【資産形成】40年後の物価はどうなる? 目指せ老後資産3000万円の道

老後必要と思われる資金として2000万円程度というのが一つの目安という話を以前させていただきました。
ですが私の本当の目標は2000万円ではないのです。

現在私の年齢は47歳ですがさて、今の日本の平均寿命を考えるとその年齢まであと40年近くあります。

では40年前の日本の物価はどうだったでしょうか?
小型自動車の価格は平均100万円だったものが今では300万円と約3倍になっています。
缶コーヒーなどは100円だったものが今は150円、160円になっていますね。これも1.5倍程度まで上がっています。

ではこの先はどうでしょう?
日本は30年前くらいから平均賃金も上がることもなくデフレが続いています
それなのに・・・モノの値段だけが上がっています。デフレなのに・・・。

1990年ごろからは日本の物価指数はほぼ横ばいです。
海外から入ってくるものは値段が上がってきていて、国内にあるものは値段が上がらない。
もしくは生産拠点を日本から東南アジアに移して日本で流通する価格を据え置くなどの企業努力もあり、日本のデフレが維持されてきたと言えるかもしれません。

ですが上がるものは上がってきているので、給料が上がらない人たちは安いものを求める傾向が高まり一段とデフレを維持する力が強まった。

結局そのツケが今ドガっと出てきてしまっているという現状です。

日本が拠点を海外に移したため、その国の雇用は増えお金がまわり国がうるおい成長してきています。
かつて戦後の日本がそうだったように製造業が国を支えたわけですね。

さて、ここまで書けばみなさんお気づきのことと思います。

これからは物価がどんどん上がっていきます
この30年間上がらなかった分一気に押し寄せてきます。

では今2000万円で購入できるものが40年後購入できるでしょうか?
私はそうは思いません。
少なくとも物価は2倍、いや3倍くらい上がる可能性を持っています

その時に目標が2000万円では足らないということが起こる可能性があるのです。

ですので私は目標を3倍の6000万円に設定してコツコツ資産形成を行なっています。
目標を高くしておけばもし物価が上がらなかったとしても安心して老後を迎えることができますね。

ぜひ安心した老後を手に入れたい人は目標を一段高めに持っていただけたらともいます。

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この記事を書いた人

平尾貴志のアバター 平尾貴志 有限会社クレイド 代表取締役

米子市出身。ファイナンシャルプランナー。
基本はお金や資産形成について発信しますが、たまには飲食やデジタルについても発信したいと思います。

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