鳥取県八頭町にある「八東(はっとう)ふる里の森」。
県庁所在地である鳥取市から車で1時間ほど離れた標高700メートルの場所にあり、キャンプやサウナも楽しめる自然公園です!
<渓流サウナについてはコチラの記事へ>
珍しい野鳥が子育てをする「八東ふる里の森」
そして、ここは珍しい野鳥が見られる森としても知られています。
特に5月~7月にかけては、鳥たちが子育てをしに集まってくる時期で、その姿を一目見ようと全国から多くの鳥好きさんやカメラマンたちも集まってきます。
6月中旬「オオコノハズクが育っているよ~」とお聞きし行ってきました!
巣だったばかり!オオコノハズクのひな
こちらは、福岡から訪れていた方が撮影した写真!
巣立ってわずか1~2日後の様子です。
私が訪問した日は、ヒナは遠くの木にとまっていて、葉っぱの隙間からちらちらと目をのぞかせていました…。
オオコノハズクとは?
そもそもオオコノハズクとは、フクロウの仲間で、体長は25センチほど。
似た名前に日本で一番小さいフクロウの「コノハズク」がいますが、コノハズクより一回り大きいフクロウです。
子育て中の貴重な姿が見られる森
オオコノハズク自体、あまり姿を見かけることができないのですが、繁殖の姿を見るのは本当に難しいとされているそうです。
ただ、この八東のふる里では、キャンプ場の中の巣箱にオオコノハズクが毎年のようにやってきて子育てをしています。
そのため、この日も関西や九州からもオオコノハズクを見ようと駆け付けた方たちがいて、「こんなに間近で見られるのは、日本でここだけでは!?」と仰っていました。
今年は、3羽のヒナが孵り、6月17日~19日にかけて巣立ったそうです!
ちなみに巣立ちといっても、まだうまく飛べないため、巣箱から落ちるように出ていくそうです…!すごい勇気です。
こちらはその直後にとられた写真たち。
まだうまく飛べないので、しばらくは森の中の木をつたって移動しています。親鳥もどこか近くで見守っているそうです。
写真では大きく見えますが、この時は孵化から1か月、巣立ちから2~3日後で全長はわずか10センチほど。
なんだか毛玉のような可愛さですよね。
他にもフクロウの仲間の姿が!
森の中では、他にもフクロウの姿を見ることができました!
こちらは、アオバズク。
全長30センチほどで、都会の住宅地や神社などで見かけることもあるフクロウなんだそう。
とまっていた木の下にある巣箱で抱卵中で、親のオスとメスが交互で見張りをしているそうです。
望遠レンズのついたカメラや双眼鏡を持っていけば、顔の表情まで見ることができますし、あまりズームできない私のスマートフォンでも、下の写真くらいまでは撮れました!
これから森の中では、このアオバズクや、小さなフクロウ「コノハズク」も訪れ、子育てをする時期へと入っていきます。
フクロウ以外にも、野鳥のさえずりがあちこちから聞こえ、森の中を散歩するだけでもとても気持ちのいい場所です!
鳥も気に入ってくれている鳥取の豊かな自然を、楽しみにいってみてはいかがでしょうか?
スポット情報
八東ふる里の森
住所:鳥取県八頭町妻鹿野(めがの)1572
電話:050-3577-2993
野鳥観察については、野鳥観察協力金として入場料が必要です。(時間帯によって1,000円~)
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