【元保育士の書店員】食育絵本にこだわる尖った出版社の人気絵本「いのちのたべもの」

今回は素敵な出版社さんを見つけたので紹介しますね!

現在発刊している5冊全てが食育絵本という少し尖った出版社の『おむすび社』さん。

でもその思いを聞けば“親子で食に向き合うきっかけになってほしい”と、考えと芯があります。
女性の方が1人で始めた出版社さんで、ますます興味が増します。

その中でも小村書店での1番人気は、
いのちのたべもの』という絵本。

お母さんとスーパーに買い物に出掛けた男の子は、買ってきたものを海のもの陸のものに分けてみます。
こうして立ち止まって考えるだけで、食べることは命をいただくということに気づけます。
食卓に当たり前のように並ぶ命。スーパーに当たり前のように並ぶ命。そのひとつひとつが大切な命だってこと。

「いのちさん、いただきます」
いつもの当たり前になっている食事に感謝が生まれるはず。
お菓子が大好きな子どもにもおすすめ。
小学生以上の子どもたちにも読んでもらいたい内容です。
年少さんの子に読んであげても決して早すぎないと思います。

生きることは食べること、食べることは生きること。

本屋のおしゃべり

家事、育児、仕事とバタバタしていると、早起きした時のひとり時間ってすごく貴重な時間ですよね!
いつもより早起き出来ると、『やったー!本が読める!』と寝ぼけながら、ワクワクして布団から出ます。
小説を読む時の別の世界に浸れる感覚が大好きで、つい没頭してしまいます。

今回は、私の好きな本を紹介しますね。

こちら!小川糸さんのキラキラ共和国
『ツバキ文具店』の続編です。
ツバキ文具店も好きで、何度も読んだのですが、それ以上に好きなのがこの一冊。

キラキラ共和国の主人公は代筆屋
『代筆屋』なんて聞き慣れない職業ですが、これが夢中になるポイント。
想いは形のないものだからこそ、言葉にするのは難しい。でも伝えたい!それを叶えるのが代筆屋。
代筆屋にかかれば、想いを相手に伝えた上に、自分の想いも整理できる。長い人生にいったん区切りを付けることができる。

みなさんは、自分の想いを代筆してくれる人がいたら、誰にどんな想いを届けますか?

代筆を依頼した人、受け取った人の気持ちが伝わって、心が和みます。
手書きの良さ、手紙の温かさを改めて感じます。誰かに手紙を書きたくなるかも。
読んでからずっと心を掴まれている本です。
デジタルの便利な世の中に逆行したい方、読んでみませんか?

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

島根県出雲市で書店をしています。
元保育士で現書店員が絵本の紹介をします!保育士+書店員の2つの観点から、絵本の提案ができるのが強みです!

目次