地元サーファーのメッセージが入った「拾い箱」でビーチを訪れた人たちに環境保全を呼び掛けます。
「イイ波乗ってる?拾ってる?」鳥取県内に新たに3つの「拾い箱」を設置しました!
一般社団法人海と日本プロジェクトinとっとりでは、鳥取県内の地元サーファー、地元企業と協力し、
海岸のゴミ拾いで集めたごみを捨てることが出来る「拾い箱」を県内の3か所の海岸に設置しました。
今回拾い箱を設置した海岸は県外からのサーフィン客も多く訪れる場所で、鳥取県の美しい海岸を、
地元の人だけではなく様々な人たちの手で守ってもらえるようにとこの場所を選びました。
拾い箱に入れることが出来るのは海岸に落ちているゴミだけです。
みなさんも海岸のゴミ拾いをしてぜひこの「拾い箱」をご活用ください!
拾い箱とは?
拾い箱とはビーチクリーンなどで拾ったごみを捨てられる箱のこと。
拾い箱を設置して誰でもいつでも気軽にごみ拾いができる仕組みをつくろうという思いから
2017年鹿児島県の与論島から始まりました。
以降この「拾い箱プロジェクト」は、全国各地に広がっています。
鳥取県内では2021年に「拾い箱」の設置がスタートし、現在は小沢見海岸、鳥取砂丘に設置されています。
そして、3月28日(木)には賀露海岸・青谷海岸(鳥取市)、石脇海岸(湯梨浜町)の3か所に拾い箱が新たに設置されました。これで、県内での設置は計5か所となりました。
設置場所をご紹介
賀露海岸(鳥取市)
賀露海岸の設置場所は、舗装道路の奥のテトラポット3番、4番と呼ばれる場所です。
このエリアはサーフスポットとして多くのサーファーが訪れる一方で、重機を入れて清掃を行うのが難しい場所でもあります。海岸の環境保全には地元の人の力が重要な役割を担っていて、こちらの海岸では、定期的に地元サーファーたちが海岸清掃を行っています。
青谷海岸(鳥取市)
鳴り砂の浜として有名な青谷海岸。台風や荒天となった後には、多くの海洋ごみが流れ着きます。
鳴り砂の浜は、重機清掃を入れると数か月もの間、砂が鳴らなくなってしまう事から、人の力で清掃を実施しています。地元団体やサーファー、青谷高校の生徒など地域の人たちが一丸となって海岸を守り続けています。県外からのサーフィン客も多く、環境保全への取り組みが広がる事を期待しています。
石脇海岸(湯梨浜町)
弓形の海岸線とサラサラの「鳴り砂」である砂浜が特徴です。
波の良さも自慢で、全国各地からサーファーが集まります。かつては、多くの海の家や旅館で栄えた町並みも元気を失っています。こうした中で、地元在住のサーファーが中心となり、「海の駅とまりフェス」の開催や、ビーチクリーンなど、石脇海岸の活性化と次世代につなげるための様々な活動が行われています。
今後の展望
今後は、拾い箱のチラシ作成をして周知を図ります。
「拾い箱(漂流ごみのごみ箱)」が鳥取県内の海岸部に点在する事によって、海の環境保全を考えるキッカケとなることは、もちろん、町の活性化や世代を繋ぐ、人と人を繋ぐ一助になればと期待しています。
みんなで海について考え、未来へ続くアクションの輪を広げましょう!
団体概要
団体名称 :一般社団法人海と日本プロジェクトinとっとり
<HP>
活動内容:鳥取の海が抱える問題を、子どもたちをはじめ様々な人々が「自分ごと」として
捉え、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、鳥取県内で行われる海に関する様々なイベントや活動を取材したり、開催しています。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
<HP>
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
<HP>