町の面積の9割が森林の町、鳥取県智頭(ちづ)町。
ここにある、その自然環境を生かした「癒し体験」をご紹介します。
森林セラピー
森林セラピーとは、ガイドの案内の下、森の中での様々なプログラムを体験すること。
今回は鳥取県智頭町・芦津(あしづ)渓谷で体験!
森のプロが考えたプログラムでしっかりと癒しを感じていきます。
水が作り出す音の世界へ「水琴窟(すいきんくつ)」
水琴窟とは、地中に埋めた甕に雫を落とし、その反響音を楽しむ装置。
早速竹筒から聞こえる音に耳を傾けると、雫が落ちた瞬間の「きぃん」という高い音が響いたのち、「ぶわん、ぶわん」というような反響する音が聞こえてきます。
日常ではほとんど経験することがない音の世界に、思わず聞き入ってしまいます。
珈琲を淹れる際、フィルターから滴る雫の音のような、しかし全く別世界の音。
水が出す音にこんな広がりがあったことに驚くと同時に、その音色で心が穏やかになるような心地でした!
ブラインドウォーク
ブラインドウォークとは、文字通り目を閉じて森を歩くことです。
目を閉じて歩くといっても、ガイドが手を繋いで導いてくれるので安心して歩くことができます!
視覚を敢えて閉じることで、それ以外の感覚を研ぎ澄まし、森の音や足から伝わる道のカタチを、改めて知ることができます。
森の風景
森の中を歩いていると、垂れ下がる枝を発見!
上部で複雑に絡まりあい、まさに天然のブランコ!
座ってみると、公園のブランコのようにゆらりゆらりと動きました。
思わず童心に返ったような気分に……。
さらに歩いていくと、芦津渓谷の名所「三滝」を見下ろす位置に来ていました。
普段は見上げるものである滝、それを見下ろしてみると、滝壺から眺めるときとは全く異なる風景があることに気付かされます。
木との対話
森を感じる体験をたくさんしてきましたが、森林セラピーもいよいよ大詰め、ついに森と、自分自身と、心で会話するときがやってきました!
木に身を委ね、ただ自分の心の声に集中していきます……。
力強く立つ木、その温かさに安心しつつ、自然と友達になったような感動に浸ります。
ハンモックでお昼寝
この森林セラピー、お気に入りの木々を見つけ、そこにハンモックを張ることができます!
繭のようなその形に包み込まれつつ、川のせせらぎ、鳥のさえずり、そよ風に揺れる葉の音を感じると、だんだん自分が森の一部になったかのような気分に……。
森を感じるうちに、あっという間に時間が過ぎていきました。
全身を森の中でリセットするかのような体験の数々は、まさに究極の癒し体験!
疲れ切った体を、森の生命力を借りて癒してみませんか?
基本情報
森林セラピー(一般社団法人智頭町観光協会)
住所:鳥取県智頭町智頭2067-1
電話:0857-76-1111