こんにちは、うがちゃんです。
今回は鳥取県倉吉市にある
大手フィギュアメーカーである
『グッドスマイルカンパニー』の
“楽月工場”を見学させていただきました!
工場のイメージを覆すような繊細で
丁寧な作業工程に驚かされました!!
グッドスマイルカンパニー 楽月(らくつき)工場
国内唯一、フィギュアの量産を可能にした
楽月工場が2014年に鳥取県倉吉市に誕生。
こちらの楽月工場ではアニメの世界から
そのまま出てきたような“スケールフィギュア”や丸いフォルムがかわいい手のひらサイズ2.5頭身の“ねんどろいど”などを生産しています。また、生産したものは梱包・出荷まで楽月工場で完結させ、日本だけでなく世界中のファンへと直接届けられます!
ねんどろいどができるまで…
今回は“ねんどろいど”ができるまでの
工程を見学させていただきました。
フィギュアを作る過程は大きく7個に
分かれます。
①射出成型②表面処理③色彩④面相印刷(タンポ印刷)⑤組付け⑥梱包⑦出荷
GOOD SMILE companyの公式YouTubeでも解説付きで詳しく見ることができますのでチェックしてみてください♪
工場に入って驚いたこと!
①圧倒的な手作業 ~正確さとスピード~
工場というと・・・
大きな機械が並んでおり最低限の人数くらいで管理しているイメージでしたが…
楽月工場には作業台に向き合って作業
する人や機械の前に立って1つ1つ
パーツを確認している人など、機械より
も人の数のほうが多かった印象です!
作業の工程では
プラスチックのパーツに異物混入して
いないか一つ一つ人の目で確認したり、
機械では塗装できないような細部のパーツを手作業で塗装したり・・・
各部門の高い技術を持った職人たちが
生産を担っていました。
工場として生産性を上げるために
“スピード”も求められますが“同じものを正確に作る!”という日本が世界に誇る高い技術がこのフィギュア一つ一つに込められていると感じました!
②よりよくするために…
成長を止めないDNA!
楽月工場は2014年に
グッドスマイルカンパニーの
国内初のフィギュア生産の拠点として
倉吉市に誕生しました!
作業をより便利にするには…?
より細部を表現するためには…?
生産性を向上させるには…?
など手探りながらも一つ一つ課題を
解決しながら成長を続けてきました。
例えば…『マスク塗装』
キャラクターの口の色やベルトの金具など
細かすぎるパーツを塗装するために
塗装したい部分以外を覆う金型“マスク”を作成。
マスクの上からエアブラシで塗料を
吹き付けることで塗装したい部分だけに
色が付き細かい部分がしっかり表現
できるようになっています。
キャラクターごとに金型を作っている
そうです。
細かすぎるため機械では表現することが
難しく、一つ一つ人の手によって塗装が
施されています。高品質なフィギュアを
作るための努力に驚きました!
②職人技術と独自開発!
グラデーション塗装ロボット
キャラクターの髪色の表現などで使用
されるグラデーション塗装。
色の濃淡がなめらかに切り替わり
光と影の様子やキャラクターの
生き生きした雰囲気が感じられます!
このグラデーション塗装ですが、
高度なグラデーション表現と見本と
同じものを作り続けるという難しさから、
半年以上の訓練を重ね技術を習得した職人
にしかできない技でした。
しかし、高まるフィギュア需要に応えるため
自動化できないかと考え、なんと・・・
ロボット企業とタッグを組み、
グラデーション塗装ロボットを独自開発!
最新技術と職人にしかできない技を融合し
より多くの人に日本製のフィギュアを届けます。
楽月工場と地域の活性化
移住と雇用の創出
お気に入りのアニメやフィギュアにかかわる仕事がしたいという思いから倉吉に
移住して楽月工場で勤務している方も
たくさんいらっしゃいました!
自分が好きなことが仕事になるのは
とてもすてきだと感じました。
国内唯一のフィギュア生産工場であること
から楽月工場で働くことでここでしか
できない仕事に携われることや技術を
習得できることがとても魅力的だと思いました。
来年の春には第2工場が稼働する予定で
その大きさは今ある楽月工場の3倍くらいの生産規模になるようです!
現在、求人なども増やしているそうで、
楽月工場で働くことで倉吉をはじめとした鳥取県に移住をする人が増えるという効果が期待されます!
ポップカルチャーの聖地に!
古き良き街並みが広がる倉吉市ですが…
実は楽月工場ができたことで
『ポップカルチャーの街』として
知られています!
レトロで美しい街並みだけでなく、
フィギュアの聖地として訪れるファンや
「ひなビタ♪」という株式会社コナミデジタルエンタテインメントにより、ウェブを中心に展開されているキャラクターバンドコンテンツなどをお目当てに訪れる観光客も増えたそうです。
地域の人々の理解もあり、街にはキャラクターのパネルやグッズなども並んでおり、
ポップカルチャーを体感できる街づくりが進められていました。
倉吉市という場所から日本の文化を世界に
発信できることに誇りを感じます!
おわりに
楽月工場を見学させていただいてから、
フィギュアの見方が変わりました!!
細部の作りがどうなっているのか…など
少し目を光らせるようになりました!
フィギュアの生産工場ができることで
新たな形で街が活性化されたり、
雇用の増加によりで移住者が増えることが
期待されるなど様々な可能性を感じました!
ポップカルチャーの街をして世界の人に
倉吉の魅力を届けたいです!