モネがすべてのはじまりでした。超貴重なモネの作品が見られる美術展が開催中|松江市

こんにちは!社会人1年生のりんです!
今回は、芸術の秋!2023年11月6日まで島根県立美術館(松江市)で開催中の作品展「住友コレクション」に行ってきました♪

目次

住友コレクション名品選

「住友」とは、現在の三井住友銀行の基礎を作った住友家のことです。
今回の企画展では、住友家15代の住友春翆から3代に渡って集めた作品の一部が展示されています。

島根県立美術館

宍道湖沿いにあるガラス張りの明るい館内!
夕方になると夕日がきれいに宍道湖に映り、また違った景色を楽しむことができます!

塗り絵のコーナーもありました!
展示されていた作品の塗り絵をすることができます♪

中にはレストランもあります。

住友コレクション開催中のみ販売されている「アップルシナモンソフト」です。
おいしそう~!!

住友コレクション名品選
-フランスと日本近代洋画-

開催期間:2023年9月8日~11月6日
会場:島根県立美術館
住所: 島根県松江市袖師町1−5
営業時間:10:00~18:30
定休日:火曜日
電話番号:0852-55-4700
駐車場:あり
観覧料:一般1150円、大学生900円、小中高生400円

「はじまりは、モネ」どういう意味?

パンフレットに大きく書かれている「はじまりは、モネ」
モネの作品があるんんだろうな~とは思いつつ、果たしてどういう意味なんだろうと中に入ってみると…

クロード・モネ「モンソー公園」

展示室入ってすぐのところにありました~!
モネの作品「モンソー公園」です。
しかし、1番初めに飾られているのがモネだから「はじまりは、モネ」というキャッチコピーが書かれているわけではありません!

実は、住友家15代住友春翆が初めて購入したと言われているのが、今回の企画展に飾られているモネの作品なんです。また、飾られていたのは、日本にもたらされた最初期のモネの作品だそうです!

クロード・モネ「サン=シメオン農場の道」

こちらもモネの作品です。今回の展では作品展では、モネの作品は2点展示されています

モネをはじめとする多くの絵画は神戸の須磨にある別邸に飾るために集められました。
当時は美術館があまりなかったため、政治家らが住友コレクションを見るために「須磨別邸」に訪れていたそうです。

当時は権力者のみが見ることができた絵画を、一般人の私が見ることができるなんて少し感動します!

作品紹介

モネ以外では、ピカソシャガールといった西洋画家から岸田劉生といった日本画家まで多くの画家による作品85点が展示されていました!

岸田劉生「二人麗子図」

こちらは、岸田劉生の愛娘である麗子が二人描かれた少し変わった絵です。
麗子図は怖い印象があったのですが、二人いると少し怖さが和らいだ気がします(笑)

左:ギョーム・セニャック「ミューズ」
右:山下新太郎「読書の後」

「美の対決」と題して、似ている構図の作品を東西で比較させているコーナーもあります。

また、今回の展示会ではきれいな女性の絵画が多く飾られていました。

渡辺與平「ネルのきもの」

満面の笑みが描かれている作品はあまりなく、どこか物思いにふけっているような作品が多いな~と思いました。

藤島武二「幸ある朝」

目の前で実物を見ると、もっと重厚感があります!
厚く塗り重ねられることによって、深みのある色が表現されていました。

美術館を楽しむコツ

実は私、美術館は勉強の場というイメージで、絵画鑑賞にも少し難しいイメージを持っていました。。
どうすればより楽しむことができるのか美術館の方に聞いてみると…
「説明を読まず気軽に見る」ことが楽しむコツなんだそうです!
ということで今回はキャプションはほぼ読まず、絵を感覚的に楽しもうと思い、回りました

最初は、説明を読まないで楽しめるのかな~と思っていたのですが、そんな私でも「いいな!」と思う作品が見つかりました!
それがこちらです!

ジャン=ポール・ローランス
「マルソー将軍の遺体の前のオーストリアの参謀たち」

今回展示されている作品の中で最も大きい作品!高さは私の身長(168センチ)より高いです。
キャプションを読んでいないため、赤い布の上に遺体があるのは、英雄だったからなのかといったことや、剣を持ったままなのは、戦いの最中に亡くなったからなんだろうかといった、様々な想像がふくらみました。

よく見るとひとりひとりの表情も全く違い何を考えているんだろうと想像するのも楽しかったです♪

もし、今までキャプションをじっくり読んでいたという方は、一度読まずに回り、感覚的に楽しんだ後にキャプションを読んでみるとまた違った楽しみ方が発見できるかもしれません♪

絵画の詳しい説明が書かれている図録です。
美術館でも購入できます。

ちなみに、この絵は、フランス革命で若くして将軍となったマルソーの死が描かれています。
足元で頭を下げているのが敵将のカール大公で、自身が葬儀に参列することを条件に遺体をフランス側に引き渡すという美談が背景にあるそうです。

絵を見た後に改めて背景を知ると「そんな場面だったのか!」と分かり、2度楽しめました!

住友コレクションで芸術の秋を満喫してみてはいかがでしょうか♪

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この記事を書いた人

社会人2年目!na-na編集部で奮闘中!
地元大好き!
山陰の素敵なところをたくさんの人にお伝えできるようにがんばります!!

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