こんにちは、りんです!
今回は、水がきれいな町として知られる 鳥取県江府町(こうふちょう) でつくられる絶品の日本酒をご紹介します!
1877年創業「大岩酒造」

今回ご紹介する日本酒を醸すのは、 明治10年創業の老舗酒蔵「大岩酒造」さん。
地元奥大山の清らかな水と良質なお米を使い、昔ながらの製法で丹精込めてつくられるお酒は、地元の方々に愛され続けています。

私が初めて大岩酒造さんの日本酒と出会ったのは、約1年前。
江府町にある 「道の駅 奥大山」 で、旅の思い出にと何気なく購入した一本でした。

岩泉のにごり酒もおすすめです!
家に帰ってさっそく飲んでみると、そのおいしさにびっくり!
やさしくも奥深い味わいに魅了され、「このお酒は一体どんなふうにつくられているんだろう?」と興味を持つようになりました。
そして今回、念願の 酒造見学 に行ってきたので、
その様子をご紹介します!
酒造見学について

「食事と一緒に楽しめる」こと!
大岩酒造さんでは、 年間を通して酒造見学を受け付けています。
(※繁忙期は見学できない場合もあります。お電話にてご確認ください。)
見学料金は 1人1,500円 。なんとミニ日本酒3本セットとおちょこ付き!
これはかなりお得ですね♪
見学の流れ
- 資料をいただき、日本酒づくりのビデオを視聴
- 実際に酒蔵を案内してもらい、酒造りの現場を見学

酒造りの時期(1月~3月頃)に訪れると、
よりリアルなお酒づくりの様子を見ることができます。
今回は特別に作業を行う早朝に取材をさせていただきました!
地元の「水」と「米」にこだわる酒づくり

ピクニックにもぴったりなスポットです♪
大岩酒造さんが日本酒を仕込む際に使用するのは、 奥大山のブナの森が育んだ天然水。
この仕込み水は、もともとスキー場だった「エバーランド奥大山」の中腹から採水 されているそうです!

さらに、日本酒の命とも言われる「酒米」も、地元・江府町の水田で育てられたもの。
大岩酒造さんでは、主に 「山田錦」や「五百万石」 を使用しており、毎年の気候や米の出来に合わせて酒造りの方法を工夫しているそうです。
そのため、「酒造りは毎年1年生」とのこと。
日本酒ができるまでの工程

日本酒造りは、まず原料となる米の外側を削る「精米」から始まります。削ることで雑味を減らし、スッキリした味わいのお酒になります。その後、米を洗って水に浸し、適度に吸水させたら、蒸して柔らかくします。

暑いので半袖で作業を行われていました
蒸した米の一部に「麹菌」を加えて「麹(こうじ)」を作ります。
大岩酒造さんでは、 ひろげた蒸米に麹菌を繁殖させ、2日かけてじっくりと麹を作る という伝統的な手法を取られているそうです。

麹は米のデンプンを糖に分解する重要な役割を持っています。別に「酒母(しゅぼ)」という、酵母を増やすための発酵スターターも作り、これを使って本格的な発酵を進めます。

次に、麹・蒸米・水を3回に分けて仕込む「三段仕込み」を行い、発酵を促します。発酵が進むと、米の糖がアルコールへと変わり、もろみ(発酵中の液体)が出来上がります。

2階からタンクの中を攪拌します
これを搾って液体部分を取り出すと、日本酒の完成です!
最後に、必要に応じて濾過や加熱殺菌(火入れ)を行い、貯蔵・瓶詰めされて出荷されます。
地元に愛される日本酒を

大岩酒造の5代目当主・大岩さん、そして奥様の江美さんです。
さらに、現在大学生の息子さん・陽平さんも帰省中で、お酒づくりを手伝われていました。

大岩さんに今後について伺うと、
「地元の米と水で、地元の人が醸し、地元で消費する」を大切に、 これからも変わらず愛され続けるお酒づくりを続けていきたい」と教えていただきました。
おわりに
今回の酒造見学で、大岩酒造さんのお酒のおいしさの秘密は、「地元の恵み」と「職人の技」、そして 「手間ひまを惜しまない丁寧な酒造り」 ということを知りました!
江府町を訪れた際には、ぜひ 大岩酒造さんの日本酒 を味わってみてください!
きっと、そのやさしく奥深い味わいに魅了されるはずです。
そして、時間があれば 酒造見学 もおすすめですよ♪
春のおでかけのお供に!
数量限定の可愛いMAPが完成!

日本海テレビが力を結集し、山陰の市町村を全力でPRするプロジェクト「さんいんVivid」。
WEBマガジン na-na でも江府町の魅力を紹介してきました。

これらの集大成として、na-na のライターが実際に訪れたスポットをまとめたMAPを作成!
その名も「江府町ときめきMAP」です。江府町の魅力がギュっと詰まったMAPになりました~!
配布場所やMAPのこだわりポイントなど詳しい情報は<こちら>からご覧ください♪
酒蔵の詳細
大岩酒造
住所:鳥取県日野郡江府町江尾1872
営業時間:8:30~17:30
定休日:土曜・日曜
電話番号:0859-75-2404
<HP>
<酒造見学について>
※事前予約制
申込方法:電話にて受付
参加料金: 1人1,500円 (ミニ日本酒3本セットとおちょこのお土産付き)
所要時間:1時間程度