6月19日、「日本格闘技界の歴史が変わる世紀の一戦」といわれ、
那須川天心選手との一戦を迎えるのが、
鳥取県米子市出身のK-1ファイター武尊選手(30)。
世紀の一戦を前にした今の心境や地元への思いを、日本海テレビの取材で語ってくれました。
武尊選手は、闘争心むき出しのファイトスタイルでKO勝利を量産する姿から、ついた異名が
“ナチュラル・ボーン・クラッシャー”(生まれついての破壊者)。
プロデビュー後の成績は、41戦40勝(24KO 1敗)、K-1史上初の三階級制覇を成し遂げた、「新生K-1のエース」です。
対戦相手となる那須川天心選手(23)は、別団体「RISE」所属のキックボクサー。
那須川選手は、15歳でプロデビューを果たすと、史上最年少の16歳でバンタム級の王座を獲得。
ここまで46戦を戦い、なんと全勝をあげています。(46戦46勝32KO)
ー那須川天心選手の存在は?
「ライバルと言われ続けて。競い合ってきた存在でもあるし、やっぱり敵としてずっと思っている部分もあるし、だけど今は那須川天心という存在がいたから僕は今まで強さを維持して、強くなれ、強くい続けて勝ち続けてこられたんだなって思っている」
K-1の武尊選手、RISEの那須川選手。
キックボクシング界でそれぞれ別の団体の
絶対王者であり、顔でもある二人。
両者の対戦はハードルが非常に高く、
対戦の実現までおよそ7年の歳月を要しました。
ー試合が決まらなかったことについて。
「(対戦が)決まるまでは何年もかかったし、
きつい思いとか辛い思いもたくさんしたので
そういうのも全部ひっくるめて
今回の試合で勝つことで報われるというか、
勝たないと逆に報われないことなので」
高校卒業までを過ごし、
大切な場所である地元・鳥取県米子市。
今回の一戦を前に、地元の人たちの声援を集めたメッセージをサプライズプレゼントすると「泣きそうになりますね」と笑顔を見せてくれました。
ー地元の人に向けてメッセージを。
「僕は日本代表だと思っているし、
鳥取代表だと思っているし、
米子代表だと思っているので。
地元を背負って必ず勝って
地元にまた帰りたいと思うので、
応援よろしくお願いします!」
日本格闘技界の歴史が変わる、世紀の一戦。
武尊選手と那須川選手は、6月16日東京ドームで拳を交えます。
6月15日(水)に日本海テレビ「ニュースevery日本海」で放送した特集は、日本海テレビの公式YouTubeで公開されています。