島根県安来市の老舗醤油蔵をご紹介します!
大正屋醤油店


大正屋醤油店は、創業100年を超える老舗。
扉を開けると、醤油の香りが押し寄せてきます!

店内には、濃口醤油、薄口醤油、三年熟成などのほか、純米醤油などの変わり種も。

大正屋さんでは、予約すれば醤油蔵見学をさせていただけるとのこと。
今回は、どんなふうに醤油をつくるのか、樽の様子を見学します!
しょうゆづくり見学

お邪魔したのは醤油蔵。
2階部分から見ると、床に穴が開いていて、そこから1階にある樽を上からのぞくことができるようになっています。
樽の中には熟成が進むもろみがたっぷりと入っています。

入り口そばの樽に入っていたのは丸大豆醬油。
現在一年ほど経過したこちらの樽は、もう一年半ほど待って絞るのだとか。
店頭にあった三年熟成の醤油は、この濃口醤油に大豆と小麦をもう一度入れて作るそうです。

樽に入っていた長い棒は、櫂棒といって、樽の中をかき混ぜるためのものです。
かきまぜることで空気を取り込ませ、発酵を促進させます。
混ぜてみると、ずっしりとした重みが伝わってきます。
醤油の味比べ

手間暇かけて作られる伝統の醤油。
今回は、2種類の醤油を味見させていただきます。

ひとつは1年半で絞った醤油、もうひとつは3年熟成の醤油です。
1年半のほうは若干色が明るく、さっぱりとした風味。
塩味がありますが、濃すぎない感じです。
では、3年熟成のほうはどうでしょうか?
まず違うのは香り! 1年半のものに比べ、より深いものになっています。
そして味も複雑に。塩味のほかに、酸味のような風味も感じます。
これを味わってしまうと、もう「とりあえず」醤油をかけとこう、という扱いはできないかも……。
長年愛される醤油には、職人のこだわりと愛がたっぷり詰まっている、そのことがわかる醤油蔵でした。
店舗情報
大正屋醤油店
住所:安来市伯太町東母里225-2
電話番号:0854-37-9061
営業時間:9:00~18:00
休業日:日曜日、年末年始
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