こんにちはウタです(·Θ·)
毎日暑い日が続くとテンションだだ下がりですね。
そんな時には「ちょっと贅沢な暑気払い」いかがですか!?
実はとってもユニークなお店を見つけたんです♪
HINO(ヒノ)
お邪魔したのは
2023年4月、米子市にオープンした「HINO」
昭和の趣が残る古民家をリノベーションした創作フレンチのお店です。
お店の顔ともいえる玄関引戸は取り替えず当時のまま。
開け閉めする時の”カラカラ”と言う軽やかな音が耳に心地良く、建築家さんの意向で、あえて残された理由がわかります。
レトロな玄関引戸を開けると、壁に鮮やかな朱色の鉄筋アートが飾られていました。
こちらは鳥取県出身の造形作家、徳持耕一郎さんによる作品だそう。
コース料理
料理はお箸で気軽に楽しめるフランス料理がベースのコースのみ。
前菜にハンバーガー!?
まずは前菜。
ご覧ください!
なんとハンバーガー!しかもミニチュアサイズで登場しました!
可愛らしいバンズに挟まれているのは
「贅豚」を自家製ベーコンにしたもの。
『贅豚(ぜいとん)』 (·Θ·)?
初めて聞く方も多いのではないでしょうか。
贅豚は、ハンガリーの国宝とも称される「マンガリッツァ豚」に、アメリカのニュージャージー州を原産とした「デュロック豚」を掛け合わせた究極の豚のことを言うのだそう。
ジューシーで歯ごたえある肉質は、噛むほどに旨味が感じられ、まさに名前通り贅沢な豚肉!
ミニバーガーの隣には琴浦グランサーモンと鰹節のマリネ。
白いそぼろ状のパウダーは醤油のクランブルです。
そして黒く丸い形をしたものは「竹炭のチュイルサンド」
薄く焼いたクッキーのような食感のサンドの中に
スキクイーンというヤギのチーズが入っていました。
ねっとりとした食感で、甘みとわずかに塩味もあるこのチーズは、良く塩キャラメルに例えられているようですがまさにその通り!
何とも不思議な味わいです。
前菜を食べ終えると、ふとガラストレーの下に海藻のようなものがあるのを発見。
これも美味しそう♪
ガラストレーを持ち上げ箸を入れようとしたら
「ウタさん、その下の植物は食用じゃないよ!」と友達が慌てて私を制止。
こちらは演出用の植物だそうです( ノД`)
うっかり食べちゃうところでした・・・
皆さんもお気を付けくださいね!
次のお料理は
トマトのオブジェが入ったガラス容器の上に盛り付けられて登場。
もうこれは、料理・・・と言うより一つの作品にしか見えません!
こちらは「境港産の白イカ」
その下にはアンチョビマヨネーズとシャインマスカットが敷き詰められ、周りにはオリーブオイルとレモンパウダー。
白イカとシャインマスカットの組み合わせも斬新ですが、アンチョビマヨネーズやレモンパウダーで食べたのも初めて!
とっても美味しい!
魚料理
次に登場したのは境港産「トラサワラ」のソテー
自家製もろみソースで頂きます。付け合わせは白ナスと岩海苔でこれも珍しい組み合わせです。
トラサワラは一般的に見掛けるサワラとは模様が違い、シマ模様なんだそう(これがトラサワラの由来かもですね)。
身がとっても柔らかく脂が乗っていました!
肉料理
次は
フランス産マグレカナール(鴨の胸肉)の炭火焼きを、黒胡椒味噌で頂きます。
歯応えがあり噛むとお肉の旨味がジュワ―ッと口の中に!
パンはお代わりできます。
欲が出て、まだパンを食べ終わってもいないのに
ちゃっかりお代わりしちゃいましたw
フレンチにラーメン!?
そして驚いたのはこちら!
可愛い湯飲みサイズの器に入っているのは
なんと牛骨ラーメン!
えーとここ、
フレンチのお店でしたよね???
前菜で登場したミニチュアサイズのハンバーガーにもびっくりでしたが、
またもここで驚かされました!
チャーシューは島根和牛の肩ロース。
口に入れると溶けていきました。
このチャーシューを食べるのに歯は要らない!
麺はコシがあり、スープは牛骨の出汁が良く出ています。
ちなみにラーメンは量が選べます。
私達は「並」でお願いしましたが、「大盛」を食べて帰られるお客さんもいらっしゃる程人気なんだそう。
(大盛も値段は変わりません)
デザート(冷菓)
牛骨ラーメンを堪能した後は
ネクタリン(桃の一種)のマリネとエルダーフラワーのグラニテが登場。
まるで果汁入りのかき氷を食べているみたい!
デザート(焼き菓子)
そして料理の締めくくりのスイーツ。
こちらはシェフ自ら持って来てくださいました。
手には宝箱のようなものが!
なんとこの中にスイーツが入っているんだそう。
もう演出が素敵過ぎます。
まるで宝箱!いざオープン!
箱を開けると、
カシューナッツとチョコマカロン、
大山町の井上青輝園さんの抹茶を使った焼き菓子、
アーモンドのチュイルが入っていました。
焼き菓子と一緒に頂いた紅茶は
米子市にある紅茶専門店「レムリア」さんの茶葉が使われていました。
ちなみに紅茶の器は沖縄の作家さんによる作品で全て一点物。
持ち手の丸い部分、これはドアノブなんですよ!
こんなティーカップ、初めてです!
おわりに
いかがでしたか?
料理もさることながら盛り付けの演出
そして器に至るまで驚きと感動の連続でした。
こちらの部屋には素敵な大皿と
グスタフ・クリムトの代表作「接吻」のシルク織タペストリーが飾られています。
シェフの日野さんは鳥取県大山町出身。
大阪で修業された後、地元大山のフレンチ店、
そしてはるか遠く沖縄にもいらしたことがあるんだとか。
店名の「suite du petit marche」は
フランス語で「小さな市場(料理店)」という意味。
お店に来られたお客様に料理やサービス、心地良い雰囲気で、楽しいひと時を過ごして欲しいという思いから名付けられたんだそうですよ。
メニュー
料理は3種類のコース料理で、
5,500円(ランチ限定)、9,000円、13,000円(全て税込)。
完全予約制のお店です。
女子会や記念日、お祝いなどの利用にピッタリ!
日野さんの創作フレンチ
是非皆さんも体験してみてくださいねv(·Θ·)v
お店情報
HINO suite du Petit Marché
住所:鳥取県米子市錦町1-92
電話:080-9309-8573
定休日:水曜日(木、金曜日のlunch)
駐車場:有
完全予約制
<Instagram @hino.sdpm>