因幡の白兎伝説といえば、ワニ(鮫)に襲われた白兎を大国主命が助けたという物語。
もう一人のメインキャラである「八上比売(やかみひめ)」をご存知でしょうか?
実は、因幡の白兎伝説は、大国主とその兄弟たちが、美しいと評判だった八上比売に求婚に向かう途中の物語なのです。
八上比売は大国主命と結ばれ、子供を授かりましたが、出雲に帰った大国主命のもとを離れ、地元の発展に尽くしました。
巫女(シャーマン)の役割も担っていたとも言われています。
これまでスポットライトを浴びてこなかった八上比売の知名度を上げるため、
おととし、鳥取市商工会議所が中心となって、アニメを製作しました。
メインキャラの八上比売、大国主命、白兎を手掛けたのは、「ラブライブ!」やドラえもん映画なども手掛けた有名アニメーターの河毛雅妃(かわけまき)さんです。
河毛さんは、八上比売を祀る賣沼神社(鳥取市河原町)の近くで生まれ育ち、幼いころから八上比売に親近感を持っていたそうです。
そのメインキャラ達が、山陰合同銀行鳥取営業部(鳥取市)のエレベーターホール入口の壁面を飾ることになり、関係者によるテープカットが行われました。
駐車場から入ってすぐの目につきやすい場所にあり、訪れた人の関心を惹きそうです。
来年は12年に一度の兎年。
鳥取市を訪れた際はぜひ、白兎伝説のメインキャラ達に会いに行ってみてください。