こんにちは、うがちゃんです。
皆さんは普段街中を歩くときに
落ちているゴミを目にしたり、
ごみ拾いをしたことはありますか?
今回はゴミ拾い1000倍面白くする競技を
取材してきました~!
【新感覚】スポーツ×ゴミ拾い大会
ースポGOMIワールドカップー
皆さんは【スポGOMIワールドカップ】
という地球に最も優しいスポーツを
知っていますか?
実は・・・
日本発祥!『スポーツ』×『ゴミ拾い』を
融合した新感覚の競技なのです!!
スポGOMIの世界大会は、2023年度が初開催!
国や世代を問わず、海洋ごみ削減の世界的ムーブメントにつなげていくことを目的として、日本財団「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として実施されるということです!
ルール説明
3人1組のチーム戦!
制限時間は1時間。指定されたエリア内でゴミ拾いを行い、最終的なゴミの量や質をスポーツマンシップに則って競います。
ゴミには種類や量によってポイントが定められており、その得点が最も高いチームが勝ちになります。
交通ルールを守らなかったり、メンバーが10m以上離れてバラバラに行動すること等は禁止されており、減点対象となります。
ゴミの種類とポイント
一例となりますが、
〇燃えるゴミ 100g→10ポイント
(紙類、雑誌類、弁当の包装など)
※雑草や落ち葉などは含みません!
〇燃えないゴミ 100g→10ポイント
(ビニール傘、ガラス類、金属類等)
※ドライヤーサイズまでの電化製品もOK!
〇ビン・缶 100g→12ポイント
※中身を捨てたもの
〇ペットボトル 100g→25ポイント
※中身を捨てたもの
〇たばこの吸い殻 100g→300ポイント
×粗大ごみ マイナス100ポイント
処理が困難なため、拾った場合はマイナス
(扇風機、布団、消火器、コンクリートブロック、タイヤ、炊飯器、パソコンなど)
鳥取県で行われた都道府県大会
47都道府県で予選大会が行われていて、
2023年7月15日に鳥取駅前で
スポGOMIワールドカップの鳥取県予選が
行われました!23チーム68名が出場。
ちなみに優勝したチームは・・・
10月に東京で行われる全日本大会へ進み、
さらに成績上位チームは“世界への切符”を
手に入れます!
参加チームに密着!
鳥取県予選に参加していた
しゃんしゃん傘踊りチーム『百花繚蘭』に
密着させていただきました!!
“4年ぶりに開催される鳥取しゃんしゃん祭
の会場となる鳥取駅前を綺麗にしたい”と
意気込みを聞かせてくれました!
作戦会議も念入りに・・・
大会ではゴミ拾い開始前に作戦会議の時間が与えられます。
地図を見ながらどのルートで攻めるのか、どのゴミを重点的に狙うのか、
ゴミを見つけたときの合図、時間管理等…
念入りに話し合っていました!
いよいよ“スポGOMI”スタート!
スタートの合図で一斉に各チームがゴミを探して街中に向かって動き出しました!
風紋広場前を一歩出てみただけで・・・
街路樹周りにたばこの吸い殻や小さなプラスチック片が次々と見つかりました!
また、百花繚乱チームが目を付けていた繁華街の中にあるコインパーキングに行ってみると・・・
「あ!!!ゴミだ~~~!!(嬉)」
ゴミを見つけると宝物を見つけたかのように嬉しくなりました。
ゴミを見つけたい!拾いたい!と自然に思えるのが競技ならではのGOODポイントですね!
花火のごみやお弁当のごみが次々と見つかりました・・・><
草が生い茂った場所や人目に付きにくい側溝はかなり年月が経ったペットボトルや缶、コンビニのおにぎりやサンドウィッチの包装などのゴミが大量に見つかりました。
捨てられていたゴミの種類や場所から…
“ゴミを捨てた人”の心情や背景が想像できるのも特徴でした。
ごみを捨てさせない環境づくりのアイディアなどにも繋がっていきそうですね!
他にも…
壊れたビニール傘やバラバラになったプラスチック片、なども多く見つかりました。
捨てられてから年月が経ったゴミは劣化が進み小さな破片に。それが風によって川に…いずれは海へ流れ着きます。
なんと、海洋ゴミの8割は陸(街)から来たものなんだそうです!驚愕の数字でした!
分別もしっかり!
1時間のごみ拾いを終えた後は・・・
10分間のごみの分別タイム。
分別も正しくできていないと-100ポイントと大きな減点の対象となります。
正しい知識でしっかり分別できるかも勝利のカギになりそうですね!
結果発表
いよいよ全日本大会への切符がかかった
運命の結果発表~!
優勝は6.51kg/1727.3ポイントを獲得した「03たんけんぶ」チーム。
ポイントの高いたばこの吸い殻を重点的に攻めた戦術が功を奏し高得点につながりました。戦術を考えるのもスポーツならではの面白いポイントですね!
今回密着させていただいた百花繚蘭チームは惜しくも優勝を逃しましたが、やり切った笑顔を見せてくれました。
おわりに
『スポーツ』×『ゴミ拾い』という異色の
組み合わせでしたが…
戦術を駆使し、決められたルールの中で
汗をかきながら競った参加者は「まさにスポーツだ!」と語ってくれました。
ゴミを拾う中で気づいたことや感じたこともたくさんあり、一人ひとりが改めてポイ捨てや海洋ゴミについて考えるきっかけとなりました。何気なく見ていた町の景色も変わってきそうですね。
ポイ捨てされるゴミがなくなることが一番ですが、このようなユニークで面白い競技を通して、楽しく問題を解決する仕組みがより広まればいいなぁと思います!
鳥取代表となった
【03たんけんぶ】チームの皆さん!
全日本選手権、そして世界選手権へと駆け抜けてください!
応援しています♪
とっとりの海に関する取組について紹介しています!