劇団四季「キャッツ」出演中の島根県出身・田邊祐真さんに密着

「キャッツ」と言えば、ミュージカルにあまり興味がない人でも聞いたことがあるメジャータイトル。

 逆境に負けずしたたかに生きる猫たちのストーリーです。

劇団四季では、1983年から10,600回以上の公演を行っていて、まさに四季の看板タイトルとも言えます。

その「キャッツ」で、スキンブルシャンクスという重要な役柄を務めているのが、島根県松江市出身の田邊祐真さんです。

田邊さんは、ミュージカル好きだったお母さんの影響で、子供の頃から地元のミュージカルに出演してきました。

その頃から、劇団四季の「キャッツ」に出演することを夢見ていましたが、見事それを実現したのです。

福岡のキャナルシティ劇場で公演中の田邊さんを取材しました。
取材に伺ったのは3月末。
私たちが到着した時は、稽古の真っ最中でした。

午後1時半からの公演に向けて、10時頃からウオーミングアップを開始。

声出しやバレエのレッスンなどを行います。

次の日に筋肉痛などが残ると本番に支障が出るので、毎日自分の体と相談しながらレッスンをします。

田邊さんは歌が得意なので、歌が多い役柄を演じることが多いとのこと。

田邊さんが初めてミュージカルと出会ったのは小学2年生の時です。

姉が参加していた「あいと地球と競売人」の稽古を見に行った際に、翌年から出てみないかと指導スタッフに誘われたのがきっかけです。

小学3年生で初めて参加すると、どんどんミュージカルの魅力にはまっていき、中学2年生まで毎年出演しました。

およそ半年間に渡る稽古の中で、出演者とスタッフはファミリーのようになっていきます。

「あいと地球と競売人」は、田邊さんにとってあらゆることの原点だそうです。

高校に行ってもミュージカルのことが忘れられず、大学に入るためセンター試験を受験しつつ、劇団四季の研究生にも応募。見事合格し、上京から半年後には「コーラスライン」のキャストに選ばれるなど、期待の若手として活躍を続けています。

誰から見ても、この人の芝居はいいなと思ってもらえる役者になるのが目標です。

コロナ禍で公演が中止となったり、客足が減ったりという逆境もありましたが、最近は徐々にお客さんも戻ってきました。

田邊さんが演じるスキンブルシャンクスは、鉄道を愛し、皆のために骨身を惜しまず働く気のいい猫。昔からこの役柄が大好きで、劇団四季のオーディションで歌ったのもこの役の歌でした。

福岡での公演は4月17日(日)まで

田邊さんの力強い踊りと歌をぜひ、劇場でご覧ください。


日本海テレビ「ニュースevery日本海」(放送エリア:鳥取県、島根県)で紹介しました。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

とっとり・しまねの気になる話題、楽しみ方、役立つ情報をお届けします!

目次