「春の皿には苦味を盛れ」春野菜を使った元気レシピを紹介!【歳時記ごはん】

目次

新生活スタート!“苦味”で心を元気に

紹介するレシピ
・鶏肉とセロリの焼きつけ
・春キャベツと春菊の夏みかんサラダ
・かきのミルクスープ

こんにちは、スズです!
今年は例年より早く桜が見ごろを迎えましたが、このお花見、実は奈良時代までは梅の花を観賞するのが一般的だったそう。平安時代になり、桜の人気が高まったことから現代まで「花見」といえば桜の観賞を指すようになりました。今年は桜まつりが開催されるところも多かったので、私も久しぶりの屋台を堪能しました!花より団子です(笑)

さて、いよいよはじまりの季節、春がやってきました。4月は新しい環境になり、日々の仕事や生活には不安がつきもの。さらに4月20日頃は「穀雨」といって、田畑を潤し、穀物を成長させるための恵みの雨が降る時期がやってきます。新生活のストレスに加え、高気圧と低気圧が交互にやってくるこの時期は気象病を発症しやすく、特に女性は頭痛や倦怠感に悩まされる方が多いです。


長い冬を終えて、暖かくなり活動しやすい季節になったので、せっかくならパワーみなぎる春を過ごしたいですよね。今回ご紹介するのは、「春仕様のカラダ」にスイッチを入れるための「苦味レシピ」です。「春の皿には苦みを盛れ」という言葉があるように、冬の間に溜まった老廃物を排出させ、細胞を活性化させてくれる効果が期待できます。積極的に苦いものを食べましょう!(ここでいう「苦いもの」とは、山菜や春野菜などのことを言います)

ストレスを感じたときは、お花を見ると緩和されるといいます。咲き誇る花とともに、精神的にゆとりを持てるよう心身を癒してましょう。

鶏肉とセロリの焼きつけ

《材料 2人分》
・鶏の手羽元…4本
・セロリ…1本
・舞茸…1/2株
・五香粉(ウーシャンフェン)…大1
・オリーブオイル…大1
・塩こしょう…少々

《作り方》

① 手羽元に、五香粉、塩をまぶしておく。
② セロリは薄切りに、舞茸は一口大に分けておく。
③ フライパンにオリーブオイルを入れ、①の手羽元を回しながら7~8分焼く。
④ 全体に焼き色がついたら、空いたところにセロリと舞茸を入れ、蓋をして5~6分焼く。

セロリは元々食用ではなく、薬草として中国から伝わりました。好き嫌いの分かれる独特な香りはストレスを和らげる作用があり、不安定になりがちな春のメンタルケアにぴったり。
味付けに使う五香粉とは、中国をはじめアジア各地で使われているスパイス。その名の通り5種のスパイスが混合されています(メーカーによって種類や数は異なる)。スパイスは、身体を温めたり新陳代謝を上げたり、消化促進や抗菌作用など、カラダに嬉しい効果がたくさん!ぜひ活用してみてください!

春キャベツと春菊の夏みかんサラダ

《材料 2人分》
・春キャベツ…3~4枚
・春菊(柔らかい葉)…1/2束
・夏みかん…1/2個
・塩、オリーブオイル…適量

① 春キャベツは洗って、手で一口大にちぎる。春菊は洗って、葉を茎からちぎる。夏みかんは房から出し、半分に切る。
② ボウルに①を全て入れ、手でさっくりと混ぜ合わせて器に盛る。
③ 塩、オリーブオイルをかけ、味を調える。

「キャベジン」でお馴染みのビタミンUキャベツにたっぷり含まれるこのビタミンは、胃粘膜の活動を調整してくれます。環境の変化は胃腸の調子を乱しやすいため、積極的に摂りたいですね。
春菊も同じく胃腸を整える食材で、古来より漢方薬として親しまれるほど。疲労回復のビタミンCをたっぷり含む夏みかんと合わせて、香りを楽しむため味付けはさっぱりと!

かきのミルクスープ

《材料 2人分》
・かき…4~6個
・玉ねぎ…1/2個
・にんじん…1/2本
・牛乳…200ml
・コンソメスープの素…2個
・水…400ml
・塩、こしょう…少々

・片栗粉…適量
・オリーブオイル…適量

① かきは片栗粉で洗い、水気をきる。
② 玉ねぎ、にんじんは粗みじん切りにする。
③ 鍋にオリーブオイルを入れ、②を炒める。全体に油が回ったら、水、コンソメスープの素を加える。煮立ったらアクをとり、弱火で10分煮る。
④ 牛乳を加え、①のかきを加えて弱火で5分煮る。

牡蠣には亜鉛、マグネシウム、銅などのミネラルが豊富なため、不眠などの緩和に期待できます。栄養価が高く「海のミルク」といわれるだけあって、牛乳との相性は抜群。一日の温度差が高くまだまだ肌寒い4月の夜にぴったりで、心も身体もホッと温まるスープです。

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この記事を書いた人

食事で心と体を元気にすることに全神経をそそぐ系女子。
「美味しくて優しいもの」について発信します!趣味は愛犬と遊ぶことと推し活です。

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