投資は、長期・積立・分散が大切というお話をしました。
では分散ってどこに分散するの?
結局何を買ったら良いの?という相談がよくあります。
以前もお伝えしたと思いますが、結局何が上がるかなんてどんな投資のプロにもわかりません。
例えば、2021年は先進国の株式が一番上がったのですが、2020年は新興国の株式が一番上がりました。
しかし、2018年などは新興国の株式はとても悪い成績で最下位でした。
大きく見たマーケットでもこのようなことが起こります。
ましてや、その中身(国ごとであったり、会社ごと)を見ると、やはり上がるものもあれば下がっているものもあるわけです。
では私たちはどのようにしてこのような投資のリスクを軽減させているのでしょうか?
それがまさに分散です。
分散には、まずこれらマーケットの分散がありますね。
先進国の株式であったり、新興国の株式、また日本の株式などというように国やエリアを分けて分散させるということが大切です。
そして次に時間の分散ですね
これは長期である上でとても大切なことです。
一気に買うのではなくコツコツ少しづつ買う、というように購入するタイミングをずらして時間の分散を行います。
もちろん「あ〜あの時に購入しておけばよかった〜」などの後悔もあるかもしれませんし、「あの時買わなくてよかった〜」という安堵の気持ちになる場合もあるかもしれません。
ですがそこは鉄の心をもって時間を分散させてリスクを軽減することに徹しましょう。
そしてもう一つの分散は通貨の分散です。
私たちは日本円にほぼ100%に近いくらいコミットしている人種です。
ですので万が一、万万万が一日本円が紙屑になってしまったら一貫の終わりです。
想像したくない話ですし、とんでもないことなのですが可能性は0ではありません。
可能性があるのであればそのリスクにも備えておかなくてはなりません
100%の円を少しでもドルやユーロ、元 はたまた金などの資産に変えておくという分散が必要になります。
ぜひ、この分散という考え方をご理解していただき、投資を行う際には注意していただけたらと思います。