こんにちは、Erikoです。
鳥取県出身の指画家、濱田珠鳳氏をご存知でしょうか?
国内でも希少な指画家だった濱田珠鳳氏の作品が並ぶ濱田珠鳳遺作展が、2023年6月23日から7月4日まで、米子市美術館で開催されます。
濱田珠鳳氏について
鳥取県日野町出身で、画家として活躍していました。
1987年から2010年にかけて単身中国に渡り、中国・唐の時代の伝統画法「指画」を学び、国内外で多くの人の心に響く作品を生み出しました。
1999年、中国指画研究協会に外国人として初めて推薦登録され、日本国内でも指画家として創作活動と普及に尽力。
十指連心の極意で、手や爪を筆代わりにして描き、なかでも渾身の気を込めた「龍図」を得意とし、「龍を描く女」とも呼ばれ、メディア等でも話題となりました。
指画の世界
指画とは、言葉の通り指で絵を描きます。
私も実際に濱田珠鳳氏が描いているところを見させていただいたことがありますが、指や爪の角度を変え、大胆に描く部分と細かく描く部分とあり、とても驚いたことを覚えています。
指を使うことによって、筆では出せない表現も感じることができます。
濱田珠鳳氏の作品
数々の作品は日光東照宮、靖国神社、武雄神社、大山大神山神社、金持神社など、国外では中国天台宗総本山国清寺、インドブッダガヤ大菩薩寺、米国ホワイトハウスなどに奉納、収蔵されています。
2012年に法務大臣表彰を受賞し、2018年には藍綬褒章も受章されました。
2021年11月に亡くなられましたが、作品は今なお多くの人の心に残っています。
濱田珠鳳遺作展
濱田珠鳳氏の出身地でもある鳥取県で遺作展がおこなわれるということで、今まで指画を見たことがないという人も、作品を見に行ける貴重な機会です。
私自身、絵画に詳しいわけではありませんが、濱田珠鳳氏の作品を見ると、パワーがもらえるような気持ちになります。
この機会に、濱田珠鳳氏の指画の世界を感じに行ってみてはいかがでしょうか?
イベント情報
濱田珠鳳遺作展
会場 米子市美術館 第1・2展示室
入場無料
期間 2023年6月23日(金)〜7月4日(火)
(水曜日は休館日)
時間 10:00〜18:00
※最終日7月4日は15:00までです。