こんにちは。大山に一目惚れして大阪から鳥取に移住したMAIです。田舎での日々の暮らしや趣味のコトモノなどを綴っています。

今回は、最近わが家の一員になったチャボのお話。環境や敷地が整いやすい田舎だからこそ、一緒に暮らせる生き物たちとの暮らし。いつか田舎でニワトリを飼うのが夢〜なんて妄想を膨らませている方には参考になるかもしれません。
理想の暮らしに近づく一歩

暑さが和らぎ、リンリンと鳴く虫の合唱に秋を感じるようになってきました。朝起きてすぐ汗ばむこともなく、爽やかな空気が通るのが嬉しくて早起きしたくなりますね。最近の我が家は、朝一番に起きた人がチャボのウメちゃんに「おはよう!」を言いに行くことです。2ヶ月ほど前に我が家にきたウメちゃんは、女の子のチャボ。朝起きたら小屋を開けて外に出してあげます。
いつか、ヤギやニワトリを飼えたらいいな〜なんて主人とたまに将来の理想像を話していたことがあったのですが、ある時「時間は有限!やりたいことは今始めないと!!」と急に主人のエンジンがかかりました。動物を飼っている知人に連絡したことで話が進み、あれよあれよという間にチャボとの暮らしがスタート。都会では考えにくいかもしれませんが、田舎には比較的チャボやニワトリを飼っている人がいるんです。
ヒナが小さい時は屋内で

生後3週間のころに我が家に来たウメちゃん。ヒナが生後1ヶ月半ごろになるまでは、家の中で飼っていました。衣装ケースの底にもみ殻を敷いて、寝床にと主人が段ボールで小さい部屋を作り、餌と水用に小さい器を用意しました。時々、日光浴をしていましたが、外に放すと危険も多いので小さい時は基本的には屋内で過ごします。
外の敵から守る小屋作り

ニワトリの成長が早いのはなんとなく知っていましたが、例に漏れず日に日に大きくなるウメちゃん。1ヶ月を過ぎる頃から、尻尾が立つようになり、毛の色や質感にも変化がありました。
なんだかお腹周りもずっしりとしてきたし、そろそろ小屋に移してあげないとね〜とお盆休みに急いで小屋作りをすることに。子どもたちもトンカチで釘を打ったりして一緒に楽しみました。
小屋づくりで一番肝心なことは“侵入を防ぐこと!”

地面からはヘビや猫、たぬきやイタチ、空からはトンビなどの大きな鳥など、実はニワトリ類には天敵が多いそうです。特にヘビには要注意だそうで、隙間を作らないことが大事だとのこと。
我が家は、家に余っていた板とホームセンターで買った網で小屋を作りました。場所が取れるようであれば、小屋とは別に、網などで囲ってチャボが安全に動き回れるスペースを作ってあげられるといいのですが、今は家に居て、目が届く時は庭に放すスタイルにしています。
オスかメスか
ニワトリや烏骨鶏、うずらやチャボなどを育てている知り合いの方が、孵化させるというタイミングで譲っていただいたウメちゃん。本当は卵を孵化するところも含めて経験したいという願いがあったのですが断念しました。
大きな理由は、性別を選んで迎えたことです。というのも、男の子は大きくなると鳴き声が大きいようで、ご近所さんへの騒音を考慮しました。我が家は、集落の一番端に位置していて、お隣さんは片方のみだし、周りは畑や空き地なので、生き物を飼いやすい環境ではあると思います。
ただ、その時点で鳴き声の大きさや迷惑にならないかどうかは確信が持てなかったので、色々と検討した結果孵化したヒナが女の子だった場合だけ譲ってもらえるようにお願いしました。
生き物のいる暮らし

夫婦共に、暮らしの中に生き物がいたらいいな〜という自分たちの理想から迎えたウメちゃん。共に暮らす中で、動物が草を食べ、糞が落ちて肥やしになり、その土で育った野菜を食べる。そんな自然の循環ができたらなと思っています。でもその裏には、副産物として安心安全な卵をいただけたら嬉しいなという欲望があるのも事実。
「自然」という概念で考えると、小屋や限られたスペースの中で飼うよりも、危険だとしても放し飼いする形の方がいいでしょうし、性別を選んで飼うことも悩みました。でも、そこまで手放す勇気や自然に委ねられる環境が我が家にはまだなく、まずは無理のない範囲で一緒に暮らしてみようというのが今の段階です。
生き物を家に迎えることで、私自身にとって初めて直面する感情や疑問に向かい合う機会をもらいました。今後も大きくなった時や、老いた時にどうするかなどもきっと悩むと思います。そんな現実にも子どもたちと一緒に、相談したり考えたりしながら「生きる」を一緒に味わっていければと思っています。
何よりも、動物が苦手な上の子が抱っこできるようになったり、動物大好きな下の子が妹のように可愛がっていたりと、お世話の大変さよりも新しい家族が増えたことの喜びに溢れている「今」に、ありがたいなという気持ちが尽きません。
今後もウメちゃんレポートをしていきたいと思います、ぜひお楽しみに。