリング)にも共通して言えることです。
あえて高さの違うグリーンを並べることで、空間に視覚的な広がりをつくることができます。
また、前後で少しずらしてやることで、奥行方向にも立体感を出すことができます。

実は、店内も天井の高さを感じさせるように植物をレイアウトしているのだそう。

②葉の「形」と「色味」を対比させる
葉っぱの形には多種多様なものがあり、“植物=緑”のイメージが強いとはいえ、緑にも濃淡様々な色味があります。
それを並べて対比させることで、単調な空間が一変します。

グリーンを購入する際に、こんなアドバイスを聞いてみるのも良いかもしれませんね。

瀕死のグリーンを復活させる取り組み

小山さんにはもう一つ取り組んでいることがあります。
それは、瀕死の状態に陥った植物の再生です。
Lazowa greenの駐車場の一角にこんなスペースがあります。

枯れ果てた植物が集められているだけと思いきや、実は再生途中の植物たちです。
形が崩れてしまったものや、虫がついてしまったものなど、
いろいろな事情を抱えた植物でも、「養生(ようせい)」という管理をすることで、生き返る命もあります。

「全てを蘇らせることができるわけではないんです・・・」と、小山さん。
それでも確かに息を吹き替えしているグリーンがそこにありました。

お客様からの預かり物だというこちらのグリーンも、しっかりと復活への一歩を踏み出していました。

こんな取り組みをするのにも、植物に対する並々ならぬ想いがあります。
まだ再生できるチャンスがあるのであれば、それにチャレンジしてみたい。
生きているものだからこそ、再び芽吹く姿を見るとこの上ない喜びが湧いてきます。

Lazowa green 小山さんが描く夢

関西で過ごしていた頃、帰省した地元のさまざまなところで目にしたグリーンのある空間は、小山さんにとって寂しいものでした。
なかなか管理が行き届いておらず、また都会のようにインテリアグリーンを専門的に扱うショップも少ない。
まずは、自宅なり、職場なり、素敵なグリーンのある空間で過ごす素晴らしさを地元の人たち一人でも多くの人に体感してもらいたい。
そんな想いが起業へと駆り立てました。

将来、山陰にインテリアグリーンのあるオシャレな空間やお店、職場が増えていくことで、地元愛を持つ人も増え、キラキラとした姿で働く人たちをたくさん見ることができたら。
また、グリーンに携わる仕事にやりがいを感じることのできる人の生まれる環境をつくることも思い描く未来です。

そして最後にもう一つ。
「もっとジャングルジャングルした空間を増やしていきたいんです(笑)」
そう生き生きと話す小山さんの姿からは、“暮らしを楽しむ人”から生まれるパワーを感じられました。

日常の暮らしに関するお悩み事など、些細なことでもインテリアコーディネーターへお気軽にご相談を。
お問い合わせ、ご相談はSNSのDM<Instagram>または、<HP>からご連絡ください。

お店情報

「Lazowa green(ラソワグリーン)」
住所:島根県安来市門生町447-1
<HP> <Instagram>

【前編】プロに聞くおすすめ観葉植物3選。島根に誕生した観葉植物のお店

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この記事を書いた人

米子市出身。fogliaインテリア事業ディレクター/築古賃貸物件オーナー/インテリアコーディネーター(インテリア産業協会公認)
北欧インテリアショップでの長年の店長経験をもとにインテリアアドバイザーとして活動中。
好奇心旺盛なインテリア愛好家。好きなものに囲まれて、暮らしを楽しく快適にするヒントを発信していきます!

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