こんにちはウタです!
島根県雲南市で、ギャラリーを併設したとっても素敵な古民家カフェを見つけました!
さっそく皆さんにご紹介しますね。
山猫庵

私が訪れたのは、ギャラリーカフェ「山猫庵」さん。
縁結びの地として知られる島根県出雲市に隣接し、緑豊かな自然と歴史情緒にあふれる町、雲南市にあります。
「いろんな人が集い、ゆったりとした時間を過ごしていただける場所をつくりたい」という店主さんの思いから、もともとは松江市でギャラリーを営業していましたが、建物の老朽化に伴い、ここ雲南市加茂町へ移転。今では移転して7年目を迎えているそうです。
ちなみに、「山猫庵」という店名は、宮沢賢治の「山猫軒」に由来しているのだとか。

玄関に入ると、大きなキルトが私たちを出迎えてくれました。
出雲市のキルト作家、藤江朋子さん主宰の「キルトハウス朋」に通う生徒さんの作品なのだそうです。
色鮮やかな和柄が、眺めているだけで心まで華やいだ気分にしてくれます。

靴を脱いで上がると、二間続きの和室へと案内されました。

立派な衝立(ついたて)を見つけました。
表には紅葉と梅、そしてこれはもしかすると山茶花でしょうか?
別々の季節に咲く花たちが一緒に描かれているのは珍しく、思わず見入ってしまうデザインです。

床の間には、赤富士の掛け軸や趣のあるスタンドランプが飾られていました。
落ち着いた空間に、センスの良い和のインテリアが心地よく調和しています。

ファンヒーターのそばに置かれた両手桶。中には暖かいひざ掛けが入っていましたよ。

ソファーに敷かれているのは、世界三大織物の一つに数えられる日本の伝統的な絹織物、大島紬(おおしまつむぎ)を使って仕立てられた座布団です。
背もたれには、着物地をリメイクしたクッションが置かれています。

和室の向こうにはL字型に縁側が広がり、庭を眺められる造りになっています。

写真では少し分かりにくいのですが、とても広いお屋敷なので、庭もゆったりと広がっているんですよ。
花が咲き始める春や、紅葉が色づく秋の景色も、きっと素敵だろうなと思います。

こちらは、縁側に設けられたテーブル席。お客様に人気の席なのだそうです。
丁寧に手入れされた庭を眺めながら、ここでランチをいただくのも気持ちよさそうですよね。
ただ、この日訪れたのは12月。ここでのランチは暖かくなってからのお楽しみにして、今日は和室の中でいただくことにしました。
ランチメニュー

山猫庵さんのランチは完全予約制(3日前までにご予約ください)。旬の野菜や食材を使ったおまかせ一種類です。
どんなお料理が登場するのか、思わずワクワクしてしまいます。
ランチにはデザートとドリンクも付いていますよ。

ドリンクはこちらのメニューリストから選べます。
友達は、雲南市木次町にある「つちのと舎」さんのコーヒーを。
私は、ドライフルーツ入りのはちみつ紅茶を選びました。

まずランチの最初に出されたのは、食前酒ならぬ食前“酢”。
ランチには毎回、この食前酢が提供されるのだそうです。
今日は、店主さんのお家で採れた柚子を使ったフルーツビネガー。さっぱりとした口当たりで、とても飲みやすかったです。
お酢には食後の血糖値の急上昇を抑えたり疲労回復が期待できるだけでなく、美肌効果まであるのだとか♪これは嬉しい !
山猫庵ランチ 1,900円(デザート・ドリンク付)

そして、こちらが山猫庵のランチ。
ランチのお料理は、店主のお母様が担当されています。
味付けはなるべく控えめにし、素材そのものの味わいを生かすことを大切にしているそうです。

漆塗りの折敷(おしき)に並ぶお料理は、左から時計回りに、
柿の白和え、ゆず大根、煮玉子、クルミいりこ、バターナッツカボチャのスープ、奈良漬け、雑穀ご飯、ネギとちくわの塩麴炒め。
中央には、人参の塩麴ナムルが添えられています。
別皿には、野菜と豆をたっぷり使ったミートローフ。
どれから食べようか迷ってしまうほど、おかずが盛りだくさんです。

お肉の旨みがぎゅっと詰まったミートローフは、豆の食感が不思議とよく合います。
デミグラスソースを絡めると、ご飯がどんどん進んでしまうおいしさです!

バターナッツカボチャのスープは、カボチャの旨味をダイレクトに感じられる味わい。
その優しい風味に、思わずほっと心が和みます。

人参のおかずは脇役ながら、その鮮やかな色合いがランチ全体を華やかにしてくれます。
こちらもご飯が進むおいしさでしたよ。

柿の白和えは、箸休めにぴったりの上品な味わいです。

食事を終えてふと気づいたのですが、食器がどれも本当に素敵・・・!
店主さんのお家に古くからあったものや、譲り受けた器を組み合わせてランチに使っているのだそうです。
どれも骨董品のような趣があり、眺めているだけでも心が躍りました。
ランチを召し上がった方が「自分の家でも、しまい込んだ古い器を出して使ってみよう。」と思うきっかけになれば、と店主さんは話してくれました。
そういえば我が家にも古い食器があったはず。今度、引っ張り出して使ってみようかな?
デザート

そして、いよいよデザートタイム!
デザートは店主さんが担当されています。
山猫庵さんのスイーツは、ロースイーツや米粉を使ったデザートが特徴。
ロースイーツとは、白砂糖・小麦粉・乳製品を使わず、加熱によって失われがちなビタミンや酵素が壊れない温度で調理するスイーツのことです。
食材が持つ栄養素や酵素をそのまま摂取できるのが、ロースイーツの魅力なのだそう。
ちなみに、飲み物に敷かれたコースターは、店主のお母様が着物地をリメイクして作られたものだとか。
大きなプレートには、カクテルグラスに盛り付けられたりんごの赤ワインコンポート、そこから時計回りにラム酒漬けのパウンドケーキ、米粉のフォンダンショコラ、Rawチョコファッジ、獅子柚子のピール、いちごが並んでいます。
チョコファッジはあまり聞きなれないスイーツだったので調べてみると、イギリスの伝統的なお菓子なのだそうです。

美しいバラをあしらったりんごの赤ワインコンポートは、やさしい甘さとりんごのさわやかな風味がたまらない美味しさです。

米粉のフォンダンショコラは、スプーンを入れると中から濃厚なチョコがとろ~り。

ドライフルーツ入りのはちみつ紅茶は、柿・りんご・いちご・オレンジ・ブルーベリーと、たっぷりのドライフルーツが贅沢に入っています。
はちみつのやさしい甘さに、フルーティな香りと果実味が重なって、満足感のある一杯でした。
ランチにデザートとドリンクまで付いてこのお値段は、本当にお得です!
店主のLiLica*(リリカ)さん

こちらが、店主の LiLica* さんです。
ロースイーツクリエイターや米粉ナチュラルおやつアドバイザーの資格を持ち、お店でロースイーツを提供するだけでなく、ロースイーツや米粉のおやつのレッスンや販売も行っています。
スリムな LiLica* さんですが、ロースイーツに興味を持ったきっかけはダイエットだったそう。カラダにやさしくて、我慢しなくても美味しく食べられるロースイーツに出会い、「自分にもできた!」という小さな成功体験が積み重なって自信につながり、そこからどんどんロースイーツの世界に惹かれていったのだとか。
さらに、LiLica* さんは音楽アーティストとしても活動中。エレクトーン奏者として県内外でコンサートを開いたり、雲南市・飯南町で放映されているケーブルテレビ(雲南夢ネット)にはキャスターとして出演したりと、幅広く活躍されています。
そして、山猫庵さんでランチのお料理を担当している LiLica* さんのお母様・純子さんは、アクセサリー作家「杏‑jun‑」としても活動していて、店内では和雑貨やアクセサリーなどの展示も行っています。

店内の一角で、LiLica*さんのCDを発見。ここで買うこともできるそうです。
カフェで流れているBGMも、LiLica*さんの曲なんだとか。
やわらかくて心地いいメロディで、カフェの雰囲気にすごく合っていました。

こちらはギャラリーのお部屋。純子さんこと、アクセサリー作家「杏‑jun」さんの作品が展示・販売されています。

この日は、出雲市に工房がある「さをり工房おいでませ」さんの作品である、さをり織のマフラーも並んでいました。
外出時はもちろん、家の中で家事をするときに巻いておくと首元が温まり、とても重宝するそうです。
さをり織とは、決められた色やパターンに沿って作る従来の織物とは違い、作り手の自由な発想と表現で手織りされるもの。温かくて軽いだけでなく、色合わせや模様などで個性をのびのびと表現できるのが魅力なのだそうです。

こちらは、着物の帯をリメイクして作られたバッグ。
絹ならではの上品な光沢が美しく、エレガントな印象です。
日本の伝統美を、日常の小物としてさりげなく取り入れられるのって素敵ですよね。

着物地で作られたスカートも飾られています。
写真のスカートは、大島紬を使って仕立てられたものです。

「実は、今日はいてるスカートも母の作品なんです。」とLiLica*さん。
着物をリメイクしたスカートは、丈夫で地模様も綺麗で、さらっと気持ちよくはけるんだそうです。
昔は当たり前みたいに着ていた着物も、今はほとんど出番がないですよね。
そんな着物が、こうしてリメイクされて普段着としてよみがえるなんて、すごく素敵だなあって思いました。

いかがでしたか?
「山猫庵で、体にやさしいランチとスイーツを食べて、自然と笑顔が生まれ、ココロもHappyになっていただきたい。ここで過ごす“Happy”な時間を、たくさんの方と共有できたらと思っています。」とLiLica*さんは話します。
自分の好きなことや楽しいと思えることで、誰かの日常のひとときを少しでも明るくできたら、そんな思いを大切にしているそうです。
皆さんも、よかったらチェックしてみてくださいね。
店舗情報
山猫庵
住所:島根県雲南市加茂町三次611
電話:080-5676-6516
営業日:山猫庵のInstagramにてお知らせします
月によって変わりますので営業日カレンダーをご確認ください。
※ランチは完全予約制(3日前までにご予約ください)
〈Instagram〉
























