【鳥取市にミニシアター完成】映画好きの憩いの場「シネマドア」で映画を見てきた!

目次

鳥取市の中心に生まれた、映画好きの隠れ家

映画を観るために、わざわざ県外まで行くことはありますか?

映画館の少ない鳥取市。映画好きの私も、希望する映画の上映を求めて車を数時間走らせることもしばしば。

そんな鳥取市に、この春、新しいミニシアターが誕生しました。

JR鳥取駅の北側、春にはお花見客でにぎわう袋川沿いに新しくオープンした映画館。

その名も「シネマドア」。

映画は“人生の扉”』という意味が込められています。

落ち着いた内装と20席に限られた客席が特徴のミニシアターです。けれど、その小さな扉の向こうには、映画を“観る”だけでは終わらない、特別な時間がありました。

映画好きでよく県外にも映画を見に行く筆者。今回は実際に足を運び、その魅力を体験してきました!

あのユーミンもお忍びで訪れた!?

チケット予約は「シネマドア」公式HPにある予約フォームから、必要事項と見たい作品を入力して完了。

予約が出来るのは希望する上映の前日17時までですのでお忘れなく!

建物に入ってすぐの場所に飾ってある「シネマドア」のポスターに書かれているサインはなんと・・・・

「ユーミン」こと、シンガーソングライター・松任谷由美さんが書かれたもの!

とりぎん文化ホールのコンサートの前日に来店されたそうです。突然のサプライズ訪問に、スタッフの皆さんもとても驚き、喜んだと言います。

「移住者がクラウドファンディングでつくった小さな映画館」に惹かれ、足を運んだユーミンさん。

その日見た映画は『女性の休日』。

世界中が聞き惚れるシンガーソングライターが貴重な休日過ごした映画館。より一層ワクワクが高まります!

ふかふかのソファに身を沈めて、映画の世界へ!

入口に入って支払いを済ますと、すぐそこにシアターが。

スクリーンは135インチ。席数は約20席ほどです。
元は制服店だった建物を改装した空間は、大きすぎないからこそ、作品との距離がとても近く感じられます。

客席に入ってまず驚いたのが、ふかふかのソファ席。

一般的な映画館の椅子とは違い、家のリビングにおいてあるタイプのふかふかのソファが並んでいます。最前列のローソファは早い者勝ちですね!

私が今回座ったソファのタイプはレザータイプのリクライニングソファ。

自分で角度を自由に変えられるため、一番良い角度に調整。日々の仕事で凝り固まった身体が柔らかいソファにズブズブと沈み込んでいきます。あ~やばいやばい・・・寝そう・・・。

ソファに座り心地の良さに「このまま暗くなったら、私は上映中に寝てしまうのでは!?」と焦ったのもつかの間。

上映前には「シネマドア」オーナーの金塚さんが登壇し、映画の説明とあいさつをしてくれます。

丁寧な金塚さんのあいさつに、「今から現実を忘れて映画を見るんだ」と特別な気持ちになることが出来ました。

この日鑑賞したのは、スイスの映画『ナースコール』。

人手不足の病棟で奮闘する、遅番勤務の看護師の主人公を描いた作品です。

足りない人手、苛立つ患者から要求。次々と押し寄せる困難に、思わず手に汗を握りながら見守る一方で、死を前にした患者たちとの心の交流には胸が締めつけられました。

医療現場の厳しさだけでなく、その中で生まれる小さな優しさや、人が人を支えることの意味が丁寧に描かれていて、観終わったあとには不思議と爽やかな余韻が残ります。

「誰かの仕事のおかげで、自分たちの生活は回っている。」

そんな当たり前だけれど忘れがちなことを、改めて気づかせてくれる良作でした。

上映前は「眠ってしまったらどうしよう・・・」と思っていたのが噓のような没入感を味わうことが出来ました!あ~面白かった・・・!

映画を観たあとにも楽しみが

シネマドアの最大の特徴は、上映後の“感想トーク”にあります。

映画が終わったあと、そのまま帰るのではなく、30分ほどカフェタイムのように感想を語り合う時間が設けられているんです!

この日、私もオーナーの金塚さんと映画について話をすることができました。

「このシーン、どう感じました?」
「この作品が好きなら、あの映画もきっと好きですよ」
と、どんどん会話が広がっていきます!

今回観た『ナースコール』の感想だけでなく、お互いの好きな映画や、おすすめ作品の話でも大盛り上がり!

更に、私と金塚さんの好きな俳優さん数名がぴったり一致していることが発覚。「塩顔の俳優さんって素敵ですよね~」と会話に花を咲かせてしまいました。

映画好き同士だからこそ、初対面でも不思議と距離が近くなる。これこそが、“コミュニティシアター”と呼ばれる理由なのだと感じました。

館内では、500円で利用できるドリンクバーもあるので、上映中はもちろん、映画を観終わったあとの感想トークの時間にも、好きな飲み物をゆったり楽しむことができます。

静かに作品の余韻に浸るのもよし、誰かと語り合うのもよし。映画の時間が“上映時間だけ”で終わらないのが嬉しいところです。

この日販売されていたフードは、鳥取県倉吉市のポップコーン専門店『OKAWARI POPCORN 』さんのポップコーンと、鳥取県智頭町で手掛けられたドライフルーツ。

まだフードの種類は多くありませんが、今後は映画の中に登場した料理、いわゆる“映画飯”の提供も考えているそうです!

「あの映画に出てきたあの料理、食べてみたい」

そんな願いが叶う日が来るかもしれませんね・・・!

オーナーは映画好きの移住者

「シネマドア」のオーナーを務めている金塚敬子(かなつか・けいこ)さんは、鳥取市に親戚が住んでいることから、2年ほど前に移住してきました。

本業は映画に全く関係のない、化粧品関係のコピーライター。生活環境を変えるために鳥取に移住してきた金塚さんにとって、映画は落ち込んだ時の逃げ場となる大切な存在。

しかし、鳥取には映画館が少なく、特に個性の強いミニシアター系の作品は県外まで足を運ばないと見られない状況。

そんな時出会った「鳥取ふるさとUI会」での後押しもあり、自らミニシアターの運営を決意したのです。


誰かと感想を語り合うこと。
知らなかった映画と出会うこと。

ただ映画を上映する場所ではなく、人と人がつながる場所に。金塚さんの想いが詰まった映画館が完成しました。

監督やキャストによるアフタートークも!

シネマドアでは、金塚さんが選んだ年代もジャンルも違う映画を1日3本、1か月で6作品が上映されます。

5月の上映スケジュール

映画好きのお客さんたちの中には、上映された全作品を見に来ている人もいるとのこと!

更に、映画の上映後に監督や出演者のアフタートークが開催されることもあるそうです。

5/1(金)から上映が始まる「屋根の上に吹く風は」は、

鳥取県智頭町にある「新田サドベリースクール」に通う子供たちを1年にわたって記録したドキュメンタリー。

こちらの映画も、5/1と5/5~6の上映後には、出演者によるアフタートークが決定しています。

詳しくはHPのお知らせをチェック!

映画を見た直後に作り手側のお話が聞けるなんて、豊かな映画体験すぎますね・・・。

まとめ

映画の配信サービスが当たり前になった今、家でも映画を気軽に観られる時代。

しかし、日常から切り離された小さな劇場で味わう没入感と、上映後の語らいのひと時。

わざわざ映画館へ足を運びたくなる理由がシネマドアにはありました。

まだ出会ったことのない映画、そして人との出会いが待っている場所。

皆さんもドアを開けてみてはいかがでしょうか?

シネマドア HP

住所:鳥取市元町222

料金:一般2,000円 会員1,500円

水・木曜日休館

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