IT/イットも担当!特殊メイクのバートと新作『アントマン』試写へ【島根の神主からハリウッドリポーターへ】

日米同時公開の『アントマン&ワスプ:クアントマニア』。2月13日に行われたマスコミ試写に、友人で特殊メイクアップアーティストをしているバート・ミクソンを誘った。本作では、量子世界のクリーチャーを担当しているそうだ。

・バートのウェブサイト
http://bartmixon.com/
・バートのキャリアがわかるimdb(インターネット・ムービー・データベース)
https://www.imdb.com/name/nm0594298/?ref_=nv_sr_srsg_0

試写は午後7時から。会場は、夕方だと私の自宅から1時間かかるバーバンクにあるAMCシアター。上映時間が2時間ちょっとだから、早めに行って、試写の前にご飯を食べるという予定を立てた。
ワーナー映画やディズニーのスタジオがあるバーバンクは、映画関係者が多く住む町。バートもしかりだ。ということで、バートの家で合流し、映画館近くのラーメン屋で夕食を済ませてから試写に行くことに。

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美味しかったー!
バートが箸を上手に使っていて驚いた。特殊メイクの仕事をしているだけに、手先が器用!

映画館はすっかり『アントマン』上映ムード!

映画会社や作品によって、ポップコーン&ドリンク、駐車券が渡される。この日はドリンク&ポップコーン券が“クオンタム(量子)”サイズで配られていた。映画にちなんでのサイズで笑えた。
通常は売店で券を見せてカップとポップコーンを受け取るが、この日は、チェックインテーブルでカップを渡され、上映するシアターの前でポップコーンを自分で取るという方式だった。

“クオンタム(量子)”サイズのドリンク&ポップコーン券。上映シアターは、もちろんIMAX!
通常渡されるソーシャルメディアの投稿解禁日のお知らせ(写真右)と比べると格段に小さい今回のドリンク&ポップコーン券

バートは、地元テキサスで撮影された『ロボコップ』(1987年)や『エルム街の悪夢2フレディの復讐』(1985年)でキャリアをスタート。
ロサンゼルスに移ってからは、さまざまなプロダクションに参加している。有名なのは、スティーブン・キングの『IT/イット』のピエロのメイク。近年、リブート映画が公開されてヒットしたが、あのピエロのメイクのオリジナルは彼が担当したのだっ!

『IT/イット』のピエロのメイクをするバート
ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』で、フィフス・ブラザー(サン・カン)のメイクも担当した
© 2022 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

特殊メイクのイベントなどでゲストスピーカーとして登壇するバート。映画界復帰後、いきなりオスカーを2つも受賞したカズ・ヒロ(辻一弘)とも何度か仕事をしたことがあり、この日も「彼とは先日、ランチしたばかりだよ」と言っていた。私も辻さんには取材したことがあったり、共通の友人がいたりするので、「よろしくお伝え下さい」と言っておいた。
バートはマーベル作品とのご縁が続いており、最近携わった作品は、『ソー:ラブ&サンダー』のゴア(クリスチャン・ベール)、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のヴィジョン(ポール・ベターニー)など!

ANT-MAN AND THE WASP: QUANTUMANIA. © 2023 MARVEL.

今回の『アントマン&ワスプ:クアントマニア』では、エキストラを何人か担当したという。「量子世界のクリーチャーで、青いクリスタルな頭のヤツと黒に金の縞模様があるヤツがそうだよ」と教えてくれた。
劇中、それっぽいのがアップで写っていたので、上映後に聞くと、やはりそう。青いクリスタルな頭がカメラを横切ったら、バートのことを思い出してほしい(笑)。

ポール・ラッド。マーベルの様々な作品の原作者、故スタン・リーと
Photo by Izumi Hasegawa / HollywoodNewsWire.net

さて、肝心の映画だが、ツッコミどころが所々あり、昔の特撮映画を観ているような気分になったものの、スコット・ラングことアントマンを演じるポール・ラッドの魅力で全体的には楽しめた。ポールは、強烈な「良いヤツ」オーラを持っていて、コメディーのセンスが抜群!シリアスな演技もこなしちゃうけど、場面が重すぎにならない貴重な俳優だ。レッドカーペットでも仕事熱心で、全く同じ笑顔ながら(笑)全てのカメラマンにしっかりカメラ目線をくれる。ただ、本作ではなんとなく、そんなスターなステータスに「お疲れ」な印象を受けた。

私にとって「怒!」だったのが、主人公スコットが溺愛する娘キャシーの配役。前作『アベンジャーズ/エンドゲーム』でキャシーを演じたエマ・ファーマンではなく、本作ではキャスリン・ニュートンが起用されている。なぜ、同じ女優にしなかったのか?確かにキャスリンの方が有名でインスタのフォロワー数も1.6ミリオンと桁違いだが……。エマは、キャサリン出演の発表で自分がお呼びではなかったことを知ったという。ハリウッドは非情な世界だ。他の出演作でもそうだが、キャサリンの「私を見て〜」的な演技が鼻について、登場する度に気持ちが盛り下がってしまった。

本作で光っていたのは、シニアの活躍。64歳とは思えないミシェル・ファイファーの美しさに惚れ惚れし、ビル・マーレイが相変わらずののらりくらり演技で健在ぶりを発揮していたが、芸歴57年、御年78歳にしてコメディーもイケると実証したマイケル・ダグラスが何よりも楽しませてくれた。

お馴染みのエンドクレジット後のお宝映像が本作にもある。マーベルの映画とドラマのシリーズを全てチェックすればするほど楽しめるというマーケティングの上手さに改めてケビン・ファイギ(マーベル・スタジオの社長)の天才ぶりを実感した。

次回はアカデミー賞の予想を書きます。
お楽しみに〜

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この記事を書いた人

はせがわいずみのアバター はせがわいずみ ハリウッドリポーター兼神主

松江市出身。世界で唯一!ハリウッド・リポーター兼神主。取材したセレブはのべ5000人以上!! セレブの素顔やハリウッドの舞台裏、グローバルな神主活動、アメリカ生活、島根のお気に入りなど、盛り沢山の話題をお届けしま〜す。
株式会社ハリウッド通信社(Hollywood News Wire Inc.)社長。アメリカ出世稲荷神社宮司。遣島使。松江市観光大使。

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