こんにちは、うがちゃんです。
今回、鳥取県での移住生活を満喫する
移住の先輩にお話を伺ってきました。
人との縁から流れるように移住を決めた 西川慶子さん
鳥取県鳥取市の河原町にある
工芸の郷・西郷地区で
四季を楽しみながら暮らす西川慶子さん。
2021年5月から少しずつⅠターン開始。
移住までの西川さん
ご出身は茨城県。
大学卒業後は、全国に支店を持つ
大手食品商社で約13年間・営業職で勤務
福岡県 5年半
↓
岡山県 2年
↓
愛媛県 3年
↓
静岡県 2年
と全国を飛び回りご活躍されていました。
農産物・水産物・畜産物など様々なものを
取り扱う中で西川さんは豆などをメインに
担当されていたそうです。
普段お店で食べている豆の加工品なども
西川さんが取り扱っていたものかも・・・!?
就職活動のときにはこれといって
目指していた職業はなかったそうですが、
・食べることが好き!
・いろいろな場所に行くことが好き!
・海外が好き!
など様々な「好き」が高じて、
各地の人々と触れ合いながら
バリバリと楽しく働いていたそうです☆ミ
移住を考えたきっかけは・・・?
部署移動で人事部になった西川さん。
就活セミナーなどで就活生と話す中で
「営業はきつい」というイメージを持つ
学生が多く、営業職はあまり人気がない…!?と感じたそうです。
この時、各地を駆け巡り楽しく働いていた
西川さんは……
「もしかしたら私の考えは古いのかな?」
と心のどこかで感じたそうです。
さらに、
営業職に戻った後にコロナ禍に見舞われ、
生産者の方や各地のお客様と様々な土地で
対面で関わることが難しくなりました。
そこに楽しさを感じていた西川さんに
とってはやりがいを感じづらい状況に…。
これらをひとつのきっかけに離職を決意。
インターンシップ中に出会ったたくさんの人とのご縁が移住のきっかけに
何も決めずに飛び込んだ
パン屋さんのインターンシップ
商社勤務時代、岡山県の配属中は
鳥取県へも出向くこともあり、
なんとなく土地勘はあった西川さん。
離職後の2021年5月。
1か月分の荷物だけを車に詰め込んで
鳥取県の智頭町にある「タルマーリー」
というパン屋さんが募集している
1か月間のインターンシップに参加。
スタッフとして働きながら田舎暮らしを
体験しました。
流れるように決まった移住生活
<1か月のインターンシップを終えた後は
どうしようかな…>と漠然と考えていた
西川さん。
休日に遊びに行った鳥取県河原町の
西郷地区での人々との出会いをきっかけに
流れるように話が進みます。
※ココから本当に流れるように話が
進んでいきますのでしっかり流れに
ついてきてくださいね!
最初のきっかけとなった
牛ノ戸焼の小林孝男さん
鳥取市河原町の西郷地区は
工芸の郷として知られています。
各地から工芸作家が集まり様々な作品に
触れることができます。
西川さんが牛ノ戸焼の窯元を訪れたときに
たまたま出会った6代目の小林孝男さん。
世間話をする中で・・・
「ここに住んじゃえば?」
と小林さんに言われたことで急展開。
「住むって言っても・・・家は・・・?」
などなど西川さんが考えるのも束の間。
小林さんから“キタムラさん”という方の
電話番号が書かれた紙を手渡されました。
とりあえずこの番号にかけてみると、
西郷地区の街づくりを
推進している北村恭一さんという方に
電話がつながったそうで…
北村さん
「これから予定がないならとりあえず
西郷の公民館においで!」と。
言われるがまま、西郷地区公民館へ。
到着すると北村さんから
地域おこし協力隊の山川良子さんという
女性の方を紹介してもらいました。
京都出身の山川さんは移住の先輩で、
長らく東京の出版社で勤務をされており、
数年前に地域町おこし協力隊として
西郷地区に来られました。
「移住の話もしつつ、
今日はうちに泊まれば?」と山川さん。
とりあえず泊まってみた西川さん。
一日を通して山川さんと移住の話や
西郷地区のお話などをして過ごしたそうです。
インターンシップを終えて
2021年の6月に
1か月間の「タルマーリー」での
インターンシップを終えて、
一度実家に帰った西川さん。
荷物の整理をしながら・・・
「やっぱり鳥取良かったなぁ。」という
思いが込み上げてきたそうです。
インターンシップ後に
やはり移住したい思いが募り…
地域おこし協力隊の山川さんに相談。
とりあえず鳥取で過ごしてみたい!
移住への思いが募り、
インターンシップから帰った後、
すぐに移住の先輩山川さんに相談。
もともと地元の高齢の夫婦が生活していた
家具付きの空き家を紹介してもらい、
農作業から狩猟、イノシシの解体まで
様々な体験をして夏を過ごすことに。
季節を越え冬。
日本海側での生活は初めてだったため、
冬の生活は大丈夫だろうか・・・!?
去年の鳥取は大雪続きで家を一歩外に
出たら銀世界。
これを見て西川さんは
大変さより楽しさが勝り
「これはいける!」と確信!
こうして、
西川さんの本格的な移住生活が
始まりました。
現在の西川さんのお仕事は・・・?
西郷地区の人に仕事を紹介してもらい、
メインで農業をされているそうです。
今の時期にはお米やネギ、アスパラ等。
ちなみに…田んぼは約100枚分を管理!
田植えや草むしりなど。
秋に向けては収穫が始まります!
天気が悪いときには・・・
牛ノ戸焼の窯元で土を濾す仕事や
河原町にある工芸品の器を楽しめる
「オクダンカフェ」のスタッフとして。
天気を見ながら、臨機応変に様々な
仕事をされているそうです。
西郷地区は移住者を受け入れやすい
環境が整っている?
西川さんのお話を聞いていたら
人と人のご縁で移住までの話がスルスルと
と進んでいくので驚きました。
町おこし協力隊の山川さんに西郷地区の
移住事情について伺ってみたところ…
工芸家の方なども含め、
ほかの地域から移住して来た人が多く、
町全体が外部から来た方に対して
ウェルカムな姿勢を持っているそうです♪
おわりに
今回、西川さんのお話を伺って・・・
西郷地区へ取材に訪れて、
人と人との縁や人の温かさなどを
強く感じました。
そして、流れるような展開の中ですべて
受け入れてみる西川さんのチャレンジ精神
にかっこよさを感じました。
今は日々の四季を楽しみながら西郷での
暮らしを楽しんでいるそうです。
西川さんのような暮らしに憧れます♡