12月の献立 食養生で食べ過ぎの季節を健やかに過ごそう!
紹介するレシピ
・豚しゃぶ
・かぼちゃのみぞれ煮
・キャベツと豆腐の温サラダ
・根菜のぐだくさん味噌汁
こんにちは、スズです!
小春日和が続くと思いきや、ついに天気予報に雪マークがつきました。早めに冬タイヤにしておいてよかったです。12月7日頃は二十四節気のひとつ、「大雪(たいせつ)」。立冬から1か月がたち、冬感じるこの季節。気づけば今年も残り1か月を切り、何となく身も心もソワソワしている気がします。
12月8日は「事納め」といい、農作業を締めくくる日とされています。また農作業を開始する2月8日と合わせて「事八日」といい、針仕事を休み針供養を行う日でもありました。とはいえ、師走に入り、やらなければいけないこともたくさんある現代にはなかなか難しいハナシ。事八日には「御事汁」という具だくさんの味噌汁を食べる習慣もあるそうですから、せめてカラダをあっためる具だくさん味噌汁を作ってほっこりすることにしましょう✨
12月22日頃の冬至には「かぼちゃを食べる」という方も多いのではないでしょうか。これは「ん」がつく食べ物を食べると運がつく、といわれることに由来しますが、かぼちゃ(なんきん)以外にも「れんこん」「にんじん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」は冬至の七種といわれます。
さて、そうこうしているうちに忘年会や新年会を自粛しはじめてから3度目の年末年始がやってきます。今年は少人数から忘新年会を再開してみようかな、という方も増えてきているのではないでしょうか?
加えてクリスマスに年越しにお正月……私もこの自粛ムードの2年間ですっかり忘れていましたが、この時期は毎年、胃が壊れていた気がします……ということで!
普段の生活では食養生を意識し、来る食べ過ぎな年末年始に向けて備えましょう!
豚しゃぶ
豚肉は寒熱がないので、のぼせ気味の人にも冷え性の人にもおすすめの食材。エネルギー消化が激しく体への負担が大きいこの季節に、ぴったりです。
ポン酢、ごま油のほか、お好きなドレッシングをかけて豚しゃぶサラダにするのも◎。
かぼちゃのみぞれ煮
《材料 2人分》
・かぼちゃ…1/4個
・大根…10cm
・だし汁…2カップ
・砂糖…大さじ2
・みりん…大さじ2
・しょうゆ…大さじ2
《作り方》
- かぼちゃは種とワタをとり、ところどころ皮をむいて食べやすい大きさに切る。(小さすぎると荷崩れるので注意)大根はすりおろす。
- 鍋にだし汁とかぼちゃを入れて、火にかける。かぼちゃが柔らかくなったら砂糖、みりんを入れて煮る。3分ほど煮たらしょうゆを入れる。
- 煮汁が減ってきたら大根おろしを入れてサッと煮る。
粘膜を保護したり抵抗力を強化したりし、ビタミン類などの栄養価も高いかぼちゃと、消化酵素が多く含まれる大根を合わせ、体にも心にも優しい一品に。
キャベツと豆腐の温サラダ
《材料 2人分》
・キャベツ…1/4玉
・豆腐…1/2丁
・のり…適量
・塩、ごま油…各少々
《作り方》
- キャベツはざく切りにする。フライパンにキャベツ、塩少々、水大さじ1を加えて蒸す。
- しんなりしたらボウルにうつし、豆腐、のり、塩、ごま油を混ぜて味を調える。
キャベツは生食ではなく、加熱すると抗酸化作用が高くなり、消化もよくなります。ビタミンCやビタミンUは水溶性で水に溶けてしまうので、茹でるより蒸す方が◎
良質なタンパク質である豆腐と合わせ、簡単なのにビタミン、ミネラルが豊富な温サラダの出来上がり。水分が出やすくなるので、食べる直前に作りましょう。
根菜の具だくさん味噌汁
《材料 2人分》
・大根…5cm
・にんじん…1/2本
・じゃがいも…1個
・たまねぎ…1/4個
・ごぼう…1本
・だし汁…2カップ
・みそ…大さじ2程度(お好みで)
・ねぎの小口切り
《作り方》
- 大根、にんじん、じゃがいもはいちょう切り。たまねぎは縦に薄切り。ごぼうは乱切りにして5分ほど水にさらす。
- 鍋にだし汁、大根、にんじん、ごぼうを入れ、火にかける。煮立ったらじゃがいも、たまねぎを加えてさらに煮る。具材に火が通ったら味噌を溶き入れる。
- 器に盛り、ねぎの小口切りを散らす。
具だくさんの「御事汁」。じゃがいもではなく里芋やサツマイモを入れたり、こんにゃくやキノコ、豆腐など好きな具材で作ってみてください。