こんにちは、ウタです(・Θ・)
すっかり秋らしく、過ごしやすい季節になってきましたね。
夏の猛暑から一転して涼しくなるこの時期は、昼夜の寒暖差が大きく、「体がだるい」「すぐに疲れる」といった不調を感じる方も少なくないのだそうです。皆さん、体調など崩されていませんか?
私はというと、歳のせいか、あちこちにガタがきていて…( ノД`)
こんな時こそ、体に優しいランチで元気をチャージしたいですよね。
今日は、2025年5月にリニューアルオープンした「美味しくて体に優しいランチ」のお店をご紹介しますね。
kitchen 和菜

私が訪れたのは、鳥取県倉吉市にある「kitchen 和菜(かずな)」さん。
以前は「小料理 和菜」という店名でしたが、食品添加物を使わず、グルテンフリーのお料理を提供するお店として、2025年5月13日にリニューアルオープンしました。

お店は倉吉駅前にあり、駅から歩いてほんの2分ほど。アクセスの良さも嬉しいポイントです。
駐車場は店舗の裏に1台分だけなので、もしも満車のときは駅周辺のコインパーキングをご利用くださいね。

入り口のメニュースタンドを見ると、ランチは「カリブの海賊」という名前のスパイススープカレーセットと、いろいろな小鉢がついた「おたのしみ定食」の2種類あるようです。
カリブの海賊……凄いネーミングですよね( ゚Д゚)
もう、この料理名を見た瞬間に、今日のランチはこれで決まりです笑
さて、さっそく中に入ってみましょうか♪
店内の様子

こちらが店内です。通路の両脇には個室がずらり。
落ち着いて食事を楽しみたいときにぴったりです♪



どのお部屋も、長時間座っていも足や膝が疲れにくい堀座卓のスタイル。

通路の一番奥にはカウンター席がありました。
ランチメニュー

こちらがランチメニューです。
入り口のメニュースタンドにも掲示されていましたが、スパイススープカレーセットと定食の2種類が用意されています。どちらも食品添加物を使わず、グルテンフリーなのだそうですよ。
ドリンクメニュー

こちらはドリンクメニュー。
種類は少ないですが、無農薬のグリーンティーやハーブティーがあります。
夜のメニュー



夜は一品料理を中心としたラインナップですが、
皆さんメニューの「蒸し物」の項目にご注目を。
ここにも個性的なネーミングのお料理を発見しましたよ笑
“ブラックな茶碗蒸し”、“恋する茶わん蒸し”って何だろう???

そしてこちらも夜の単品メニュー。
「時間の国のアリス」って、なんだか聞き覚えのあるフレーズ……!
このワードにピンときた方は、きっと昭和世代か聖子ちゃんファンのはず♪
もちろん私も・・・(・Θ・)
というか、メニューの中にちょこちょこ個性的なネーミングのお料理があるのが見ていて楽しいです笑
カリブの海賊(スパイススープカレーセット) 2,000円

今回私がいただいたのは「カリブの海賊(スパイススープカレーセット)」。
お料理は
- グルテンフリーのスパイススープカレー
- デザートのようでデザートじゃないお豆腐のムース(←料理名です)
- チリコンカン
- 焼き野菜(レンコン・オクラ)、ゆで卵
- 島の地鶏ささみの和え物
- ニラとえのきのナムル
- 海鮮プレート
- 無農薬野菜のサラダ
- 雑穀ご飯

スパイススープカレーは、ソースのとろみづけに良く使われている小麦粉は入っていません(グルテンフリー)。イカと甘エビ、そして徳島の地鶏「阿波尾鶏(あわおどり)」で丁寧に出汁を取り、3〜4種類のスパイスをベースに、自家製の麹味噌でコクを引き出しているのだそうです。
スパイスカレーと聞くと辛そうなイメージがありますが、こちらは子供さんにもオススメできるほどマイルドな味わいです。

ゆで卵には、自然由来の飼料で育てられ、サルモネラ菌を保菌しない親鶏から生まれた、安心の「健康卵」を使用。
雑穀米は、鳥取県智頭町で農薬や化学肥料を使わず、自然栽培で育てられた「亀の尾米」。
野菜は、地元や智頭町産の無農薬野菜などを中心に、ランチの食材はどれもこだわり尽くしです。
さらにスパイススープカレーをはじめ、チリコンカンやナムルなど、さまざまな料理に使われる調味料のベースは、味噌・塩・麹のみで、砂糖は使いません。すべて無添加で、自家製です。
味噌は、麹の割合を変えた3種類を使い分けているそう。麹も、塩麹、にんにく麹、昆布麹、玉ねぎ麹など、7〜8種類ほど揃っているのだとか。
サラダのドレッシングには、梅酢やレモン麹が使われていて、さっぱりとした味わいが印象的でした。
「無添加にこだわると、味が単調になるのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
店主さんいわく、添加物をあれこれ使わなくても、素材の組み合わせから自然な旨味が引き出されるのだそうです。

ところで、このスパイススープカレーに名付けられた「カリブの海賊」というネーミング、すごく気になりませんか?
店主さんにうかがったところ、海鮮の具材をお皿に盛り付け、金箔を添えた瞬間、キラキラと輝いて、まるで宝箱のように見えたのだそう。
そのときふと「海賊」という言葉が浮かび、このユニークな名前が誕生したのだとか。
えっ、金箔!?言われてよく見たら、プチトマトや黒豆に金箔が添えられていました!
危うく気づかないまま食べてしまうところでした…(・Θ・;)

こちらは“デザートのようでデザートじゃないお豆腐のムース”
最初こう説明されたときに思わず「えっ?」と聞き返しましたが、正式な料理名です。
お豆腐の上にはクルミと豆苗、麴味噌で仕上げてあります。
見た目は確かにデザートのようですが、口にすると、味噌の塩気がきいたお豆腐。
なんとなく湯葉を食べているような、やさしい食感にも似ています。

食後には、抹茶グリーンティーが提供されました。
こちらには深蒸し茶が使われていて、一般的なグリーンティーよりもカテキンが豊富なのだそう。
このランチを食べ終えたあと、なんだか身体がすっきりと整ったような気がしましたよ♪
おたのしみ定食 2,000円

スパイススープカレーも魅力ですが、定食も気になりますよね?
この日のおたのしみ定食はこちら。
ボイルしたブリをメインに、阿波尾鶏のささみ梅肉和え、紫キャベツのマリネ。
味噌と麹で味付けした鶏ごぼうなど、サラダを合わせると副菜だけで全8品。

ブリは、トマト味噌ソースでさっぱりと仕上げられていました。

写真中央のお料理は、大豆ペーストとおからでつくる、やさしいポテサラ仕立て。糖質を考慮して、ジャガイモはあえて使っていないのだとか。

おたのしみ定食にも食後に抹茶グリーンティーが付きます。
時間の国のアリス(野菜のパスタ)990円

そしてこちらは夜メニューの「時間の国のアリス(野菜のパスタ)」
実はこのパスタ、凄く気になったので後日これを食べにお邪魔しました!

見てください!お箸で持ち上げてみると、この細長いのは麺……ではなく、ズッキーニ!
私が驚いていると、店主さんが「野菜をパスタの麺に見立てた“ベジパスタ”なんです」と教えてくれました。
そうでした、お店はグルテンフリーでしたね。
細長く麺状にスライスしたズッキーニを、パプリカ、プチトマト、ブロッコリースプラウト、松の実と和えて、仕上げに自家製ジェノベーゼソースがたっぷりかかっています。
爽やかなバジルに、食欲をそそるニンニクの風味が効いたソース。
野菜との相性も抜群で、これはもうお箸が止まりません♪
ところで、この「時間の国のアリス」という店名の由来が気になりますよね。
実は、聖子ちゃんが好きで付けただけなんだそうです。
聖子ちゃんも、いつか食べに来てくれたら嬉しいなあ〜 (^O^)
「ブラックな茶碗蒸し」660円

そしてもう一つ、私が気になっていた夜メニューの「ブラックな茶碗蒸し」

いざ、蓋をオープン!
具材は干し椎茸に「阿波尾鶏」のささみ、そして黒豆。
正直、ふたを開けて、真っ黒じゃなくて少しほっとしました笑
この黒みがかった色合いは、茶碗蒸しの出汁に黒豆の煮汁を使っているためなのだそうです。
お料理に使う黒豆を炊いた際に残る煮汁は、栄養成分が豊富なため、店主さんはこれまでそのまま飲んでいたそうですが、次第に「この煮汁を何かに活用できないだろうか」と考えるようになり、茶碗蒸しに使うというアイデアが浮かんだのだとか。
とろりとした口当たりの茶碗蒸しは、干し椎茸と地鶏の旨味が卵と溶け合い、奥行きのある美味しさに仕上がっていて、見た目はインパクトがありますが、味わいは驚くほど上品です。
今回、夜メニューの、「時間の国のアリス(野菜のパスタ)」と、「ブラックな茶碗蒸し」を頂きましたが、お店が混み合っていなければ作っていただけるそうなので、気になる方は店主さんに声をかけてみてくださいね。茶碗蒸しは作るのに時間がかかるので事前にお願いしておくと良いかもしれません。
店主の佐々木和子さん

こちらが店主の佐々木和子さん。
お店をリニューアルするまでは、約13年間、居酒屋を営んでいました。
数年前にご自身が体調を崩したことをきっかけに、これまでの食生活を見つめ直すようになったそうです。
食を改善したところ、肌の調子が良くなり、体も軽やかに。
その変化を機に「食で革命を起こしたい」と一念発起し、長年続けてきた居酒屋を、無添加・グルテンフリーのお店へとリニューアルしました。
添加物の入った調味料を使わず、無添加調味料を手作りし、体にとことん優しい料理づくりを追求するうちに、素材本来の味を引き出すことの大切さに気づき、五感が磨かれていく感覚を実感したと、和子さんは話します。
「大袈裟かもしれませんが、美味しさは素材だけでなく、それを感じ取れる“味覚”にあると私は思うんです。私の作ったお料理で、味覚の感覚を少しでも取り戻していただけたら嬉しいです。大真面目に、お客様の身体と心の健康を思って、日々提供させていただいております」
スマホには毎日の食事の記録が……

和子さんのスマホを見せていただくと、すぐに目に飛び込んできたのは、日々のお料理の写真の数々。
「これは…!?」と思わず声が出てしまうほど、ずらりと並んだ手料理の写真。
実は和子さん、体調管理のために毎日の食事を写真に撮り、記録として残しているのだそうです。
たとえば、体調がすぐれない日の食事内容を振り返ることで、今の自分の体質に合うもの・そうでないものが、少しずつ見えてくるようになったといいます。
この習慣を欠かすことなく続けて、約三年半。食事はすべてご自身の手料理。
食生活の改善に取り組んで以来、外食は一切していないのだそうですよ。
おわりに

いかがでしたか?
最後に、店名「kitchen和菜」の“和菜”は、店主・和子さんのお名前と、“おかず”の意味を持つ「菜」を組み合わせて名付けられたのだそうです。
「食材が持つ力を最大限に生かし、身体の健康へとつなげたい」、そんな思いが、店名に込められているように感じました。
ちなみにこの写真に写っている赤い貼り紙の言葉……!
安心してください! 始まりは時間どおり11時30分です♪
終わりは……和子さんの気分かもしれませんが笑
個室でゆっくりランチも良いし、カウンターで和子さんとおしゃべりしながらランチもおススメですよ。
良かったらチェックしてみてくださいね。
店舗情報
Kitchen和菜
住所:鳥取県倉吉市上井町1-9-1
時間:11:30〜14:00、18:00〜21:30
定休日:日曜日・月曜日
電話:0858-26-5043
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