普段は鳥取でローカル向け情報番組を制作している私。
全国放送で競りをテーマにした番組を作ることになり、競走馬を育てる北海道新ひだか町の小さな牧場に密着した。
私たちが密着した下屋敷牧場が競りに出すのは、日本最大の競走馬の競りと言われている「セレクトセール」。
事前審査があり、選ばれた馬だけが出られるのでその名が付いている。
下屋敷牧場は、小さい牧場ながら、過去に「メイショウテッコン」という重賞馬を送り出していて、一目置かれている牧場だ。
今回、下屋敷牧場からは、2頭の当歳馬(0歳馬)がセレクトセールに参加することになった。
牧場主の下屋敷千尋さんは、1億円をかけてアメリカから母馬を購入し、このセールにかけている。
下屋敷さんたちに同行取材し、セレクトセールの凄さを垣間見ることが出来た。
新ひだか町の下屋敷牧場を出発したのが午前3時半。
馬運車に母馬と仔馬を乗せて2時間半ほどで、会場のノーザンホースパークに到着した。
当歳馬(0歳馬)のセールに参加するのは241頭。母馬も付きそうため482頭の馬が一堂に会していた。
それだけで私たちは圧倒されていたが、参加した仔馬たちも同様に圧倒されていて、あちこちから大きな鳴き声が聞こえてきた。
セール(競り)が開始される前に、馬たちが広い展示場に集合。
そこで、馬主さんや馬主に競りを依頼されたエージェントなどが最後の品定めをする。
馬を見る目は真剣だ・・・。
会場では、高級車やアクセサリーなども販売していて、お金持ちが集まる場所なんだなと実感した。
セールは2日間にわたって開かれ、初日は1歳馬、2日目は当歳馬(0歳馬)が取引される。
前日の1歳馬セールでは、なんと4億5千万円で競り落とされた馬も。
昨今の競馬ブームを反映して、今年は例年以上に盛り上がっているようだ。
下屋敷牧場が参加した当歳馬のセールも、億単位の取引があるなど盛況だった。
結局、2日間で総額250億円以上の取引が行われたという。
こんなすごい競りがあるなんて知らなかった。
我々が密着した下屋敷牧場の馬は果たして!?
ぜひ番組をご覧ください。
番組放送に向けて取材裏話をつづっています。
→競りメンタリー【番組D日記】
番組情報
「The競りメンタリー」
番組はTVerで配信中!
https://tver.jp/episodes/epzawynxg4
2022年9月24日(土)午後3時放送
《日本テレビ系列全国28局ネット》
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