【劇団四季】舞台俳優が案内するミュージカル「キャッツ」の舞台裏。40年続く人気作の魅力の秘密。

40年以上公演が続く劇団四季の代表的ミュージカル「キャッツ」が、広島で12年ぶりの公演をしています!
なんとその舞台裏に潜入させていただきました。

目次

キャッツ出演者 田邊祐真さんが裏側を案内!

舞台裏を案内していただいたのは、島根県松江市出身の劇団四季俳優・田邊祐真(たなべ・ゆうま)さん。
子どものころからミュージカルがお好きで、島根県民ミュージカルにも出演されていました!

今回のキャッツでは、鉄道猫・スキンブルシャンクス役を務めています。

「キャッツ」といえば! 衣装とカツラの世界

様々な猫が入り乱れる「キャッツ」の世界観には、それに合った衣装が不可欠。
ということで、まずはその衣装の舞台裏を拝見。

衣装

衣装がずらりとハンガーにかかっています。見た目はまるでタイツのよう。
猫のしなやかな動きを表現するため、あえて体のラインが見えやすいタイツ状の衣装になっています。

これらの衣装はほとんど手作業で作られ、補修も手作業で行われています。

最もダメージが激しいウォーマーの部分。幕間にも破れてくるというこの部分を、さっと手縫いで補修して2幕へ……なんてことも。衣装さんの技術が光ります。

カツラ

もうひとつの大事な要素がカツラ
猫ごとの性格や人(猫?)物像を表現するべく作られ、模様や形も様々です。

田邊さんが演じる「スキンブルシャンクス」のカツラは、顔のV字のメイクとカツラの模様(毛並みというべきでしょうか)が繋がるよう丁寧に作られているとのこと。

床山スタッフさんによれば、毎日シャンプーするカツラが決まっており、その割り当てをこなしつつ、当日の公演で崩れてしまったものをひとつひとつメンテナンスし、次の公演へ……という繰り返しだそうです。

舞台

キャッツ」の醍醐味だという舞台。
客席に入った瞬間から都会のごみ捨て場に誘われます。

通常の3倍~5倍の大きさで作られたごみのオブジェクトは、猫の目線で作られており、舞台上だけでなく客席の壁にまで「ごみ捨て場」が広がっているのが特徴。

実はこの「ごみ捨て場」に、公演する場所ごとの「ご当地ごみ」が混じっているとご存じでしたか?

今回は広島公演ということで、サンフレッチェ広島の応援グッズが。光らなくなり廃棄されたものでしょうか。

もうひとつ、広島カープのヘルメットも紛れ込んでいます。

舞台にはもうひとつ注目すべきところがあります。
それが、各所に設けられた「」。ここを通って、猫が様々な個所から出現します。

その数なんと53か所! 初めて観劇する人の中には、突然出てくる猫に驚いて声をあげてしまう人もいるのだとか。

↑動画でも公開中です↑

様々な工夫が凝らされたミュージカル「キャッツ」。
広島公演は、2025年2月23日まで、広島市上野学園ホールで興行中です。

ミュージカル「キャッツ」HP

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

日本海テレビの土曜朝の情報番組「スパイス!!」
山陰のグルメ・おでかけ・耳より情報をお届け!
紹介したお店をna-naに掲載しています。
【毎週土曜あさ9時25分~10時30分放送】

目次