島根県と広島県を走る観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」。
2023年11月中旬に運行が終了してしまうということで、ひと目見ようと奥出雲におでかけしました!
奥出雲おろち号
「奥出雲おろち号」とは、JR木次線(島根県雲南市にある木次駅から広島県との県境付近にある三井野原駅まで)を走る2両編成のトロッコ列車です!
1998年にスタートし、観光客を中心にたくさんの方にに親しまれてきましたが、2023年11月中旬に運行が終了してしまうことに…。
ラストイヤーということで、例年土日を中心とした運行でしが、平日も含め多くの期間で運行が予定されています。
しかーし!!みなさん最後に乗っておきたい、という思いは同じなようで、予約枠が争奪戦となっています!
運行区間
この日は通常運転で木次駅を10:08発に出発のため、前日に出雲市で一泊してから木次駅に向かいました。
出雲市駅から木次駅までは車で30分程度です。通常は木次駅が始発ですが、片道運転延長日には出雲市が始発となります。
出発駅「木次駅」
車両
9:50ごろ奥出雲おろち号が入庫!みんなのテンションが上がっていくのを感じます!
レトロな車内です♪
上にある★は暗闇で光って見えるそうです!
天井にはヤマタノオロチも。様々な色に変化しながら光ります。トンネルに入ると特にきれいに見えるということなので、乗車された方はぜひ注目してみてください♪
窓のある車両もあります。雨の場合はこちらの車両で過ごす方もいるそうですが、多少の雨であれば、カッパを着て、窓なしの車両に乗車する方が多いそうです。
おすすめ撮影スポット
列車の撮影スポット
乗るだけでなく、自然の景色の中を走り抜ける姿
も人気のおろち号。
ちなみに奥出雲おろち号がきれいに映る木次駅長のおすすめ撮影スポットは
・「火の谷」という踏切付近 (島根県雲南市木次町寺領 県道156号)
・出雲横田駅国道314号線沿いの橋の上
・出雲坂根駅(停車時間が15分程度と少し長めのため)
だそうです!
ここが火の谷の踏切です。車を停められそうなスペースもあり、撮影しやすそうです!
このチラシの写真は火の谷の踏切辺りで撮影されたとのことでした。
出雲坂根駅には「延命水」と呼ばれる湧き水があります。寿命が100年を超えた狸や狐が好んで飲んでいたことから、「延命水」と名付けられたそうです。
コップやペットボトルを用意して行ってみてください♪
あとは、道の駅おろちループ(島根県仁多郡奥出雲町八川2500−294)の展望台からも見ることができました!
土日には多くの人がこの展望台からおろち号に向かって手を振っているそうです。
車内からの撮影スポット
車内からのおすすめ撮影スポットは、
・おろちループ付近の赤い橋が見える場所
・出雲横田駅付近の棚田
・10・11月は出雲坂根駅から備後落合の間の紅葉
が見どころだそうです!
ぜひ乗車された際にはこちらの撮影スポットで撮影してみてください♪
車内での食事
おろち号では、車内販売や停車駅で各地域の自慢の食を味わえるのも、楽しみの一つとなっています♪
事前予約が必要なものもあるのでお忘れなく!
木次駅「焼鯖棒寿司&稲荷寿司」(ホック雲南店)
木次駅では焼鯖棒寿司&稲荷寿司/1,000円が購入可能です。
◎お問合せ/ホック雲南店(0854-47-7225)
※要予約(乗車2日前まで)
乗車前に名前を呼ばれて現金1000円と引き換えで商品が購入できます。
じゃーん!もう見た目だけで美味しいのがわかります。
サバは肉厚で食べ応え抜群です…!
サバとごはんの間には、しょうがと大葉が入っているのですが、このしょうがは辛みが少なく柔らかい♡
10時頃購入できるので、朝ごはんとして食べるのもいいかもしれませんね!
亀嵩駅「亀嵩駅そば弁当・奥出雲を愛するあいす」(扇屋そば)
亀嵩駅そば弁当(並盛り750円・大盛り1,000円)
お問合せ/亀嵩駅・扇屋そば(0854-57-0034)
火曜定休
要予約(乗車当日10時まで)
亀嵩駅では、蕎麦が購入できます。
実は、亀嵩駅には、駅の中にお蕎麦屋さんがあり、そこで作られたお蕎麦が販売されているんです!
扇屋さんは半世紀以上の歴史のあるお蕎麦屋さんで、建物は開店当時とほとんど変わらないそうです!
駅に列車が到着すると駅長さんがこのように蕎麦を持ってきて名前を呼んでくれるので、現金と引き換えで受け取ります。
お蕎麦屋さんを訪れたい方は、もちろん店内での飲食も可能です!
駅舎内で打ち立ての蕎麦を楽しむ珍しい体験ができますので、ここを目当てにお出かけするのもおすすめですよ~!
住所:島根県仁多郡奥出雲町郡340(JR木次線 亀嵩駅舎内)
電話番号:0854-57-0034
営業時間:10:00~16:00(オーダーストップ)
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
HP
出雲横田駅「炎の牛めし」(奥出雲屋)
炎の牛めし 1200円
受け取り場所:出雲横田駅
お問い合わせ:奥出雲屋/0854-52-2468
要予約/2日前15時まで 3個から
お肉好きなので、こちらも気になる!
この牛めしが誕生した理由は、たたら製鉄の炎と、鬼滅の刃の炎柱である煉獄杏寿郎が列車で牛めしを食べていたことからだそうです♪
中には奥出雲和牛がたっぷりと入っています!お弁当のお肉は固いイメージがありましたが、とってもやわらかい!添えられている野菜とこんにゃく煮つけも美味しく、ペロリと完食しました!
このお弁当を販売する奥出雲屋さんは、地元食材でお弁当やお惣菜を作るお店。使用されているお米はすべでご主人が栽培された仁多米だそうです!
また奧様(恵さん)は、奥出雲を盛り上げるために国家資格(国内旅行業務取扱管理者)を取るほど奥出雲を盛り上げようと奮闘されています!地元への熱い思い伺い、私も地元を盛り上げたい!そう改めて思うきっかけとなりました。
住所:島根県仁多郡奥出雲町下横田89-4
電話番号:0854-52-2468
営業時間:9:30~17:30
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おろち号の予約方法
2023年はラストイヤーのため、例年は土日祝のみの運行だった期間も平日を含めた多くの期間で運行が予定されています!
※2023年7月の一部期間は特別運行のため、旅行会社を通しての販売となっています。
一般販売の場合は一か月前の朝10:00から購入できます。販売はJR西日本のネット予約か緑の窓口でされています。
ラストイヤーということもあり、販売開始直後に売り切れてしまう…ということも多いそうです。
ネットから空席情報も確認できるので、キャンセルが出ていないかこまめにチェックすると予約できるかもしれないとのことでした!根気よく頑張るしかないですね!
空席確認
→JRサイバーステーション
おわりに
今回、奥出雲に初めて訪れたのですが、とても人の温もりを感じる町でした。
休日には、おろち号に乗るだけでなく、走る姿を一目見ようと多くの人が訪れているそうです。
木次線の普通列車も、木次線を盛り上げていこうと可愛らしい姿に変わってました!
2023年春から運行しているラッピング車両で、4種類あります。
人が温かく空気の綺麗な街、「奥出雲」にみなさんもぜひ足を運んでみてください♪