こんにちは。
インテリアアドバイザーのアダチツヨシです。
年が明けて心機一転。
お正月気分もすっかり落ち着きましたね。
今日は「デスク」についてのお話をしようと思います。
ここ数年でリモートワークが暮らしの一部となった方も多いと思います。
先日、妻からの要望で急遽、自宅に作業用デスクを導入することになりました。
ただ、生活動線や使い勝手、また使用環境を考慮すると、設置可能な残されたスペースはこれだけ。
横幅はわずか1メートル。
一般的なデスクではなかなかサイズに見合うものがなく、且つどうしても圧迫感が気になってしまいます・・・
また一方で、ここにどの椅子を合わせようか?という問題も悩みの種でした。
もともと、どうしても1脚持て余しているチェアがあり、それを使いたい。
ただ、このチェア、座面高が40cmと一般的なダイニングチェアと比べると2~3cm程低い。
この2~3cmって意外と使い心地には大きく影響を与えるのです。特に小柄な女性などはより一層です。
足をしっかりと地面につけて座ることができ、程よいクッション性もあって、座り心地も良いチェアなのですが、一般的なデスク(高さ70~75cm程)に合わせると、椅子が低すぎて使いにくいバランスになってしまいます。
そこで採用したのが、このデスク。
https://stringfurniture.com/jp
スウェーデンのブランド「String Furniture」のユニットデスクです。
パーツごとに購入できるので、自由な組み合わせで使うことができます。
1949年の創業という歴史を持つ北欧を代表するブランド。
スウェーデンの一般家庭の多くで使われているという国民的な家具です。
我が家でも、別タイプの棚をキッチン周りやリビングなど数か所に設置しています。
では、実際に取付工程をご紹介していきます。
今回使ったパーツはこれだけです。
デスク天板と脚2本、そして天板のストッパーのみというとてもシンプル組み合わせ。
自分で用意したものはプラスのドライバーのみでした。
①まずは脚から取り付けます。
設置箇所の壁には板の下地が入っていたので、直接ビスで留めていきます。
(石膏ボードのみの下地の場合は強度確保のため、ボード用アンカーの使用をおすすめします。)
脚の位置を決め、ビスで仮留めします。
②2本の脚の位置が決まれば、あとはデスク天板のシルバーのフックを脚パーツの梯子に引っ掛けます。
③最後にストッパーを押し込めば、あっという間に完成です。
今回、椅子の座面高が40cmなので、妻の身長も考慮して、天板の高さは66cmの位置に設定しました。
(これは市販の既製品としては結構イレギュラーな高さです。)
このデスクのメリットは、やはり高さを自由に設定できるところ。
以前にインテリアショップで勤めていた際に、お子さん用のデスクとして購入される方も多くいらっしゃいました。
シンプルでお部屋に馴染みやすいデザインというのはもちろん、天板の高さを手軽に変えることができるので、キッズチェアにも合わせることができたり、成長に合わせて高さを変えることができるという、将来を見据えて取り入れる方も見られました。
状況に応じて、外してコンパクトに収納しておいたり、別のパーツを購入して用途を変えることができるのもメリットです。
今回の取付所要時間は10分弱程。私は取り付けに慣れているということもありますが、なんせ、サイドパネルの梯子にフックを引っ掛けるだけの構造なので、見た目以上に作業は単純です。
でも、壁に穴が開いちゃうんでしょう・・・。
という声が聞こえそうですが、ホームセンターなどで手頃な価格で手に入れることのできる「クロス補修材」を使えば、もし外すことがあっても目立たないように補修が可能です。
実際に我が家でも、何度も飾り棚の位置を変えて模様替えを楽しんでいます。
置き型のデスクではできないことを可能にするフレキシブルなデスク。
「家具」と「スペース」の関係ってどうしても悩みの種になることが多いですが、その悩みを柔軟な発想で乗り切るのも、暮らしを愉しむコツです。
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