日本を代表する和菓子処・松江で、季節と変化を楽しむ和菓子作り体験を。|松江市

ごきげんよう。祖母が茶道の先生だったので、和菓子に親しみのあるしばちゃんです。

繊細な和菓子がどのように、どのような思いで作られているのか知るために松江市で体験してきました!

目次

カラコロ工房~和菓子体験~

松江城から徒歩約10分にあるカラコロ工房では伝統や文化を体験することができます。私(しばちゃん)は今回和菓子作りに挑戦しました!

松江は京都や金沢と並んで日本の三大和菓子処なのです。松江藩の藩主・不昧公が茶の湯の文化を推奨したことで和菓子がこの地域に根付きました。

12時までに受付をすると当日でも体験ができます。(2名~/1人3000円)

体験スタート

彩雲堂の職人・狩野さん

松江の老舗和菓子屋・彩雲堂の職人さんに教えていただきながら作ります。

体験では季節の生菓子を2種類作ります。季節の移り変わりに合わせて約1か月に1回、お菓子の種類が新しくなります。四季を先取りして和菓子を味わい、次の季節の訪れが楽しみになるところも和菓子の良さですよね。

体験時の5月に作った和菓子の名前・菓銘は「花水木」と「薫風(くんぷう)です。

和菓子づくりのポイント

手にあんこが付きやすいので、濡れたおしぼりでこまめに手を湿らせること!

花水木

一般的に4月中旬~5月中旬に見頃を迎えるハナミズキです。柔らかな紅色とその上に浮かぶ白色がハナミズキの可憐さを表していますね。

さて、さっそく作っていきます!

「押し込みながら、畳み込むようなイメージで」と教えていただき、練りきりのあんを捏ねて少しずつ柔らかくしていきます。だんだんしっとりしていきます。

あんの質感の変化を指先で感じていると愛着が湧いてきます。変化を慈しむ日本人の血が私の中にも流れているからなのでしょうか。

紅のあんに白いあんを埋め込んで手でぼやかします。境目が曖昧になってぼんやりとした色合いになり、美しさを感じます。

形を整える過程で一度平たくします。力の加減が難しい工程です。

木の道具で花びらの形をつくっていきます。

様々な道具を使いながら形を変えたり、模様をつけたりするところに和菓子の趣深さを感じます。和菓子を1つ作るためにたくさんの工程があるのですね。

薫風

初夏の季語として使われる「薫風(くんぷう)」。イキイキとした青葉が5月の暖かい風になびく様子をイメージした和菓子だそうです。

皆さまはお気づきでしょうか。実は飾りの葉っぱが上向きになっています。若葉がすくすくと上に向かって成長していくことへの願いを込めているそうです。

小さいけれど大切な自然の成長に心を寄せて、その些細な変化を形にするところを私(しばちゃん)はとても気に入りました。

2色のあんを重ね合わせます。

自然の葉っぱはよく見ると少しずつ異なった緑色をしています。それを表現するために、あんとあんを重ねて「緑」を表現するのかなと考えていました。

1番難しかった工程はそぼろを作るところです。重ねたあんを手でザルに押し付け、力の加減を調整することでなるべく長いものを作ります。

合格発表のときのように祈る気持ちでザルを取り外すと・・・

残念ながら短いそぼろになってしましました。無事に長いそぼろを作ることができると次の工程が楽になるようです。

出来上がったそぼろを潰してしまわないように優しくお箸で中心になるあんこにくっつけていきます。

完成

丁寧な説明を聞きながら作って約1時間で完成しました。色鮮やかな完成品を見ると達成感があります。

出来上がった和菓子は箱に入れて大切に持ち帰ります。お店で買うような職人さんが作る美しくて整った和菓子もいいですが、自分で作った不格好な和菓子も作った過程を思い出して味わいながらいただきます♪

体験 終わりに

見た目からは想像がつかない工程の多さに驚きましたが、その過程が大事なのだと和菓子作りを体験したことで気づかされました。

職人の狩野さんは「季節や自然の変化を楽しみながらデザインを考え、食べる人におもてなしをしたいと思って丁寧に作っています」とお話してくださいました。

気候が変化して季節の移ろいを感じづらくなった近年だからこそ、和菓子を通して日本の癒しを感じてみてはいかがでしょうか。

お店情報

カラコロ工房 和菓子作り体験(彩雲堂)
住所:島根県松江市殿町43 カラコロ工房 3階
体験料:1人3000円(2人以上から体験可)
時間:11:00~(予約のみ※)/14:00~(当日12:00まで受付)※予約はTELもしくはHPから。
所要時間:1時間程度(参加人数により変動)
TEL:0852-20-7000
HP:https://karakoro-kobo.com/

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この記事を書いた人

しばちゃんのアバター しばちゃん CA・na-naライター

神奈川県出身。趣味は読書と植物鑑賞。
CAとして働きながら、鳥取に移住しna-naライターを兼業しています。
日本文化に興味があり、歴史的な背景が残っている山陰から再発見・発信していきます。

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