鉄を熱して、叩いて作る自分だけのペーパーナイフ。珍しい鍛冶体験ができるたたらの里の鍛冶工房へ|鳥取県日野町

かつて製鉄を行う「たたら」が盛んで「たたらの里」と呼ばれる、鳥取県の奥日野エリア。
ここで自分で鉄を熱して叩いて…鍛冶体験ができる工房へ行ってきました!

目次

鍛冶工房 宮光(みやみつ)

鳥取県日野町、日野川沿いを走る国道180号沿いにある「鍛冶工房 宮光」

工房内に入ると、なんだか映画の世界のような、時が止まったような空間。
職人さんにとっては、いつもの作業場だと思うのですが、この景色を見慣れていない人にとっては、思わず写真に撮りたくなる素敵な雰囲気のある空間でした。

鍛冶体験でペーパーナイフ作り

「この鉄くぎからペーパーナイフを作る」と教えてくれたのが、職人の宮脇光男さん。

宮内さんが作ったスキレット鍋やフライパンなどの作品は、工房の他、日野町や日南町の道の駅でも販売されています。

この釘が本当にナイフになるの…?と思いながらも、まずは鉄を熱して、叩いていきます。

炎の中へ釘を入れて熱すると、釘の色が真っ赤に輝きます。

そして、金づちで平たく叩いていく。
この作業をひたすら繰り返し。

まっすぐに叩いているつもりなのですが、思ってもいない方向に反ってしまったり…。

宮脇さんであれば、釘からナイフの形まで5分もあればできるということですが、体験の方が挑戦するとこの作業に30分ほどかかります…!

宮脇さんに手を加えて軌道修正してもらいながら、かんかん、と打っていきます。

研いで仕上げへ

形ができたら、鋭さを出すために表面を研いでいきます。

目の粗いものから細かいものへ。
最初は機械ではじめ、仕上げは研ぎ石で手作業で研いでいきます。

作業工程ごとの形の変化です

この研ぎの作業にもかなり時間がかかりましたが、モノづくりが好きな方には、集中して同じ作業を続けるという堪らなく楽しい時間だと思います!

目の前のことに集中でき、まるで職人さんのような目つきになっていました。

完成したペーパーナイフで、実際に紙を切ってみると、ちゃんと切れる!
最後に宮脇さんが、名前を入れてあげると、持ち手の部分に名前を彫ってくださいました。

旅の素敵な思い出品に

今回、鍛冶体験をした、インフルエンサーのRINAさん。鳥取県出身ですが、こんな場所があるなんて知らなかった!と貴重な体験を楽しんでくれました。
「本当の職人さんに教わりながら、普段見たことのない”鍛冶”を体験し、ただのお土産ではなく旅の大切な思い出ができました!」

ペーパーナイフ作り体験は、電話での事前予約が必要で、体験日や時間などは、土日も含めて相談できるということです。

貴重な体験と、世界に一つだけの自分の作品。
ぜひ素敵な思い出を作りに鍛冶工房を訪れてみてはいかがでしょうか?

工房の周りには、日本一縁起の良い名前の神社として注目される「金持神社」や、寒い季節に食べたい名物グルメ「チャンポン」のお店など、合わせて楽しみたいスポットもたくさん!
鳥取県観光連盟のサイトで日野エリアの観光ルートが紹介されていますので、参考にお出かけください♩
→鳥取県観光連盟HP「とっとり旅」

スポット情報

鍛冶工房 宮光
住所:鳥取県日野郡日野町本郷20-1
電話:0859-72-1098
【ペーパーナイフづくり体験料】
料金:5500円(税込)
所要時間:約1時間30分
※体験は電話で要事前予約


この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

とっとり・しまねの気になる話題、楽しみ方、役立つ情報をお届けします!

目次