こんにちは、うがちゃんです。
皆さんは【全国露天風呂番付】を
ご存じですか??
“全国露天風呂番付”とは?
1965年から旅行作家として活躍した
『野口冬人』が作った番付表です。
コチラの野口さんですが、
離島を含めた日本国内3300以上にも
のぼる温泉を入りつくしたレジェンド的な人物なんです!
西の横綱 『砂湯』(岡山県)
全国露天風呂番付で西の横綱として
君臨しているのが…
岡山県真庭市にある『砂湯』。
西の横綱に選ばれた理由はいくつか
ありますが、なんといっても…
ロケーションがすごいんです!!
今回は観光協会のスタッフの方に
案内していただき特別に写真撮影を
させていただきました!!
砂湯があるのは“ダム”の真横
湯原温泉街を流れる一級河川『旭川』の横に開放感あふれる形で位置する『砂湯』。
さらに・・・!
真横には『湯原ダム』がドーンとそびえ
たちます。その高さは73.5mと大迫力!
温泉の周りは囲いや仕切りがなく、
大自然をダイレクトに感じることが
できます。
湯原温泉の泉質はph9以上もある
トロトロの『美肌温泉』なんです!
低張性の泉質で、温泉の成分がじんわり
肌に溶け込んでしっとりくっふらした
お肌を手に入れることができるらしい♡
砂湯のひみつ
その1 地底からぷくぷく湧いている
砂湯があるこの場所の地面から
ぷくぷく温泉が湧いているんです!
(→これを「自噴泉」と言います。)
どこからこの温泉が湧き出ていたのか
調査してみたところ・・・!
地表から60㎝ほど砂利の層が続いており、
その下には岩の層が出てきます。
岩と岩の隙間や亀裂から温泉が
ぷくぷく自然に出てきているようで、
年間を通して同じくらいの湯量を保っています。
地表に湧き出たばかりの温泉にダイレクト
に入浴できる贅沢な温泉ですね!
その2 ダムの放流時の大移動作戦?!
『砂湯』があるこの場所ですが、
“1級河川”の中にあり、真横には
高さ73.5mもある湯原ダムがそびえたつ
という≪超超超特殊な場所≫にあります。
問題は、大雨が降った時…!!
普段は下流の洪水などを防ぐために
上流から流れ込んだ水は“湯原ダム”に
貯水しています。
しかし、豪雨により湯原ダムの貯水量を
大幅に超えそうな場合にはやむなく旭川
への放流が行われます…!!
もちろん『砂湯』は旭川の一部と
化してしまうのですが…( ゚Д゚)!
砂湯にある”脱衣所”と“東屋”が流されて
しまわないようにクレーン車で道路に
引き上げて大移動作戦を行うそうです!
豪雨の後は砂湯の中を清掃し、
移動したものを元の位置に戻します。
長年の経験を経て
大切に“砂湯”を守り続けられています。
露天風呂の日 発祥の地
昭和62年6月26日から
「ろ(6)・(てん)26(ぶろ)」の
語呂合わせし「露天風呂の日」として
湯原温泉では全国に先駆けて毎年
イベントが行われてきました!
砂湯の入り方
駐車場は砂湯のすぐそばにある
【河川駐車場】を無料で利用できます!
入浴中の着衣は禁止されているのですが…
女性に向けた【はんざきちゃん湯浴み着】がレンタルできます。
<日帰り入浴の方>
料金:1000円(2000円先払い、返却時1000円戻る)
貸出場所:湯原観光情報センター、湯本温泉会館
※宿泊者は各旅館でも貸し出している場合があるので、各旅館にお問い合わせください。
おわりに
全国露天風呂番付で西の横綱に輝く
【砂湯】はいかがでしたか?
一級河川に浮かびと巨大ダムの真横にある
この開放感には感動間違いなしですね!
ぜひ皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか?
スポット情報
住所:岡山県真庭市湯原温泉
電話:0867-62-2526(湯原観光情報センター)
営業時間:24時間
定休日:毎週水曜日午前中は清掃作業を
行うため入浴不可。