最近「RRR」など、日本でも大きな話題を呼んでいるのがインド映画・通称『ボリウッド』!
映画産業が盛んなインドの都市『ムンバイ』の旧称・ボンベイをアメリカのハリウッドになぞらえ、『ボリウッド』として親しまれています。
世界最大の映画産業を誇るインドですが、
スケールの大きさや、作中に歌って踊るシーンが挿入されることが特徴です。
今回は、日本国内では大河ドラマや朝ドラにも出演経験があり、
ボリウッドにも出演していた!という俳優さんに当時の撮影裏話をお聞きしました!
川口覚(かわぐち・さとる)さん
鳥取県岩美町出身の川口覚(かわぐち・さとる)さん。
蜷川幸雄さん演出の「ハムレット」に主演、朝ドラや大河ドラマにも出演経験があります。
現在は、日本海テレビで放送中の『おびわんっ!』(平日夕方16:20~16:50)にも出演し、俳優経験を生かした独自の目線でコメンテーターとしても活躍されています。
川口覚さん出演「ラングーン」
2017年に、インドを中心に世界中で公開された「ラングーン」。
第二次世界大戦を背景とした映画です。この映画で、川口さんは日本人兵のヒロミチ役で出演されました。撮影期間は何と4カ月!インドを中心に世界で公開されました。
撮影現場の規模は日本の約3倍?!
「規模はめちゃくちゃすごかったです。スタッフの人数は日本のだいたい3~4倍!ご飯を作るだけの人、お水を運ぶだけの人、チャイだけを作る人、主演女優の日傘を持つだけの人・・・など、とにかく沢山の役割があります。」
「また、日本ではまずないですが、インドでは1人1台のトレーラーハウスの楽屋が用意されていました。中にはテレビもベットもあって快適です。」
インドならではのエピソードも・・・
「一番びっくりしたのは、へき地の撮影で首都デリーから約20時間かけて移動したことが、、、鳥取空港の10分の1くらいの空港に着陸しそこから、山の中を車で10時間くらい走りました。その後、まさかの木のボートを使って車・食料などありとあらゆるものを運ぶんです。目の前なのに3~4時間かけてわたって、、、そこからまた山の中歩いて、、、「へき地」の感覚が日本とは大違いでした。」
「他には用意してくれた通訳さんがインド人の方だったのですが、小学校低学年レベルの日本語しか分からなくて、3~4日くらいしたら通訳さんを挟まずインド人とコミュニケーション取れるようになりました笑」
「その時、撮影現場に関しては世界共通ということを知りました。監督や照明さんが言っていることはだいたい分かりましたし、主演俳優と2人きりで食事に行ってもスマホの翻訳機能を使って、なんなく会話できましたね。」
おわりに
さすが人口世界一、スケールの大きさは世界最高峰。そして、インドならではのハチャメチャな話も・・・。今後ボリウッド映画を見るときの参考にしてみてください!
こぼれ話
今年本厄の川口覚さんですが、俳優さんは“役”と“厄”をかけて、厄払いをしない人が多いそうです。