今年も梅雨が到来しました。
1年の中で1番雨が多く、湿度が高い季節です。
人間の身体は汗をかくことで体温を調節していますが、湿度が高くなってくるとかいた汗が皮膚の表面から蒸発しにくくなり体内の熱が内側に篭りやすくなってしまいます。
結果、余分な水分が身体に残りむくみをはじめ頭痛、重怠さなどの症状に繋がっていると考えられています。
言い換えると「身体の水はけが悪い状態」ともいえます。
そんな症状を少しでも予防したり改善できるようお家でのセルフケアがオススメです。
まず大事な事はしっかり運動をし、水分を補給し汗を出しやすい身体にする事です。
そのうえで次に大切な事は、身体を温めて発汗を促していく事です。
今日ご紹介するのはお灸です。
身体のポイント(ツボ)にお灸を据え温める事で効率よく発汗が促されます。
〜お灸とは〜
日本に2000年以上前から伝わる伝統医療。
よもぎの裏にある小さな毛を乾燥させて細かくした物がお灸です。
現在では産婦人科などで不妊治療や逆子治療などにも取り入れられ、医療が発達した現在でも多くの人に愛されています。
今回はドラッグストアなど市販で購入できる「せんねん灸」を足のオススメツボ3箇所に据えていきたいと思います。
熱さもお好みで選べる為今回は「レギュラータイプ」のお灸を選びました。
初めての方は「ソフトタイプ」のものでも良いかと思います。
〜用意する物〜
お灸、ライター、灰皿
火の取り扱いにはご注意ください!
①陰陵線”いんりょうせん”
スネの内側で1番上。スネの内側をゆっくり下から指でなぞってみると自然と指が止まる所です。
浮腫(むくみ)がある方は押してみると結構痛いです!
②三陰交”さんいんこう
スネの内側でうちくるぶしから握り拳一個分(3寸)くらい上がった所にあります。
靴下の跡が1番残り易い場所でもあります。
ここも押すと痛みが出る場合は浮腫サインです!
③太谿”たいけい”
うちくるぶしとアキレス腱との間。
優しく触ると動脈が拍動しているのが分かります。
お灸に火をつけてから約1分後に熱さのピークを迎えます。この際、我慢出来ないくらい熱い場合は無理をしないでください。
約3分間、温かさが続きます。
なんだか足全体がポカポカしたような感じになりますよ。
まだまだお灸で出来るセルフケアはたくさんありますので季節や環境に応じて出来るケアを今後もご紹介させていただきます。
ご視聴ありがとうございました。