鳥取のお土産にも。老舗和菓子店が作る、“新時代”の四角い大福と和風クッキー|鳥取市

ごきげんよう。先日お気に入りの和食器に紅茶を淹れて飲んだ時にふと”和と洋の融合っていいな”と思ったしばちゃんです。

今回は鳥取市の老舗和菓子店でみつけた、和と洋のバランスがよく、見た目もめずらしいスイーツを紹介します。

目次

宝月堂(ほうげつどう)

鳥取市のJR鳥取駅から車で10分ほどのところにある宝月堂

明治時代から続いていて創業100年以上も歴史のある老舗の和菓子屋さんです。代表銘菓の一つである生姜せんべい鳥取の民藝運動と関連があります。

店内に飾ってあった民藝運動の中心人物・柳宗悦の言葉です。民藝品について言及された内容ですが、「形式に捉われない自然な形で生まれたものの美は、形式を超えた自由な心や言葉で称賛されるべきだ」という内容のものです。

この伝統あるお店で和菓子の形式に捉われないスイーツを発見しました。

MOCHI cube(モチキューブ)

正方形の断面からカラフルなクリームや餡が礼儀正しく挨拶をしてくれています。こちらはなんと大福です!MOCHI cubeの名前は”大福”と”四角”に由来しています。

大福と言えば丸い形」や「大福は餅の中にあんこ」という概念を自由に超えたお菓子ですよね。

四角いので手にフィットして持ちやすいです。

定番のフレーバーの1つのあずきです。他には抹茶、コーヒー、生チョコ、レアチーズの5種類が通年メニューです。

通常の大福は一口目で中身までたどり着かないこともありますが、MOCHI cubeは一口食べただけで三層の味を満喫できます。どれか一つが強く主張するわけではなく、互いに尊重しているので相乗効果を感じられる味です。

すべてのフレーバーの中心に鳥取・大山の生クリームが入っています。おもちはとても柔らかく、最後は生クリームのなめらかさが印象に残ります。

冬季限定メニューはモンブランといちごです。5月頃まで販売しています。

全ての商品が1個(216円)から購入可能です。

贈り物にギフトボックスもあります。(5個1296円~)

購入時は冷凍状態なので個包装のまま解凍させてからいただきます。目安時間は冷蔵解凍の場合で約2時間、常温解凍で30分~1時間(季節によって変動)です。

お土産にも良いですが、自分へのご褒美にもいかがでしょうか。
日本茶だけではなくコーヒーや紅茶とも美味しくいただけます。

このスイーツは、「飲み物の種類も食器も”和だから”とか”洋だから”とか、捉われる必要はないよ」と言ってくれているような気がします。

砂の丘

もう一つ和と洋のバランスを兼ね備えたお菓子があります。砂の丘和風のクッキーで帰省のお土産や親戚との集まりのお茶請けなどにおすすめです。

鳥取空港や鳥取駅を始め、県内のお土産屋さんでも購入できます。

数種類の和糖をブレンドした和三盆(白:702円)と鳥取・鹿野町産の生姜(黒:756円)をブレンドした2種類の味があります。

女性に人気の高い生姜をブレンドしたパウダーは鳥取砂丘の砂をイメージしています。

和風のクッキーなので一般的なクッキーと比べて軽めの口当たりです。添加物不使用のマーガリンを使っていることによる味わいなのかもしれません。

サクッとした食感を感じた後にホロホロと口の中で溶けていきます。クッキーが形を失っていくことを体感できます。

たっぷりと”砂”が入っています。クッキーを食べるときに好みの量をまぶして、余った分は料理や紅茶の風味付けに使えます。

おわりに

宝月堂の和菓子の概念に捉われないスイーツをご紹介しました。

形式を超えて生まれてきたスイーツの”美”味しさを自由に受け取って楽しんでみてください。

お店情報

宝月堂(ほうげつどう)
住所:鳥取県鳥取市二階町3-121
定休日:日曜
営業時間:09:00~18:30
駐車場:あり
イートインスペース:なし
HP:https://hougetsudou.jp/about-hougetsudou/

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この記事を書いた人

しばちゃんのアバター しばちゃん CA・na-naライター

神奈川県出身。趣味は読書と植物鑑賞。
CAとして働きながら、鳥取に移住しna-naライターを兼業しています。
日本文化に興味があり、歴史的な背景が残っている山陰から再発見・発信していきます。

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