ごきげんよう。「限定」という言葉に心を動かされるしばちゃんです。
鳥取県湯梨浜町・泊(ゆりはまちょう・とまり)にある古民家カフェに行ってきました!
週1回・月曜日限定で営業しているカフェです。
曜日限定の背景には”カフェ”と一言で表しきれない心躍る世界が様々に広がっています。
平日休みの人はもちろん、休日休みの人も時間を取って行ってみたくなること間違いなし・・・?
築103年目の古民家カフェ「月よう日」

鳥取県湯梨浜町、趣ある漁村の景色の中にあるのがカフェ「月よう日」。
入り口から特別な世界へ入り込むような雰囲気があります。
100年以上の歴史が刻まれている古民家です。
月曜日限定のワケ

店主・ちさとさんは着付けの先生。
しんやさんはネイリストとバーテンダー。
もともと関東地方で暮らしていて、自分たちの好きなことが実現できる場所を探し求めていたところ、ちさとさんの実家の近くのこのお家にご縁があったそうです。
修復がほぼ不要な綺麗な状態で残されていたそうです。
100年以上前の建築の技術力の高さを感じますね。

カフェスペースは改装した玄関を活用しています。
かつてこのお家の近所に八百屋さんがあり、その帰り道に休憩したりお喋りしたりする場所があるといいなという声がこのカフェの始まりでした。
その八百屋さんの営業日が月曜日と金曜日だったそうです。
曜日限定の謎が解けてスッキリです。

奥に着付け教室のお部屋やネイルサロンがあります。
泊にお店をオープンしたワケ

海や漁港の近くにある湯梨浜町の泊(とまり)エリア。
ちさとさんがお話してくれた泊の魅力は「自分の好きなことや好きなものを実現できる場所」。
何もないからこそ自分の理想を自由に叶えることができるそうです。
Uターンを決めた理由は古いものや昔のものなど<不便益>に興味があったからだそうです。
不便だからこそ得られる価値や効用に注目されていました。
”便利な世の中だけれどそれと同時に何か大切なものが失われつつあるのではないか”と考えていた私(しばちゃん)も同様の理由で鳥取に移住を決めたのでちさとさんに共感していました。
泊の魅力

しんやさんは東京からのIターン。
泊の魅力を伺ったところ「人との距離が心地よい」、
「他の県や市からの移住者に対してオープンマインド」と仰っていました。
住み慣れない街で心地よさを感じられるのは泊の人の温かさのおかげなのかもしれませんね。
メニュー

季節ごとにメニューは変わり、ご飯系からスイーツ系まで、様々なベーグルサンドが並んでいます。
人気のベーグルサンド

お魚のジューシーさが味わえるSABA(鯖)600円。
パンとお魚。一見斬新な組み合わせのように思えますがサバサンドはトルコのソウルフードなのです!
具材は4つ。上から順に、
「レモン→サバ→玉ねぎの甘酢漬け→レタス」です。
鳥取県酒津(さけのつ)で仕込まれたこのサバは特有の臭みが全くなく後味がさっぱりとしています。
私(しばちゃん)が本場トルコで食べたサバサンドよりもしっとりしていて味に奥深さがありました。
その理由の一つは玉ねぎが甘酢漬けになっていることによるのかなと思います!
お魚の油と他の具材の風味がマッチしてベーグルに負けないしっかりとした味わいになっています。

魚の油がとても多いので食べるときは洋服に垂れないように要注意です!
バーガー袋を使っていただきました。

今回訪れた時の季節限定メニューは鳥取県オリジナルの梨である新甘泉(しんかんせん)を使ったものでした。
梨と生ハム、イチジクの組み合わせは「合うのかな?」というのが食べる前の正直な感想でした。
歯切れは良いですがモチっとしたベーグルに梨のシャキシャキ感とイチジクのツブツブ感が合わさって、食感の豊かさを楽しめます。
「生ハムとメロン」ならぬ「生ハムと梨」は塩味と甘味の相性がぴったりでした。

ベーグルと一緒に「野花梅のあまざけ」(650円)をいただきました。
実はこのお店のあまざけは”甘くない”のです。
梅が入っていたこともありますが酸味が強めでさっぱりとした味わいになっています。
甘酒と聞いて想像する味と違いますよ!苦手意識のある人こそ、ぜひ一度飲んでみてほしい一杯です。
野花梅以外にも玄米あまざけ(600円)やいちごあまざけ(650円)もあります。
熟成純米酒粕 無垢

鳥取市青谷町の酒蔵「山根酒造場」で造られている「熟成純米酒粕 無垢」を使用したメニューをお店で出すこともあるそうです。
店内で”無垢”の量り売りも行われていて、これを買いに来るお客様もいらっしゃるそうです。
お肉やお野菜を漬けて焼くだけ簡単♪美味しいお料理の出来上がり。
外部のイベントでもこの”無垢”を使ったお料理を食べられます。情報はInstagramをチェックしてみてください。
イベントを通して「月曜日に予定が合わない方もお店の味を知ってほしい」、「泊の良さを知ってほしい」と店主・ちさとさんは願っているそうです。

『月よう日』で自分の中にある”好きなもの”や“特別なもの”をゆっくり見つめる時間を過ごしてみてください♪
お店情報
月曜日だけの古民家カフェ『月よう日』
住所:鳥取県東伯郡湯梨浜町泊941-1
営業日:月曜日
営業時間:09:30~17:30
駐車場:なし
お店の詳細情報はInstagramをご確認ください。